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魔王を倒した英雄~300年後に飛ばされ世界を統べる~  作者: 乱丸
第二章~王都編~

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アルテシアの恋心

オークの買取は安いのよ。

 

使える部分が少ないからな。


その分、報酬はいいけどな。

 臭いのも、あの魔法があるしな(ニヤ)


あの魔法は最高だな(ニヤ)


ええ、本当に(ニヤ)


まだ、ネタになるのでしょうか。 

 ハズカシイ・・・・

戦闘は終結し、ベイル達は兵士の手当てをしていた。

雨はアリューシュの結界が防いでいる。

クルーシも元に戻った様だ。治癒魔法で兵士を手当てしている。

そんな中、兵士をかき分け少女が抱き着いて来た。

「うぉ」

「やはりアリスト様でした」

 少女が顔を上げる。

「アルテシアか」

「ありがとう御座います~怖かったのです~」

 泣きじゃくるアルテシア。

「なんだ、アリスト、知り合いなのか」

 戻って来たベイルが、ニヤニヤしている。

 タイミングよく、戻ってくるヤツだ。

「知った者だが。違うぞ、ベイル。これは・・・・」

「あ、すみません。はしたない事を」

 慌てて離れるアルテシア。

 何か寒気を感じる視線が2つ。

 振り向くと、4つの眼光が浮かび上がる。

 ヒィィィィ

次いで、エマルドが両手を広げ走り抱き着いて来た。

「アリストさん。助けて頂きまして感謝しております」

「まぁ落ち着いて下さい、エマルドさん」

 エマルドを引きはがす。

「ご無事でよかったです」

「これで、助けられたのは2度目で御座います」

 エマルドは何度も頭を下げる。

「クレイズ隊長達もお救い頂き、ありがとう御座います」

 アルテシアと共に、また何度も頭を下げた。

 レイラが優しい笑顔を見せる。

「負傷者は手当したよ。ほぼ全員回復したね」

「なんと、あれほどの傷を。ありがとう御座います」

「アリューシュとクルーシのおかげだけどね。3人程、動けないけど命は大丈夫さ」

「申し訳ないですわ。私達の治癒魔法では限界ですの。後は治癒院での治療をお願いしますわ」

「いいえ。命が助かったのです。ありがとう御座います」

 エマルドとアルテシアは深々と頭をさげる。

 アリューシュが不思議そうに、娘の顔をまじまじと見る。

 アルテシアもアリューシュの顔をまじまじと見る。

「あら、あなた。あの時のお嬢様では」

「アリューシュ様」

 アルテシアはアリューシュに抱き着いた。

「あらあら、甘えん坊です事」

 アリューシュはアルテシアの頭を「なでなで」している。

 あいつ「なでなで」が好きなのだな。

「アリューシュも知り合いなのか」

 少し驚くベイル達。

「以前、アリスト様と一緒に盗賊から助けたお嬢様ですわ」

「ああ、アリストの受けた指名依頼か」

「ええ、奇遇ですわね」

「いいえ、これは運命です。アリューシュ様」

 アルテシアは真剣な顔で言った。

「お嬢さん。運命なんて大袈裟だよ」

「ベイル、考えてみて下さいまし。元はと言えば、あの盗賊討伐からここに来る事になったのですわ」

「そうか。その後ギルドマスターに頼まれ、辺境伯に頼まれ・・・だな」

「ですわね。たまたま受けた依頼ですけれど、また助けてあげられましたもの」

「そうなのです。私とアリスト様は運命で結ばれているのです」

 えっ。

 アリューシュとベイルの目が点になる。

「あらあらあら、告白ですの。うふっ。可愛いです事」

「お金持ちのお嬢さんは、大胆だ」

 ハッ

 アルテシアは見る見る顔が真っ赤になる。

「いやー。記憶から消してえーーーーー」

猛ダッシュで馬車に逃げ込んだのだった。


「アリスト」

「クレイズさん。ご無事で良かったです」

「ああ、君達のおかげだ。感謝している」

 クレイズは俺の手を取り、頭を下げる。

「しかし、アリストはどうして、ここに居たのだ」

「ああ、冒険者の仕事で、オークの討伐です」

「そうか。幸運だった。負傷者も中級治癒魔法のおかげで、全員助かったよ」

回復ポーションは初級治癒魔法とほぼ同等の効果しかない。

 上級ポーションは数が少なく金貨3枚(30万円)と高額だ。

 そのほとんどは騎士団や軍部に回っているらしい。

 大商人のエマルドさんでも3本しか持っていなかった。

 中級治癒魔法は貴重な存在だな。

「感謝しかないよ。本当にありがとう」

 魔物の回収を終えたベイルが、兵士達と戻って来た。

 魔物は俺達、魔物の防具はクレイズ達にと、分けた様だ。

「王都に戻るのか」

「はい」

「では、一緒にもどろう」

 クレイズの提案で王都まで同行する事になった。

 エマルドもアルテシアも喜んで承諾してくれた。


余談だが「インフェルノ」の事をクルーシに聞いてみた。

「クルーシ、あんな魔法使えたのか」

「え~と、よく思い出せないの。なにかの魔法を使った気はするのだけど」

 おーい、覚えていないのか。

「世界が回って、頭がクラクラしていたのは覚えているのだけど」

 100の魔物を一撃だぞ。

まぐれ、偶然、適当、野生のカン・・・・・恐ろしい子だ。


アルテシアちゃん可愛いわ。

 

アリストに憧れてるのか。

 わかるよ、その気持ち。


あら、レイラ。もしかして・・・・


ち、ちがうし。何いってんのよ。

 若い頃は、よくあるだろう。


そうね(ニヤニヤ)


その笑顔、怖いよ。


俺は、別の意味で怖い。

(アリスト談)


次回も楽しみにして下さいまし。うふっ。

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