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クララの異変
カレンは心配だった。ヒナタの強大すぎる魔力が果たしてクリスタルの許容限界を超えるのではないか、と。だがカレンの言葉が効いたのか、ヒナタの怒りは収まってきたのか、次第に周囲の異変が減っていくとともに、クリスタルの明滅も消えた。
兄はそれに気づかないようで、携帯でのやりとりに夢中だ。カレンはそれをさみしいと思ったが、今はヒナタをなだめるのに必死だった。
「学校に戻らないと…」
タケルは、意を決した顔で言った。ヒナタの表情が、またやばいことになってきたので、カレンは二重の意味で、泣きたい気分だったが、先に聞いてみた。
「何かあったのですか?ごじゅじん様?」
「なんかレオンと何かあったみたいで、泣いてるんだ」
「私たちも行っていい?」
いつになくヒナタは真剣な面もちだった。




