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神が宿る世界でー能力者育成機関本部決定戦編ー  作者: 斑鳩
第2章 集約する力(サマライズ・パワー)
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第22話現状打破(ステータス・ブレイク)

正一は引き金を引く。すると、実弾は田所へと放たれる。


「……見えるのか?」

「当然!これよりも見ろ!この肉体美を」

「ふざけるな!」


正一は実弾が入った拳銃を乱射する。


「無駄だ!」


田所はポージングを決めながら、自身の能力である現状打破(ステータス・ブレイク)を発動させ、実弾が放たれた現状を変更させた。


「あり得ない。どんな動体視力をしている」

「……実弾では、俺のこの肉体美を傷つける事は叶わない」


正一は実弾が入った拳銃を下ろし、魔力を蓄えた拳銃を田所へと向ける。正一は直ぐ様、引き金を引く。

そこからどす黒い魔力が放出される。


「何度言えば分かる?」


ポージングを決めながら、田所はその肉体美を見せつけながら、正一が放ったどす黒い魔力を自身の能力現状打破(ステータス・ブレイク)を発動させ、どす黒い魔力を消し去る。


「目視出来れば当然の結果だな」

「知っていて何故無駄な事をする?」

「目視出来なければ、どうだ?」


正一は木の破片の一部を操作し、田所の背後から突き刺す。


「……この肉体美を見て、傷つけるとは……この美しさを理解出来ていない様だな」

「何の話だ?」

「美しい、芸術品を見て、傷つけようとするか?否、美しさの余り、愛でてしまう」


そう告げた田所は涙をながし始める。


「俺のこの肉体の美しさが足りないばかりに、お前は攻撃をしたのだ」

「美しい、美しくないで、攻撃を止めるつもりは無い」

「どれだけ、その意志があろうと、美しさの前では、何も出来ないものだ。許されるのは、ただ眺める事だけだ」

「……お前の話をこれ以上聞くつもりは無い」

「聞く必要は無い。見れば、良い。この肉体美はここにある!」

「……下らん!勝負にそんなものは必要ない」

「ならば、この勝負で証明しよう。この肉体美の素晴らしさを!」


田所は自身の足や背中に突き刺さった木の破片を抜くと笑みを溢す。


「お前の念動力と俺の現状打破(ステータス・ブレイク)……どちらが強いか、どちらが美しいのここで雌雄を決しよう」


田所は勢い良く走り出すと、正一へと殴りかかる。

田所の拳が正一に届く前に魔法陣へと衝突する。


「俺の能力を警戒し、ギリギリで出したか」


田所の能力、現状打破(ステータス・ブレイク)によって、魔法陣消え去ったが、魔法陣によって田所の一撃は無力化されていた。


「なかなか、やるなぁ。俺の肉体美を拝んだからには、これぐらいやって貰わなければ困るがな」

「黙れ。お前とは、喋るつもりは無い」

「そうだな!お互いに肉と肉をぶつけ合い、語ろうか!」

「……黙れ!」

「俺の強さは、この肉体美はあの時、母さんとの約束通り、無敵となる」

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