第三章完結記念・作者あとがき
あとがきを作成してみました。
あ~~~~~っっ!!!!!!!
苦節 約三十万文字……。
文庫本換算にして三冊分ラストに、二人はとうとう、くっつきやがりました!!
やっと、二人は恋人関係になりました!!
めでたし、めでたし……なんて(笑)
ご安心を。。
一つお伝えしたいのは【物語は全くと言っていいほど終わってない】です。
だってまだ「高校一年生の夏休み」なんだから……。
この物語が何のために二人をフィーチャーして描いてきたか、
それもこれもここから始まる
【健全なイチャイチャを、皆で溶けながら見守るため】に決まっているでしょう!!??
どうしても、ジャンルは「現実世界・恋愛」ですので、
いきなりくっついたり!恋をしたり!!とはならなかったです。
それがこの作品が抱える一番大きな壁・テーマでしたので、
ここまで読んでくださった皆様には本当に頭が上がりません。
いつもありがとう。
寧ろ、これから昨今の急展開ラブコメ業界に「リアル志向」もやっぱいいよね! と一石を投じていけるような二人が見られると思っています。(そうなれば、嬉しいです)
お互いに想い合い、好意を伝えあう前に「やってはいけない事」を伊織くんが耐えてくれましたし(本当に??)、和栞さんのお茶目な「無自覚愛嬌アタック」を防御してくれました。そんな紳士的な主人公を想定していたのですが、
イチャイチャ……イチャイチャし始めた第三章くらいで、
作者はもう震えるほど、二人の今後に期待しております。
「甘々」という言葉も難しくて……。
付き合ってないからこそ甘く感じるシチュエーションが本作では通用しない!!
なぜなら伊織くんが「そんな人間・性格じゃなかった」からっていうのが大きくて、物語に動かされる駒のように彼を描きたくなかったので、現時点ではジャンル「甘々」から少し遠いのかもしれません。
でも、ふたりはそれなりに良識の範囲内で過ごしていましたが、四章からは恋人同士なので、そんなことも言ってられないけどねっ!!?と思っています。
執筆作業は作家が思いもよらぬところで
登場人物が「動く」体験をすることがあります。
例えば……で三つほど紹介してみます。
ネタバレは含まれませんが、段落で分けています。すっ飛ばしOKです。
第37話「和栞さんとニコイチ」
和栞さんが伊織くんにコーヒーをおもてなしする回ですが、この話自体、物語の初期プロット(設計図)には存在していませんでした。
もちろん、話自体無かったものですから、ペアタンブラーの用意なんて彼女はしていなかったです。
でも、本文に描かれてはいませんが「ちょっとでも気がついてほしいあなたへのこの気持ち!」と思ってしまった和栞さんは、買い物中に安売りのペアタンブラ―を発見してしまいます。そして、家にあっても困らないだろうと、買い物かごにそっと忍ばせるのです。それから、伊織くんにコーヒーをもてなすまでの、
るんるん和栞さん( *´艸`)は本文中の通り……。
第48話「てばなし」
恋を知らない二人なら、異性と乗るエスカレーターですらどうすればいいのかわかりません。手を繋いでいたい思いと、これからどう手を握ればいいのかわからない二人らしい行動に、作者も思わずキュンキュンしながら執筆してました。
なんせ、初心な二人ですもの。そう、うまく恋は進みません……です。
第84~85話「和栞さんが提案してきたゲーム(前後編)」
もうお互いに相手に思われているのでは?という気持ちが爆発してしまっているので、恥じらいもあまりなく、周りが見えていません。
このゲームはまさしく和栞さんが思いついちゃって勝手に始めちゃったので、作者は指をくわえて見てました。恋愛において「恥ずかしい」という気持ちは、どちらかの熱量が沸騰してその均衡が崩れたときに発生するものだと感じています。でも、二人の行動に迷いはなく好奇心のままにこのゲームは進んでゆきます。その時々で恥ずかしいと思うことあれど、まさしく二人は「福岡の地で生きていたなぁ」と思うのです。
他にも、母の日プレゼントを探し回ってた2人ですが、和栞さんが道を間違えるシーン。それも和栞さんに作者は「してやられて」います。もっと手が繋ぎたかったのかな?とか思ってます。探してみてね。
と、まあまあ話し出せばキリがなくなってしまいますし、
二人にも悪いのでこの程度にして、今後サイドストーリーとして、
あの時二人はどう感じていたのかを、読者の皆様へ補完できれば嬉しいと思っています。
そして、お待たせしましたが、第四章の告知です。
ようやく交際がスタートしました二人に待ち受けるは、残り二週間の夏休み!
明かされた二人の誕生日も続いて控えておりますし、
作者はキーボードを引っ叩く日々が続きそうです。
私の夢は「この物語が書籍化」されて、
可愛い和栞さん、紳士な伊織くんが更に笑顔で生きてくれて、
沢山の人に癒しをお届けできる事です。
そのためにも、皆様からの応援は必要不可欠であり、
ありとあらゆるWeb小説サイトにて話題となる必要がございます。
あなたの応援・評価が私の糧になります。
そして最近感じた
【この作品を読んでくれたあなたの目は間違ってないよ!】という思い。
これを作品で恩返しできるように、頑張ります。
是非、誤字脱字報告やひとことの感想でもお待ちしております。
これからの展開にご期待くださいますと共に、
変わらぬ応援の程をよろしくお願いいたします。
懸垂(まな板)
 




