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よくしゃべる猫とストーカーのハエ
「のう、タケルよ。こんな色気もない奴らより、我のほうがよほど魅力的じゃろう?」
勝ち誇ったように笑うベルの顔は、二人より幼く感じるほどだ。
「ハエ女は黙ってて」
妹は超絶機嫌が悪い。頭の中では脳内補完された「兄とカレン」のよくわからないいやらしい妄想で一杯だ。妹は処女なので何をどうするのかわからないが、わからない分余計にそのいやらしさは誇大妄想となって襲いかかった。
「ほう、このニワトリ。まだ懲りておらんのか。儀式の供え物になりたいようじゃな?」
ベルは人差し指でかかってこいと、挑発している。
「…まあいいわ。カレンのことだから、どうせベル程のことはできないし」
ヒナタはそういってやめた。兄にかかと落としをしたことで、彼女のストレスは減少していた。
「意外だな。下賤なネコが、我にたてつくとはになろうとは」
見ていたとはいえ、ベルの怒りはカレンにうつった。あの甘い空間が、何故か魔王を不快にさせた。
「覗き見とは、ベル様も趣味がよろしくありませんな?」
「タケルを抱き起して、ヒーリングで修復するカレンはいたずらに言った。




