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赤い毒  作者: 蒼目ハク
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エピローグ

 今日は日曜日。ぼくは朝からずっと部屋にこもって勉強してる。

でも、壁にかけられたカレンダーが気になって集中できない。

 他の曜日と違って、どうして日曜日だけ“赤い”んだろう? ムズムズする。この気持ちは何?


 下でお母さんの声が聞こえる。ぼくの名前を呼んでる。いつから呼ばれてたんだろう? ちょっと怒ったような声。

 ぼく、何かしたっけ? 何か怒られるような、悪いこと……。

 テストの点数が悪いから? 運動会でビリになるから? それとも、女の子たちに交じって遊んでることかな?


 お母さんが階段を上ってくる音がする。さっきよりも大きい声でぼくを呼んでる。

 どうしよう……怖い。誰か助けて……。

 ぼくはあわてて机の引き出しからお守りを取り出す。赤嶺先生がくれたお守り。


 ノックする音。ドアの外でお母さんがぼくを呼ぶ声。

 ぼくは深呼吸をしてイスから立ち上がった。

 大丈夫。お守りが心を守ってくれる。攻撃されても血を止めてくれる。

 ぼくはドアに近づいた。そして、背中にお守りを隠したまま、ゆっくりとドアを、開けた。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

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