82話 命尽きても
〜前後の話の登場人物〜
オーポスト・ゼース 39歳 身長194㎝
獣人族 グロリオーサ王国 国王
特徴
・短い金髪
・小麦粉色の肌
・マッチョ
・声が大きい
・見かけによらず冷静
戦闘スタイル 地震魔法
半獣化 ???
シュヴァード 19歳の青年 身長180㎝
獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士
特徴
・白く長いボサッとした髪
・小麦粉色の肌
・英雄三騎士の1人
・めんどくさがり
戦闘スタイル 剣と竜巻系魔法
半獣化 ???
ムーシュ 20歳の女性 身長160㎝
獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士
特徴
・薄いピンク色のロングヘアー
・小麦粉色の肌
・英雄三騎士の1人
戦闘スタイル 植物系魔法
半獣化 ???
シュポタス 25歳の男性 身長210㎝
獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士
特徴
・クリーム色の短髪
・小麦粉色の肌
・英雄三騎士の1人
・特徴的な野太い笑い声
戦闘スタイル 剣と波系魔法
半獣化 カバ
ノース・ワーパス ?歳の少年 身長101㎝
エルフ族 四帝 ノース帝
特徴
・赤い少し長めの髪
・全身傷だらけで血塗れ
・戦闘狂
戦闘スタイル 体剣化魔法
ゼースとシュポタスは、岩が崩れ大量に舞い上がった
砂埃を眺めていた。
「ゼース様の方がやり過ぎですな!
ガッハッハッハッハッッ!!?」
シュポタスの横から、大きな赤い剣が凄まじい速さで
飛んで来た。
剣は一瞬でゼースの横まで、切り裂いており
そのままの勢いでゼースの奥の岩まで飛んでいった。
「シュポタスー!!
一瞬で、右手を持っていかれたか…。」
ゼースは服を左手で破き、左手と口で器用に
右手首の止血をしていた。
「君も僕の大好きな、血をもっとブチまけてね。」
ゼースの背後に、奥の岩まで勢い良く飛んでいった
大きな赤い剣を左手で持ち、右手で二本の赤い短剣を
持っているワーパスが、大剣を振り構えていた。
「エルフ族の四帝!まだ息があったのか!」
ゼースは大きく跳び避けるとワーパスの振り下ろした
大剣が、上半身と下半身が真っ二つにされている
シュポタスを左右でさらに、真っ二つに切り裂いた。
「君は逃げるの上手いね、仲間を見捨てて逃げるの。
逃さないけどね。」
ワーパスは大剣を離し、左胸の剣を引き抜き口に
咥えると、大剣を持ち直してゼースの方に跳んだ。
ワーパスは空中で一回転しながら、右手の二本の
赤い短剣を、思いっきり投げつけた。
「ぐッうッ……。見えなかった…。」
ゼースの両足に短剣が奥深くまで刺さっていた。
ワーパスはゼースの真上で、真っ赤な蝶の様な羽を
広げ留まり、左手で持つ赤い大剣に、右手を添えて
勢い良く振り落とした。
『あっ、生け捕りにして生け贄にするの忘れてた。』
ドバァッ!!大量の血が飛び散った。
ゼースは立ったまま、左右で真っ二つになっていた。
ワーパスは口で咥えていた剣を離し、左手で掴むと
自分の左胸に突き刺した。
「あー、僕の生け贄が…。」
「…半獣化…………。」
「今喋った?僕の空耳だよね。」
ワーパスはゼースに近づいていった。
ワーパスはゼースの正面に立つと、右手の人差し指で
ゼースの左半身を突いた。
ボキッボキボギィー!
鈍い音を立ててワーパスは吹き飛ばされた。
「なっ!?なんで動ける!?生きてるのか!?」
ワーパスは混乱しながら、ゼースの方を向いていた。
ゼースは左半身と右半身で別れながら、半獣化し
半分に別れた長い鼻に、大きな耳。
手足や体が太く、大きくなっていた。
「ゾウの生命力を甘くみるなよ!?
命尽きても、貴様は殺す!!」
「僕よりも化け物だ…。」
ワーパスの右腕は、ぶらんとたれていた。
ゼースの左半身と右半身がそれぞれ動き出し
左右から拳を大きく振った。
「衝震・破天・罰!!」
左右の拳とワーパスとの間の空間が、円柱状に歪み
クロス状の歪みとなり、ワーパスを潰した。
見るも無惨にワーパスの体は骨が砕けグニャグニャに
曲がり、歪んでおり肉片となっていた。
左半身と右半身のゼースが同時に呟き、倒れた。
「獣人族の未来を祈っておる…。」
カランッ!コロンッ!
ワーパスの体は、大剣や短剣、剣の欠片に変わり
欠片同士が合わさり、元の剣に変わっていった。
カランッ!コロンッ!
剣と剣が合わさっていき、ワーパスは元の
人型の姿へと戻っていった。
「僕は死なないんだよね。」
ワーパスの右腕の骨も、元どおり治っており
左胸を掴み剣を抜き去って行った。
遅れてから来たシュヴァードとムーシュが、切られて
倒れている、シュポタスとゼースを見つけた。
「シュポタス、ゼース様の敵は必ず取る!」
「シュヴァード、よく見なさい…。
シュポタスもゼース様も半獣化しているのに…。
殺されているのよ…。貴方じゃ無理よ。」
ムーシュが俯きながら、話した。
『ゼース様は真っ二つにされて、最期の力を振り絞り
半獣化したと言うとこか…。
相手の死体が見当たらないという事は消滅したのか。
この戦争は生半可な戦争じゃ無いって事か…。』
『生け贄は1人で充分だから、魔力の少ない女の方は
僕の好きな血をブチまけて貰おうかな。』
少し離れた岩陰から、様子を見ていたワーパスが
地面を勢い良く蹴り、ムーシュに切りかかった。
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