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朝の雑談
タケルを起こしてようやく登校である。ベルも当然のようについてくる。
「魔界では退屈しておったからの。人間社会に興味がある」
ベルはとても興味津々で回りをキョロキョロしている。
「しかしヒトはなぜ歩くんじゃ。飛べばいいではないか」
「魔法で飛ぶにはかなり魔力を使いますし、脚も退化しますから」
「ああ見えてみんな、魔力防御したまま生活してるんだ」
「なるほど、魔力を扱うにはヒトの身体は貧弱だからのう…皆の魔力が弱く感じるのはそのためか?」
「いや、魔王と人じゃ、象とアリですよ多分…」
「タケルのあの一撃は凄かったぞ?久しぶりにあんな痛い思いをしたわい」
「いつも戦争なさってるのではないんですか?」
カレンは異界のこととなると興味津々だ。ベルのことをとやかく言えない。
「何千年もしているが、こっちでいうスポーツのようなもんじゃ。例えばケガをせぬよう、様々なルールがある。しかも我くらいの魔王級になると、命令ばかりで、実戦にでることもないしの」
ベルはそれよりも、着なれない学生服のヒラヒラが気になっているようだ。
「しかし面倒な世界じゃの。いろいろ面倒じゃわい」




