↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ディストピア2030〜信じるか信じないかはあなた次第〜  作者: 地野千塩


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

99/329

ブスの多様性

 最近、映画を見ていると、必ず脇役にブスがいる事に気づいた。悪役ではなく、主人公にいい感じのアドバイスをするポジションにブスが多い。海外の映画では特にそうだった。


「最近、ブスにも多様性って事で、脇役にごり押しされているらしいよ」


 夫と一緒に映画を見ていた時、彼も違和感があったようで、色々と教えてくれた。


「ブスを出しておかないと賞も取れないらしい。まあ、利権だろうな」

「そっか……」


 しかし、画面にブスがいると本当に違和感がある。悪役やモブなら気にならないが、なぜ良い感じのポジションにブスがいるのだろうか?


 その内、主役にもブスがごり押しされるようになった。笑えない感じのブスとハイスペのラブストーリーだったが、モテない女の妄想を具現化したような雰囲気で居た堪れない。


「何この、ブス!」


 私はイライラして、映画を見るのをやめてしまった。私だって美人ではないが、わざわざ映画でブスなど見たくもない。鏡の中だけで十分なんですけど。


 私と同じような事を思っている人は多いようで、ブスの主役の映画は一瞬で廃れた。前よりも酷いルッキズムになったようで、今流行ってる映画はモブやちょい役のおじさんキャラやエキストラに至るまで美形で揃えられていた。


 多様性のゴールは、だいたいこんなもんだ。かえって当事者の立場を悪くするだけ。最初から特別扱いなどせず、フラットに扱っていた方が良かったのかもしれないが、もう遅い。


「やっぱ美男美女の映画は素晴らしいわ……」


 ルッキズムで配役されたキャストの映画を見ながら、うっとりと目を細めていた。画面はブスなど完全に排除され、夢のように美しかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。