37話 お祭り その1
「うわぁ〜出店色々あるねぇ〜!」
ヴィエルがわくわくしながら喋った。
「おっ、あれ昔良くやってたよなー!」
アレイユが指を差した先には、プールに小さい丸い魚がたくさん泳いでいて、それをすくってる子供達がいた。
「丸百魚すくい勝負しようよ〜!」
キャンディスが言い、勝負が始まった。
アレイユは豪快に3匹まとめて、すくおうとすると丸い魚が百本の針を出した。
「破れちゃったー!針出すこと忘れてたー。」
『ここは慎重に1匹ずつ…。』
リュンヌはかなり真剣にやっていた。
「あ〜、私も破けちゃった〜けど6匹も取れたよ!」
キャンディスがアレイユに自慢気に言った。
「ヴィエルちゃん凄い!」
キャンディスの横でヴィエルが、2匹ずつや3匹ずつ豪快に取っていた。
「なんでヴィエルには、針を出さないんだ?」
アレイユが羨ましそうに言った。
「丸百魚もヴィエルちゃんにメロメロなのよ!」
「なるほどー!」
「しまった、針を出されてしまった。」
リュンヌのバケツには、16匹も入っていた。
「ヴィエルの勝ち〜!見て見てぇ〜」
バケツにはギュウギュウ詰めの、丸百魚が30匹以上入っていた。
「天才だ…!!」
3人は同時に声を上げた。
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「次あれやりた〜い!」
ヴィエルが声を上げて指を差した先には、景品を狙って、魔法の球を打ってる子供達がいた。
「魔的、私も得意だよ〜」
キャンディスとヴィエルが走って行き、アレイユとリュンヌは後を追いかけた。
「いらっしゃい!1回100オンね!14歳以下の子限定でーす!」
元気な魔的屋のおじちゃんが、声を上げていた。
「俺ら出来ないなー!」
「見とこーぜ。」
「ヴィエルちゃんよ〜く狙って頑張ってね!」
「うん!」
ヴィエルはよ〜く狙い右手を構えた。
「えい!」
右手から魔法が出た。緑色の光の魔法が出ると見事景品に当たったが、倒れず跳ね返りアレイユに当たった。
「おっ!なんか元気出た!」
アレイユが体を動かした。
『アレイユの様子からして、回復系の魔法か。』
「私がヴィエルちゃんの欲しいの取ってあげるね!」
キャンディスが右手を構えて気合を入れた。
『こんなガキが、ちゃんとした魔法を打てるはずない
魔的は、儲かるなー!』
魔的屋のおじちゃんは、ニヤニヤしていた。
「風衝!」
右手から放たれた突風は、景品を全て吹き飛ばして倒した。
「いぇーい!どうぞヴィエルちゃん!」
景品をヴィエルに渡していた。
「キャンディスやりすぎだーー!!」
「やるなーキャンディス。」
アレイユとリュンヌは、威力を弱めず打った風衝に驚いていた。
けど1番驚いていたのは魔的屋のおじちゃんだった。
『う、うそだろ……。』
魔的屋のおじちゃんは、口がポカーンと開いたままだった。




