前へ目次 次へ PR 22/84 ターゲット クララは二人を尾行していた。何故かはわからないが、嫌な予感がしたのだ。 その予感は的中した。彼らは妹を伴って下校をはじめた。あまりにも不自然な光景だ。普段は一人で帰るタケルが、妹と今日転校してきた帰国子女と帰るのだ。何かある。 と、後ろから気配を感じ、クララは振り向いた。 「よう、何やってんの?」 それはレオンだった。 「ターゲットを見つけました」 おもむろにカレンは口を開いた。 「この学校ではレオンと名乗っている男子生徒、彼は人間ではありません」