【序】 オリジナル
二〇一六年 一月 一七日 突如未知の生物が軍を成し人を襲い始めた。
日本だけではなくアメリカ、ロシア、中国、ヨーロッパ全土を中心に同様の事件が多発している。中東やアフリカ、南アメリカでは比較的鬼の襲撃が少ない模様。
世界中の様々な場所が過去の軍旗を風に靡かせた軍隊に奪取される。
同日、内閣総理大臣は国会の反対を押し切り、国民の命を守るため、自衛隊に防衛、治安維持出動を命じた。この時一部の自衛隊は既に上層部の独断で発電所に出動していた。
同日、直ちに出動してきた自衛隊と警察の協力により未知の生物が名古屋市に襲来する前に防衛ラインを築くことに成功。深夜人々の混乱が収まると同時に防衛ケ所を少なくするために橋も一部を切り崩した模様。
同日、北海道の函館が誠の御旗を掲げた鬼たちに陥落させられ、これにより北海道は本州からの補給に期待できなくなる。
同日深夜、神戸市との連絡途絶を皮切りに東北、九州、中国、四国地方の一部都市と連絡が次々に途絶していった。
同日深夜、自衛隊は未知の生物に奪取された街にいる人を救うため、武力救出作戦に出るも、各地で失敗が相次ぐ。政府の命令で愛知の自衛隊は岐阜に大部隊を送り込んだが鬼に占領された岐阜市内を目の当たりにし撤退した。
一八日、東京と通信が取れる都市が水戸、栃木を除く関東周辺の都市、大阪、名古屋、福岡周辺、京都全域、金沢、札幌、松江、静岡、沖縄となる。
同日、大阪との通信が途絶。
同日、全世界でフランスとの通信が途絶える。
一九日、バラバラだった放送局が国営放送を中心に一体化する。
同日、陸を危険と判断したアメリカ首相部は原子力空母に退避する。
同日、九州沿岸部に倭寇と思われる中国系の鬼と、亀甲船団が現れ襲撃を開始する。
同日深夜、北朝鮮が韓国に向けて弾道ミサイルを発射する。
二〇日、政府は通信が取れる都市に他国の州とと同様の自治権などの権限を与える。
同日、千葉県沖に未知の艦隊が現れ関東の制海権を奪取される。
同日、救出作戦にに専念した自衛隊がヘリコプターを使い岐阜寄りの愛知県内の街で救出活動を行う。
同日、フランスのもの思われるミサイルがロシアに飛来したのを切っ掛けに、大国同士のミサイルの打ち合いが始まる。沖縄にも中国のミサイルが発射されるが自衛隊、在日米軍の共同作戦により迎撃される。
二一日、静岡で暴徒化した避難民がバリケードを破壊したことにより、未知の生物と保っていた拮抗が崩れ市内は占領される。これにより静岡以南の都市と東京との間で連絡が途絶える。
同日、自衛隊特殊非常事態対策部隊は自衛隊から独立を表明。
同日、イスラム過激派組織が作戦を活発化させる。
同日、ローマ教皇が一連の騒動を神罰であることを否定。
同日、中国の首都が岳飛と名乗る鬼の一団によって落される。
同日、ロシア政府が各地でハーケンクロイツを付けた黒衣の鬼たちが暴れ回っているということを公開する。そして、フランスがその集団によって落されたと発表。ミサイル攻撃も彼らが大きく関わっているのではないかという見解を示す。イギリスも同様の発表をする。
同日深夜、名古屋市を中心に停電が発生。復旧後名古屋市はサミットに向け防衛対策が整っていた伊勢志摩、豊橋、豊田以外、全世界との連絡が取れなくなる。定期的に航空機で東京と通信をしていくとの名古屋市の発表もあったが詳細は不明。
同日、停電直後からインターネット回線に接続が出来なくなる。
二二日、市長の独断で分かっている未知の生物の情報を全て公開し、角が生えている個体もあり姿が昔話の鬼と酷似するため、これを鬼と称するようになる。
同日、市長は自衛隊が清州市を奪還したことを発表した。同時に隊鬼用の部隊があることも発表した。
同日、市長は初めて避難民の前に顔を出しこれからの対応について詳しく説明。
二三日、市長は機密情報公開の責任を取り辞職を表明。
同日、警察、自衛隊が共同で清州に新たなるバリケードをの建設を始める。これにより生活区域が清州まで広がる。
同日、自衛隊特殊非常事態対策部隊は自衛隊から独立を表明。
これにより、日本に大東亜戦争以来の軍隊が発足、非常事態という理由で彼らはいとも簡単にこの国の禁忌を犯してしまった。
非常事態と言うのを理由に憲法が軽んじられるようになり始めた。




