70/84
ベルゼブブの忠告
ベルゼブブはタケルを召喚した。自室の三階に。
「おうタケル!お主に忠告をしようと思っておったのじゃ」
三階はいろいろな魔物がひしめく、文字通り魔界になっていた。
「あれは危険すぎる。その存在が天使や悪魔に見つかれば、我やお前の妹もただではすまん。少なくともこちらの世界には二度と戻ってこれんじゃろうな」
「そ、そんな大変なことなのか」
「お主もレオン達から聞いておろう。『観測者』スクルドのことを。あやつが天界でその話をしておれば、我と相対する前に、お主たちは天使か悪魔か、いずれかの勢力に牢獄にいれられておったわ」
「お、おどしてるのか?」
「信用しなくてもよいが、その場合お主は数千年その牢獄からはでられん」
「わかった。忠告ありがとう」
「わしはお主らに多大な貸しがあるのを覚えておけよ」




