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詩集・『The Limit of Spirits』(仮)  作者: 風快李吏


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㉒「愛病家」(仮)

"ふつう"で何が悪い?

それじゃあなた達の"良し""悪し"は

何が基準なんだい?


「考えたくない」?

「考えられない」?


矜持を主張して我々言う割りには

あんたらのアイデンティティは案外

安価なお飾りね


能書き垂れたジャンクフード貪りながら

その割にはよく喋りよく群れて

その分の毒素をよく吐き続ける

"保護"を掲げながら"保護"しているのは…?


この時分の僅かな間でなき聲が聴こえます

数百数秒数万分の一 刹那の時の中で

極微小な血管は千切れそうだ

あらゆる重圧とノイズ

キャンセル待ちの空席で

誰からも愛される家猫は喉を鳴らしている


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