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ディストピア2030〜信じるか信じないかはあなた次第〜  作者: 地野千塩


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従花

 あれを打つと、人体がマグネット化するとか、5Gに繋がるとか、獣の刻印になるとか、全部嘘。


 Aは陰謀論系のインフルエンサーだったが、こういった怪しい情報をわざと拡散していた。ちなみに別の薬品が効くというのも嘘だが、あえて拡散していた。


 ボランティアでやっているように見せていたが、実はこれが仕事。デマを拡散するだけで月々三十五万円以上の収入があった。


 表向きはウェブマネージメントという会社の社員。こんなデマをネット上で拡散するのも仕事だったのだ。


 なぜ、こんなワクチンのデマを拡散させているかはわからない。上司に聞いても答えてはくれないが、何となく察する。おそらく極端なデマをわざわざ広める事で、逆にその信用を落としているのだと思う。


 もっとも在宅でスマフォ一台でできる超楽な仕事。上司の思惑とかはどうでもいいか。言われた通りにやっていれば、安定した収入がある。わざわざ文句を言って美味しい立場は失いたくない。


「アレは獣の刻印です! 打つと遺伝子が改造されてゾンビになります!」


 今日もせっせと嘘をばら撒く。何の実も結ばない。人々は混乱し、対立を深めるだけだが、美しい徒花を咲かせましょう。


 Aは死んだ目をしながら、上司に言われた通りの言葉を打ち続けていた。

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