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セリアンスロピィ・ファンタジー  作者: 癒雨助
副騎士団長選定編
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34話 戦いの後のお昼寝

 チタは空中に浮かんでいる大きな水の玉の中で、口を少し膨らませて周りを見ていた。



『チッ、どうやって脱出するか…。』


 チタが考えていると、七匹の子狐達が水の中に入って来て、飛びつき引っ掻いてきた。

 動きの取りにくい水の中で、なんとか子狐達を気絶させていく。



「チタ!お前は強くなったがここからの脱出は不可能だ、負けを認めて貰おうか?」

 フォリネが声を上げた。



「嫌だぜそんなの、俺のスピード舐めるんじゃないぜ!」


 チタが喋り終わると同時に、水がチタを押し潰し弾け飛んだ。



「アクア・プレシオン。」


『すまないチタ、威力はかなり弱めたが…。』


 水の無くなった空中から、戦闘服がボロボロになったチタが落ちてくる。

 ドスン!大きな音と土埃を立てて地面に叩きつけられた。



 騎士団長がゆっくりチタの元に歩いてきた。



 すると、チタが立ち上がり体を振り水と血を飛び散らせて、破れた戦闘服で短剣を拭いた。


「今のは効いたぜ。」



 フォリネは驚き、少し嬉しそうな顔をした。


『威力を弱めたとわいえ、アクア・プレシオンを食らって直ぐに起き上がるなんて…。』



 チタは直ぐに間合いを詰め、二本の短剣をクロスさせてギィーと、音を立てて勢い良く振り切った。


音速夢双オンソクムソウ雷神ライジン!」


 短剣から起きた摩擦で静電気が走り、静電気は2mほどの雷神を形作った。



『この湿度の中これだけの静電気を起こすとわ…流石フォリスが惚れた男だな。』


「ヘキサシールド。」


 フォリネは右手を前に出し、六角形の青色の透明な障壁を目の前に作り出した。

 雷神が障壁にぶつかると、一瞬で壊れフォリネの周りの水の玉に、電流が走りフォリネは痺れて倒れた。



「騎士団長さん勝負合ったでしょう。」

 チタは尋ね短剣をしまった。



 騎士団長はフォリネを上から覗き込み、手首に触れ黙り込んだ。


「1回戦 勝者、第2部隊隊長レパール・チタ!!」


 会場中が騒めき歓声を上げた!



「チタ、お姉ちゃんを倒しちゃったー!」

 フォリスはテンションが上がり立ち上がると、チタに手を振った。



 チタはフォリスに手を振り返すと、直ぐにフォリネを背負い救護スペースへと運んだ。



「ちょっと2人の元へ行って来ますね。」

 フォリスも救護スペースへと走って行った。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「目が覚めたか?」


 チタがフォリネに尋ねた。



「ああ、まさかあんな大技を2つも隠し持っていたとは…驚いたな。」



「風神の方は最近マスターしたばっかで、雷神は今日の戦いで偶然編み出せた技なんだぜ。」



 フォリネは驚くと、柔らかい表情をし呟いた。


「強くなったな…チタ。」



「だろ!」


 チタはフォリネに笑顔を見せて返事をした。



「フォリスからお前を奪ってやろうかな?」


 フォリネは笑いながら目を瞑り寝たふりをした。



「ちょ、ちょい寝るなよ、今のどういう意味だ!?」



「そのままの意味だ…おやすみ。」


 フォリネは手を伸ばしてチタの鼻をチョンと突き、目を閉じた。



「俺も昼寝でもするか。」


 チタはフォリネの横のベッドで横になった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「もーせっかく来たのにチタもお姉ちゃんも寝てるー!」


 フォリスが来た頃には2人はぐっすり眠っていた。

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