ようこそ異世界へ
初めての作品なので文章とか拙いかもしれません。
誤字脱字等あればご指摘いただけると幸いです。
「あぅ?、あぇ?」
我ながら情けない声が出た。どうやら俺は赤ん坊に戻ったらしい。
なんてことはない、いつも通りの日だった。
昼頃に起きて小説を読み、SNSにていつものコミュニティを覗いて、年齢を偽って政治のレスバに参加して、ソシャゲのデイリー消化に勤しみ、そして眠る。
別に普通の一日だったと思う。
なのに起きたら赤ん坊になっていて、聞いたことのない言語を話す親(?)と兄(?)がいる。
転生?でも俺死んだ記憶ないけど・・・
からだとかを見たところ生まれてから一か月経たないくらいか?め〇えとかで見る赤ん坊より肉付きがいいけど。
最初は困惑したさ。
でも何度も妄想してきたことだからか、許容も早かった。
とりあえず場所だ。
ここはどこの国なんだ?
母親らしき人がロウソクを使っていたりするのを見るに先進国ではないのかもしれない。
家族らしき人達を見たところ、顔つきは明らかにアジア系ではない。
前世不登校だった俺としては、もう一度日本であることを祈るしかないのだがその可能性は低そうだ。
ただ生まれて間もないであろう今すべきことは、母の母乳を吸い、排せつ物を垂れ流して泣きわめき、一日中ベッドで眠ることだけだ。
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生まれてから半年ほどの月日が流れた。
とりあえず多少の言語が理解できるようになった。
前世では英語はあまりできなかったと自覚していたが、この身体のおかげだろうか明らかに物覚えが良い。
俺もやっとハイハイが出来るようになった。
ずっとベッドで横になっていた俺にとって動けるというのはとても気分が良い。
「この子は俺に似て元気が良いなぁ」
「えぇ、フリードの時は全然動かなくて心配したものですから。
でも動きすぎるのはそれはそれで心配なのですが・・・」
「大丈夫だって、お前は心配性なんだから」
両親の反応を見るに、俺は今のところ普通の赤ちゃんという感じらしい。
動けるようなり、いろいろと分かってきたことがある。
まず、この家は裕福だと思う。
木造で二階建ての家で6つほど部屋がある。
世間でいうところの6LDKという分類に入るのだろうか。
ただ立地はとても田舎だ。
窓から覗いてもマンションもなく、ただただのどかな田んぼがあるばかり。
電灯や電柱、自販機などもない。現に家には電化製品がない。
(ネットもテレビもできないのは少しきついなぁ。
現代っ子だった俺は果たして耐えれるのか?)
などと思っていたが、今日その考えが消し飛んだ。
いつも通り窓から外を眺めていた時だった。
父が庭でブツブツとなにか唱えた後、手のひらから火の玉を出した。
(は⁉、どういうこと?)
俺の父は超能力かなにかの使い手なのか?。
いやそんなはずがない。
その横で母はのんきに
「剣の鍛錬も忘れずにしましょうね」
と言っている。
もしかしてだけどここって
「剣と魔法の異世界なのか⁉」
もしかして、この世界なら俺でもなんとかなるのか?
前世は、学校には馴染めず、集中も出来ず、一家のお荷物だった俺でも。
この世界なら、生きていけるんじゃないか。
妄想の中でシミュレーションはしてきた。
ここで変わってやる、やり直すんだ人生を。




