地球―ほし―のはじまり
はるかいにしえの時代。
ある銀河の、ある星団の中に、緑豊かな美しい惑星がありました。
名を、ディレイアスといいます。
ディレイアスからはふたつの月が見えます。
赤い月と青い月。
ふたつの月は、ディレイアスとは比較にならないほどに高度な科学技術を有していました。
好戦的な赤い月の民は、ディレイアスを植民星にすることを考えています。
武力で支配することを嫌う青い月の民は、ディレイアスの豊かな資源と引き換えに、ディレイアスを赤い月の侵略から守ってくれていました。
その一方で、赤い月と青い月とは、雌雄を決すべく激しい戦いを続けていたのです。
ある日、宙に異変が起きました。
青い月が、沈黙を始めたのです。
それを皮切りに、次々と起こる異変……。
しかし、その異変は、ずっと前に予測できたはずのものでした。
ディレイアスの王女が、恐れることなく、星の声に耳を傾けていたならば……。
――これは、ディレイアスと地球とを繋ぐ……新しい創世の物語です。
※夢学無岳様「大人も子供も楽しめる新しい異世界小説を読ませてください」企画への参加作品です。
ある銀河の、ある星団の中に、緑豊かな美しい惑星がありました。
名を、ディレイアスといいます。
ディレイアスからはふたつの月が見えます。
赤い月と青い月。
ふたつの月は、ディレイアスとは比較にならないほどに高度な科学技術を有していました。
好戦的な赤い月の民は、ディレイアスを植民星にすることを考えています。
武力で支配することを嫌う青い月の民は、ディレイアスの豊かな資源と引き換えに、ディレイアスを赤い月の侵略から守ってくれていました。
その一方で、赤い月と青い月とは、雌雄を決すべく激しい戦いを続けていたのです。
ある日、宙に異変が起きました。
青い月が、沈黙を始めたのです。
それを皮切りに、次々と起こる異変……。
しかし、その異変は、ずっと前に予測できたはずのものでした。
ディレイアスの王女が、恐れることなく、星の声に耳を傾けていたならば……。
――これは、ディレイアスと地球とを繋ぐ……新しい創世の物語です。
※夢学無岳様「大人も子供も楽しめる新しい異世界小説を読ませてください」企画への参加作品です。