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14 武器屋にて(4)

あらすじ


    ・武器屋にてアニータが新作弓弦発見、収録へ。

    ・トレイルブレイザー来店、フォグ相棒と出会う。

    ・ミリアリア、アニータに捕獲される。

NEW ・一緒に収録へ。 ←イマココ


人物・団体


【ワイルドイーター】

トップランカー冒険者PTで記憶石配信の常連。

飯テロ配信で有名。


アレン:剣、大剣使い。食いしんぼ。

アニータ:弓使い。食いしんぼ。


【トレイルブレイザー】

駆出しをそろそろ卒業な探索者PT。

全員ワイルドイーター推し。


フォグ:剣、盾使いタンクだったが斧に乗り換え。

    中二病予備軍。

ミリアリア:双剣、弓使い。アニータ大好き。

エルク:純魔法職何でも屋。突っ込み担当。


【マルクス武器店】

マルクス:店主。オヤジ。おやっさん。おじさん。

【アレン視点開始】


「皆さん、こんにちわー」

「ワイルドイーターの弓担当アニータでっす。」


収録が始まった。

ちなみに今は俺、アレンが記憶石を操作してアニータを収録している。

試射のシーンではアニータとミリアリアが操作して一人称視点で収録する予定である。



「今日はですね、リアーネの街のギルドの隣にある武器屋さん、マルクス武器店にやって来てます。」

「我々ワイルドイーターですけども、昨日までオーウ山単独突破とかやってまして、丁度今日のお昼前にこちらに着いたばっかりなんですね。長距離行軍だったのでメンテナンスでこちらのお店にお邪魔したんですけど、先程ちょっと変な弓弦見つけたので紹介したいと思いまっす。」


「そのま・え・に。」

「たまたまお店に来てた弓師の娘を捕獲しましたっ!」

「ミリーちゃんおいでー。」


「・・・はい、こちらミリアリアちゃんでっす。宜しくね?」


「皆さんこんにちわ。先程アニータちゃんに捕まってしまったミリアリアです。何時もは双剣とかしてるのでアニータちゃんみたいに上手じゃ無いですけど。」

「今日はよろしくお願いします。」


無難に自己紹介。


「おっ?テンパってた割には割と喋れるね?」


俺もちょっと思った。


「あ、いつもアニータちゃんの観てるので・・・」

「あといつか自分でもやってみたくてですね。」


「なるほどー。と言うわけで今日はミリーちゃんと2人でお送りしまーす。」


ミリアリアちゃんも何とかなりそうで何よりだ。


2人で、商品の特徴と使い方を説明していく。

さて、一通り説明したら今度は試射である。

収録モードをOFFにしてっと。


【アレン終了】


「アニー!」


アニータに記憶石を放り投げた。


「はいはーい。そんじゃ次はミリーちゃんかな?」

「はいコレ持ってー。使い方は分かる?」


「あ、多分?」


「オッケーオッケー。分からなくなったいつでも聞いてねー。」


「はい!」


すぅー。はぁー。

大きく深呼吸。


「それじゃー行きます。ぽちっ。」



【ミリアリア視点開始】


「ここからはあたしミリアリアがお届けしまーす。」


やばー。

ちょっと緊張して来た。噛みそう。


「それじゃミリーちゃん早速なんだけどやって行きましょうか。」

「と言うわけで、先程お見せした弦を張った弓がこちら!」

「この弓はですねー、ミリーちゃんがいつも使ってる弓になります。」


繋いでくれたアニータちゃんの後をさらに継ぐ。


「えっと。最初にも言いましたけど普段剣使ってるんで普通の短弓です。」

「サブウエポンなんで邪魔になってもアレなので。」


一応弓の説明とかしてみた。


「それじゃ先ずはミリーちゃんに通常射と強化状態の比較を・・・」





順調に進んでいる収録を眺めながら、


「いいなミリー。俺の黒切丸の試し斬りだったのになぁ。」


フォグがちょっと飽きてきたようである。

ほっぺたをぷっくり膨らませている。

ソレを察知したのか武器屋のオヤジがアレンに、


「ところでアレンくん今割と暇してる?」


と聞くと、


「あー、最初は助手とか言ってましたけど、ミリアリアちゃん捕まっちゃいましたしね。多分しばらくは見物組かと。」


一応エルクも引きの絵を記録しているので特にすることも無くなった。


「お、そいじゃあね。」

「そっちの彼が、、、えーとフォグくんね。」

「剣折れて斧にコンバートしようかって話になってね、ちょっと試して良かったらその斧買うって事なんで、良かったらアレンくんに手解きとかお願い出来ないかなーと。」


と、持ちかけた。


「うぉ!マジか!」

「是非おなしゃす!」


フォグは舞い上がった。


「俺でいいんすか?」

「俺別に斧に詳しいわけでもないッスよ?」


とアレンが言うと


「あー、アレンくんはほら。なんて言うか武器の形状とかじゃなくて刃の使い方の感性がちょっと独特だから。」

「他の子と比べたら解釈が段違いだよね。」


「僕も使えなくは無いけど、刃物の扱いならアレンくんの方がずいぶん上手だしねぇ。」


「フォグくんは多分アレ。感覚派って言うか扱い方フワッとしてそうだから、一度見せてもらうといいと思うんだよね。」

「あ、言葉で説明されるのはあんまり得意じゃ無さそうだから、目と身体でかな?」


と、おやっさん。


「考えるな感じろってヤツか。」


と言う訳でアレンの斧講座が始まった。



後書

エルクが空気すぎた。



収録の補足


今まさに体験している事も記録する方法と、過去の記憶を思い出して記録する方法があります。

もちろん生録画の方が情報量が多く鮮明、そして正確です。過去録画は記憶の美化や劣化の問題がある為、記録としては信憑性が下がります。


今回アレンが撮影班の様な事をしてますが、自撮りしたい時はどうすれば良いだろうか。と、思ったので考察してみました。

鏡使えばいけるのではないかと思いました。

とはいえ常に鏡を持ち歩くのは大変なので、魔石、あるいは魔法で水の膜を作って光を反射すればどうか?と言うところに落ち着きました。

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