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ラッキーではないビッグバン
タケルの用意した朝食を食べながらヒナタはつぶやく。
「羽をしまっておくのって、案外大変」
気を抜いたのか、ヒナタの服が背中からめくりあがる。そこには四対の羽が重なって生えている。その羽の数が多いほど、位の高い天使の証らしい。つまりヒナタはそこそこ偉いというか、強い天使になる。
「見るな変態!」
貧乳なので、ひっかからずに胸の上まで服がめくれあがっている。それをタケルが見たのは1秒足らずだった。その直後、ビッグバン並のキックを食らい、タケルは悶絶した。
「服の背中に穴でも開けときたいわ」
「今の、タケルさんは悪くないような…」
カレンは、その暴挙に同情っぽく笑う。確かに勝手にめくったのは妹の羽だ。今やカレンはヒナタのビッグバン発動を抑制する事が仕事になっていた。だからそういいながらも魔力吸収の水晶は常に持っている。
今の覚醒化したヒナタのビッグバンなら、周囲にも被害が及ぶからだ。
「あなたは国家なんたらの仕事があるんじゃないの?」
妹はそのことにもイラついていた。




