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目先の欲にかられて、スーパーハードで転生した。後悔は(ちょっとしか)してない。  作者: 山親爺大将


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真っ赤な頭のゴブリンさんはーいつも皆んなの嫌われ者

「何かおもいついたのかい?」


「ん、まぁね、誰かアースチェンジ教えてくれない?」

エレオラの質問を適当に流しながら、三元豚に期待して聞いてみる。


なんと全員使えた。


誰でもいいけど1番近かったって理由でフィドラーにお願いした。


相変わらず修得スピードが早すぎて呆れられたけど、無事アースチェンジを獲得。


これで土壌改良使っても誤魔化せる!

…はず。


そんなこんなで廃村からそこそこ離れた所で馬車を降りて、そこからは歩いて近づく。


馬車の見張りにマシューは置いていかれた。


あいつ1人で大丈夫か?

って思ったけど、他のやつ置いていったら、それそれで何するか分からないしなぁ。


ま、いっか。


少し高台になっている所から廃村が偵察できた。


「あれを見てください」

アリシアが本を取り出しながら、廃村の元畑だったらしき所に指をさす。


「あれは、ゴブリンカボチャって言われるカボチャで、長期間ゴブリンが定住してる時に良く生えています。

非常に苦くて人間の食用に適さないのですが、ゴブリンはあれも食べるようです」


「ゴブリンがのあれを栽培してるの?」

ちょっとカルチャーショックだった。


「栽培と言えるかどうか…非常に丈夫な植物なんで放っておけば生えますし」


「丈夫ならそこら中に生えてそうなもんだけど」


「確かにそうですね…なぜゴブリンの定住してる所にしか生えないんでしょう?」

これはジジイ案件だな。

後で聞いてみよう。


「あ、そうそう、ゴブリンキングに会った時にやってもらいたい事あるんだけど、クリエイトウォーター使えたよね?」


「あ、はい、っていうか皆さん使えうんじゃないですか?」


「うーん、戦闘中に使える余裕あるかなぁ?

ま、いいや、他のメンバーも呼んでちょっと作戦練っておこう」

もちろんバカ息子騎士団はメンバーに含まれてない。


で、遅れてやって来たバカ息子騎士団と合流して村に侵入するんだけど…

「ちょっと待て、お前らそんな装備で大丈夫か?」


「大丈夫だ、問題ない」


「ない訳あるかぁ!」


バカ息子騎士団はいわゆる完全武装だった。

道中は重くて不便んだから馬車に積み込んでいたらしい。

それでさっきの戦闘で危機を感じたのできこんだんだってさ。


遅れてやって来たのもそういう理由らしい。


敵の占拠してる村に潜入しなきゃならないのに。


全身鎧でガッシャンガッシャン騒音鳴らしながら、何かあっても逃げ出すにも隠れるにも不便な装備で行くつもりらしい。


穴掘って埋めたい。


結局、バカ息子騎士団は全員ここに待機してもらって、俺たちだけで潜入、安全確保してからこいつらに来てもらう事にした。


足引っ張られるよりはよっぽどマシだし。


もちろん、潜入は夜相手が寝静まってからだ。

妖魔と呼ばれる魔物は大抵昼行性で夜は寝る。

森の妖魔たちもみんなそうだった。


村の規模は10軒ほどの家屋と村長らしき大きめの家が見えるので、4〜50人規模の村っぽい。

俺の居た村より少し大きめの村だ。


妖魔に襲われて滅んだって訳じゃなく、元々土地が痩せてて貧しかった所に火山の噴火での影響で不作が続きが原因で離散したんだってさ。

割と火山から近いもんなぁ、ここ。


1軒1軒まわって確実に全滅させる予定だ。


メイシアが斥候係を務めてくれる。

今回修得したジョブはシーフ系のトリックスターで割と条件きつめなジョブの前提職らしい。


その名の通り相手の隙をつく攻撃が得意な職業なので、正面からの殴り合いみたいな戦闘は苦手らしい。


戦闘の役割としては支援形前衛職になるらしい。


メイシアが周辺を確認し、合図を送ると、俺とアリシアが近づく。


残り3人は周辺警戒だ。


そのまま3人で家屋に侵入。

中の間取りは、よくあるタイプでドアから食事をする広間、奥に台所とさらに奥に続くドアがある。


レッドキャップ達は広間に6匹ほど雑魚寝している。


おそらく奥にもいるだろう。


ここからは予定通りの流れ作業だ。


俺がエアーチェンジの射程距離まで近づき、一酸化炭素を生成、昏倒したレッドキャップにアリシアが近づき、メイシアから借りた、テントを張るときのアンカーみたいな鉄製の杭、前世だと某スパイな家族のお嫁さんが使っていたようなやつで、トドメ刺していく。


その間にメイシアは奥を確認して経路確保、俺が移動してエアーチェンジ、アリシアが掃討。


流れるような流れ作業だ。


これを10回繰り返す簡単なお仕事です。


「念の為、厩も確認するにゃ」


俺たちは頷くと厩の方に移動する。


特に何もなかっ…ん?

飼葉置きらしい所を調べていたら、何かが足に当たった。


何かソフトボールより少し大きめ、ハンドボールくらいの大きさの石ころが隅に転がっている。

自然に出来たにしては綺麗な球形で、まさにボールって感じで、溝がサッカーボールみたいな模様になっている。


「あぁぁぁ!…フゴッ!」

振り返るとアリシアがメイシアに口を押さえつけられていた。

あれだと、息も出来ない気がする。


「静かに、そしたら見せてやるから」

俺の言葉にコクコクコクとアリシアが高速で首を上下する。


「これは!…フガッ!」

またメイシアに口を塞がれた。


「静かに、な?」

またコクコクコクと頷く。


メイシアが手を離すと、アリシアがアイテムボックスから、本を取りだ…慌てたのか一斉に本がドドドって落ちて来た。


「静かに、慌てないで、静かにな」

コクコクコクとまた頷く。


大丈夫か?


アリシアが震える手で本を開いて、見せて来た。


うん、暗くて何見えない。


「アリシア、見えるの?」


「触れば、インクの凹凸で何が書かれてたかくらいはわかります」


「うん、凄いけど、それって俺には無理」

夜間行動で月明かりだし、元々夜行動するのは森で慣れてるけど、流石に文字は読めないよ。


この球見つけたのも本当に偶然だし。


「あ、あ、あ、そうですよね、すいません動揺しすぎて」


「で、どうしたの?そんなに慌てるほど、コレは凄いものなの」


「暗いですし絶対じゃ無いですけど、それ多分、ファイアバードの卵です」


「ファイアバード?」


「火山が活発になると現れると言われる希少種で、フェニックスの下位種とも言われています」


「自身の死期が近づくと卵を産んで子孫を残すと言われています」


「なんでそんなものがこんな所に?」


「おそらく、前回の火山の噴火で偶然ここまで飛ばされたのでは無いかと」


「なるほどねぇ、とりあえずアイテムボッ…ポーチにしまっておくよ」


「はい、よろしくおねがします」


あれ?入らない。

あー、生き物は入らないって縛りにコレも引っかかるんだ。


しょうがないから腰元の袋に入れておこう。


ちょっと嵩張って邪魔な気もするけど、まぁ、それほどでも無いか。


残るは、キングの屋敷だけだね。



童謡

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