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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
新世界征服戦争編〜1章〜開戦の激闘
87/131

80話 戦場に咲く薔薇

〜前回からの登場人物〜



シュヴァード 19歳の青年 身長180㎝

獣人族 グロリオーサ騎士団 英雄騎士


特徴

・白く長いボサッとした髪

・小麦粉色の肌

・英雄三騎士の1人

・めんどくさがり


戦闘スタイル 剣

半獣化 ???





ニュイニュイ ?歳の少女 身長152㎝

魔族 吸血鬼


特徴

・丸っこいボブヘアー

・濃いピンク色の髪

・新世界七魔

・おてんばで高い声


戦闘スタイル 刀

黒刀・???

「えいやー!えいやー!」

ニュイニュイが、黒い刀を振り回していた。


『ちっ、攻撃が読みにくい。

めんどくせぇーデタラメな攻撃しやがって…。』


シュヴァードは、剣を横に振った。

「巻き斬れ。」


竜巻の様な白い斬撃が、飛んでいった。


ニュイニュイは刀で受け止めると、ズズーっと

勢いで後ろに下がっていた。

「うぉー!すごい威力だね!」


「巻き踊れ。」

シュヴァードが剣を3回大きく振ると、剣から

白い小さな竜巻が3つ現れ不規則に動き回った。


ニュイニュイは大きく刀を振り構えた。

「えいやー!!?」

刀が竜巻にあたると、弾かれて吹き飛ばされた。


『お兄さん倒したら、竜巻消えるかな?かな?』

ニュイニュイは素早く動き回り、シュヴァードの方へ

行こうとしたが、竜巻と大きな岩に立ち塞がれた。


「逆巻き、巻き潰せ。」

大きく剣を1回振ると、剣から白い大きな竜巻が

現れ凄まじい勢いでニュイニュイに向かっていった。


「囲まれちゃったな〜…。」

ニュイニュイの左右と背後には、3つの小さな竜巻に

囲まれていた。


「仕方ないな…月血解放だよ〜!」

ニュイニュイが声を上げると、肌が赤黒くなり

牙を光らせた。


一回転して刀を振り回すと、囲まれていた

小さな竜巻をかき消した。


大きく振り構え、大きな竜巻に切りかかった。

「ダブルえいやー!インパクトー!」

竜巻は爆発した様に消滅し、突風でシュヴァードは

吹き飛ばされた。


シュヴァードは体勢を崩し、地面に叩きつけられた。

『なんつー威力の一撃だよ…。』



「お兄さんすごい吹き飛んだね〜!

ニュイニュイ飽きちゃったし、バイバイー!」

倒れているシュヴァードに、刀を振り下ろした。


ニョキニョキと地面から葉や茎が、勢い良く生えて

ニュイニュイの刀を包み込んだ。

「葉無月。」

薄いピンク色のロングヘアーの小麦粉の肌の女性が

刀に向かい、手をかざしていた。



女性の後ろから大きな体格で、クリーム色の短髪、

小麦粉の肌の男性が、野太い笑い声を上げた。

「ガッハッハッハッー!!

なんてザマだシュヴァード」


「ムーシュ、シュポタス、ゼース様まで!!?」

シュヴァードはシュポタスに支えられながら

立ち上がった。



「シュヴァード、ムーシュ、ここは任せる!

シュポタスと俺で残りの敵をそれぞれ倒す、

騎士団員達は、負傷者の救出を任せる!」

ゼースが大きな声を上げた。


「シュヴァード、ムーシュ、シュポタス!

全員半獣化を許可しておく!」


「最初から許可して欲しかったですねー……。」

シュヴァードが呟いた。


「ゼース様、貴方は半獣化禁止ですよ?

天変地異が起こすきですか?」

ムーシュが不安そうに話しかけた。


「シュヴァードのやられ様から、半獣化なしでは

厳しいという事だ!

それに万が一でも負ける事は許されない戦いだ!」


『連戦で魔力も体力も無いだけだが……、

めんどくせぇーし良いか。』


シュヴァードとムーシュを残し、ゼース達は

戦場の奥へと向かって行った。



「よっこいっしょっ!!やっと抜けった!」

ニュイニュイは刀を、葉や茎から引っこ抜いて、

バランスを崩していた。

「あれ?今度はお姉さんが遊んでくれるの〜?」


「巻き切れ。」

シュヴァードは剣を横に振り、白い斬撃を飛ばした。


刀を軽く振り、その場を動かず打ち消した。


「威力落ちてるよ。

貴方は休んどいても良いんだよ?」


「めんどくせぇーし、ムーシュあと頼むわ。」

シュヴァードは、剣をしまうと少し移動し離れた。



ニュイニュイは大きく飛び跳ね、ムーシュの真上から

刀を構えて急降下した。


「葉無月。」

ムーシュが手を向けると、地面から勢い良く茎が生え

空中にいるニュイニュイの手足を縛り葉が覆った。


「動けないー!!」

ニュイニュイはバタバタ手足を動かした。


「美花月。」

ムーシュは、手をニュイニュイに向け軽く握り

手を勢い良く開いた。


それと同時にニュイニュイの背後の茎が伸びて

大きな真っ赤な薔薇が花開いた。


『終わったな…、相変わらず恐ろしい魔法だな。』



ムーシュが魔法を解くと、手足に数十カ所の小さな

穴が空いており、干からびたニュイニュイが地面に

叩きつけられた。

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