プロローグ:裏返った看板
商店街の熟れた共犯 〜看板を裏返す夜〜
全9章構成のプロローグ
雨がアスファルトを叩く音が、
夜の商店街に重く響いていた。
不動産屋「街角ハウス」の二階、
わずか八畳の事務所兼自宅で、
悠真はビールの缶を傾けながらため息をついた。
二十六歳。
地方から上京して三年目。
都会の刺激などどこにもなく、
毎日同じような客の相手をし、
同じような物件を勧め、同じような失敗を繰り返す。
「はあ……つまらねえ」
デスクの上に散らばったチラシと、
空になったカップラーメンの容器。
窓の外にはシャッターの降りた商店街の明かりが、
寂しく点滅しているだけだった。
悠真はネクタイを緩め、
シャツのボタンを外しながら立ち上がった。
その夜、
職場のパートタイマーである智子が終電を逃した。
「すみません、悠真くん……
本当にご迷惑を」
智子は四十八歳。
パートとして週四日、
事務所の電話番や簡単な書類整理を担当している。
ふくよかな体型で、
いつも柔らかい笑顔を浮かべている。
化粧は薄めで、
髪を後ろでまとめ、
事務服のブラウスが
豊かな胸の膨らみを隠しきれていない。
悠真はこれまで彼女を
「いい人だな」としか思っていなかった。
「気にしないでください。
僕の部屋、二階ですから。
雨も強くなってきたし、
終電まで時間つぶしにどうぞ」
下心などなかった。
本当に。
しかし、
階段を上がる智子の後ろ姿を見た瞬間、
悠真の胸に小さなざわめきが生まれた。
事務服のスカートが、
歩くたびに熟れた腰のラインを強調している。
階段の踊り場で少し息を切らした智子が、
胸に手を当てて微笑んだとき、
ブラウス越しに揺れる重い乳房の存在が、
悠真の視界に強く焼きついた。
部屋に入ると、
智子は
「わあ、男の子の部屋って感じですね」
と笑った。
狭い部屋に、
智子の体温と、
ほのかに漂う柔らかい香り——
石鹸と、
ほんのり汗と、
女の生活の匂い——
が広がっていく。
二人はビールを飲みながら世間話をした。
智子の夫は五年前に他界し、
今は一人暮らし。
子供は独立して遠方にいる。
笑うたび、
目尻に刻まれた細かい皺が優しくなり、
悠真は不思議と心が落ち着くのを感じた。
しかし、
時間が経つにつれ、
智子の視線が変わっていった。
「悠真くん……
若いのに、寂しそうね」
智子がグラスを置いて、
悠真の隣に座った。
膝が触れ合う距離。
彼女の太ももが、
ストッキング越しに柔らかく圧し寄せてくる。
「え……」
「私も、寂しいのよ。
夜になると、特に」
智子の声は低く、
湿っていた。
彼女の手が、
悠真の太ももにそっと置かれる。
温かく、
柔らかく、
しかし確かな意志を持った手だった。
悠真の理性は一瞬で溶けた。
智子を引き寄せると、
彼女は抵抗など微塵も見せなかった。
むしろ、
待ち望んでいたように唇を重ねてきた。
熟れた女のキスだった。
舌がねっとりと絡みつき、
唾液が混じり合う音が狭い部屋に響く。
智子の胸が、
悠真の胸板に押しつけられ、
布越しでもわかるその重さと柔らかさに、
悠真は息を飲んだ。
「ん……っ、悠真くん……」
智子は自らブラウスを脱ぎ始めた。
白いブラジャーに包まれた乳房は、
想像以上に巨大で、
たわわに実っていた。
ブラを外すと、
ぷるんと重く揺れる乳肉。
大きな褐色の乳首はすでに硬く尖り、
悠真の視線を貪欲に吸い寄せる。
悠真は夢中でその乳房に顔を埋めた。
柔らかい。
温かい。
まるで熟れた果実のような甘い匂い。
舌で乳首を転がすと、
智子は喉を反らして甘い声を上げた。
「ああ……っ、
優しく吸って……
そう、いい子ね……」
智子の手が悠真のズボンに伸び、
ベルトを外す。
硬くなった若者の肉棒を握った瞬間、
彼女の目が妖しく細められた。
「立派……
若い子は本当に違うわね」
智子は跪き、
悠真のものを咥え込んだ。
経験豊富な口内だった。
舌が裏筋を丁寧に舐め上げ、
喉奥まで深く迎え入れる。
ねっとりと唾液を絡めながら、
ゆっくりと、
しかし確実に悠真を追い詰めていく。
「うっ……智子さん……すごい……」
悠真は智子の頭を抱え、
腰を動かした。
智子は喉を鳴らしながらも、
嬉しそうに目を細め、
もっと深く受け入れようとする。
やがて智子は立ち上がり、
スカートとストッキングを脱ぎ捨てた。
白いパンティには
すでに大きな染みが広がっている。
彼女は悠真をベッドに押し倒すと、
自ら跨がった。
「入れるわよ……ゆっくり、味わって」
熱く濡れた秘部が、
悠真の先端に触れた瞬間、
二人同時に吐息を漏らした。
智子が腰を沈めていく。
「んあああっ……!
入ってくる……太い……っ」
熟れた肉襞が、
悠真のものを根元まで飲み込んでいく。
きついのに、
柔らかく包み込むような感触。
まるで全身で抱きしめられているような、
圧倒的な女の包容力。
智子は腰をゆっくりと前後に振り始めた。
重い乳房が大きく揺れ、
汗が飛び散る。
「あんっ、あんっ、いい……
悠真くんの、奥まで当たる……」
悠真は下から智子の腰を掴み、
激しく突き上げた。
智子の膣内は熱く収縮し、
若者の肉棒を締め付ける。
愛液が溢れ、
結合部から淫らな音が絶え間なく響く。
「智子さん……
すごい、気持ちいい……!」
「もっと……もっと激しくして……!
私を、めちゃくちゃにして……っ!」
二人は獣のように絡み合った。
智子は四十八年の女の経験をすべて使って、
悠真を翻弄した。
正常位、バック、騎乗位。
体位を変えるたび、
彼女の熟れた肉体は新たな表情を見せ、
悠真を狂わせる。
特に印象的だったのは、
正常位で深く繋がったときだった。
智子は悠真の首に腕を回し、
耳元で囁いた。
「どう?
年上の女の味は……
忘れられないでしょう?」
その言葉と同時に、
膣内が強く収縮した。
悠真は限界を迎え、
智子の奥深くに大量の精液を注ぎ込んだ。
「ああっ……
熱い……
いっぱい出してる……」
智子は恍惚の表情で悠真を抱きしめ、
長い余韻に浸った。
雨はまだ降り続いていた。
行為の後、
智子は悠真の胸に頰を寄せ、
静かに言った。
「これは……
一度きりにしましょうね」
しかし、
その声はすでに震えていた。
彼女自身も、
この若者の熱さと勢いに、
久しぶりに女として目覚めてしまったことを
悟っていた。
悠真は天井を見つめながら、確信した。
——これは、始まりに過ぎない。
階下では、
大家の咲子が二階の物音を聞きながら、
薄暗い部屋で静かに微笑んでいた。
彼女の豊満な太ももは、
わずかに濡れていた。
看板は、裏返されていた。
「外出中」の文字が、
雨に濡れて妖しく光っている。
(プロローグ 了)
第1章へ続く




