人物紹介と裏設定
追加でこっそり投稿失礼します。
ちょっとした設定です。気になる方向け。
【ラスティーナ・ハイツェンベルン】
侯爵令嬢。19歳。
前世やり込んでいた格闘ゲーム「ロード・オブ・ファイター3」の登場人物として転生する。
ウィリアム王子に一目惚れしたことで前世の記憶を取り戻す。ゲーム内のラスティーナと同じで、ウィリアム王子と結婚することが夢。
ゲームの正史である「ウィリアム王子が優勝するものの、その直後に何者かに襲われる」という不穏な結末を避けるため、誰も死なないラブコメディーのラスティーナ優勝ルートを目指している。
使用武器は鞭。
《裏設定》
そのウィリアム優勝ルートの不穏なラストは、予想通りシリーズ新作「ロード・オブ・ファイター4」へと繋がっていく。しかし前世のラスティーナは新作が発売される1年前に亡くなってしまっていたため、ストーリーの続きは知らない。
前世の人格の一人称は「私」で、ラスティーナとしての一人称は「わたくし」。
【ウィリアム・アルガイズ】
セントレー王国第一王子。19歳。
ゲームでは「ロード・オブ・ファイター」シリーズの第2作と第3作に登場する。特に第3作ではメインキャラクターであり実質主人公ポジション。
容姿端麗、文武両道、冷静沈着。
感情を表に出すことは滅多にないが、ラスティーナと関わっていくうちにだんだんと表情が豊かになってきた。その生い立ちから、他者からの好意に不慣れで、やや鈍感なところがある。
現実ではゲームよりも異常に強くなっている。ラスティーナ曰く「トレーニングモードで全部のパラメータを『最強』に設定して、ブースターを無限に発動させて必殺技を撃ち放題にしたときのウィル様」くらいの強さ。
使用武器は剣。
《裏設定》
ゲーム内のウィリアム王子も、実はラスティーナに対して割と好意的だった。実際に続編の「ロード・オブ・ファイター4」では「彼女を見るとどうも気が緩んでしまうな」と笑う場面があり、恋愛関係にはなっていないものの親密度が上がっている様子もある。
しかしシリーズ第3作での描写からは(もともとウィリアム王子の表情筋がほぼ動かないこともあり)一方的にラスティーナが迷惑承知で追い回しているようにしか見えなかったため、転生したラスティーナも「ゲーム内ではあまり相手にされていなかった」と勘違いしていた。
人前での一人称は「私」、素の一人称は「俺」。
【ガイル・バートラッド】
ウィリアム第一王子専属護衛騎士。19歳。
ウィリアム王子の幼馴染でもある。ウィリアム王子の母アンヴェリテ王妃が亡くなる前からの付き合いだったため、王妃の死後も「お前に裏切られて死ぬならば仕方ない」と、信頼とも脅しとも取れる割り切り方をしたウィリアム王子によって変わらず側に置かれた唯一の人物。
《裏設定》
ゲーム内では、操作キャラクターではないもののウィリアム王子のストーリーモードで登場する。台詞もある。
ウィリアム王子を選択すると対戦ステージの背景のどこかに必ず隠れている。ゲームの小ネタとして、ショート動画や攻略サイトで紹介されている陰の人気者。
一人称は「オレ」。
【セヴ・ドットー】
ハイツェンベルン家執事。62歳。
組織Zx武力部隊の総隊長【アックス=070A=ルストル】という過去をもつ。
16年前、組織に囚われていた青年の逃亡を手助けするために、組織を抜けることを決意。自身のロード・オブ・ファイター出場を目眩しに使ったが、作戦は失敗。その際に青年は命を落としてしまう。
失意の中、青年の故郷セントレー王国に辿り着き、そこでハイツェンベルン侯爵に拾われる。執事として働き侯爵家への恩返しをする第二の人生を送っていたが、青年の妹の一人息子「ウィリアム王子」にラスティーナが関わり出したことで、穏やかなセヴ・ドットーとしての日々は一変する。
亡き友である青年への罪滅ぼし、義理、そして友情から、ウィリアム王子を護ることを決意。また、ハイツェンベルン家への忠誠と深い愛情から、ラスティーナのことも同様に護ろうとしている。
《裏設定》
「ロード・オブ・ファイター4」で新規参戦するキャラクター。性能はかなり高く、多くのゲーマー達に愛用されることとなる。使用武器は斧。
ちなみに「新規参戦」というのは、ゲームシリーズ内でのこと。セヴが過去に参戦したのは、ゲーム「ロード・オブ・ファイター1」のさらに4年前の大会。セヴが組織を脱走する際に武力部隊と幹部陣を半壊させたため、組織は諸々を再建する必要があった。そうして新たな体制で再スタートしたのがゲームの「ロード・オブ・ファイター1」である。
一人称は「自分」。現在は執事として自分のことを「爺」や「私」と言うように意識している。
【???(青年)】
組織Zxに捕えられていた青年。享年26歳。
気さくな性格で、捕虜でありながらアックスと友情を築く。アックスと共に組織から脱走を試みるも、途中で追っ手に殺されてしまう。
感情や意志によって色が変化する特殊な瞳を持つ。
双子の妹【アン】とその息子ウィリアム王子も同じ瞳を持っている。
《裏設定》
己の血統に何かしらの価値があるらしいと勘付いてはいたが、彼自身は何も知らなかった。
しかし、孤児院時代に妹のアンに両親の形見のペンダントを譲った記憶があったため、直感的に「組織にアンとペンダントの存在は知られてはいけない」と思っていた。
【アン】
組織に捕えられていた青年の双子の妹。享年27歳。
アンは【アンヴェリテ王妃】としてウィリアム王子を出産。しかし幼いウィリアム王子を残し、急死してしまう。その死は謎に包まれている。
《裏設定》
兄とは反対で慎重な性格。
一人息子であるウィリアム王子を守るために、ペンダントは直接継承せずに隠してある。
また、ウィリアムに「その瞳は心から信頼できる人間にしか見せてはいけない」と言い聞かせ、普段は魔法で空色(水色)に固定させておくよう訓練させた。「ロード・オブ・ファイター2」時のウィリアム王子が大会から生還できたのもそのため。
【???(暗殺者)】
ロード・オブ・ファイターに出場している組織Zx所属の暗殺者。29歳。
中性的な見た目をした女性。アックス総隊長のことを尊敬し盲信していたが、彼が組織を抜けたことを知り発狂。歪んだ執着を見せるようになる。
とても勘が鋭い。4年前の大会時にウィリアム王子が「例の青年」の血縁者だと直感で気付いたが、ウィリアム王子を生かしておけばいずれアックスに繋がるかもしれないと思い、敢えて組織にも報告せず生かして返した。
《裏設定》
アックスへの執着については「ロード・オブ・ファイター4」内で明らかになる。
そのため4の内容を知らないラスティーナは「暗殺者キャラはラスティーナのことも興味がないからすぐに殺してくる」と勘違いしているが、実際はそうではない。
正解は「ラスティーナを殺せば、アックスが『執事』の役を捨てて闇の世界に戻ってくると思ったから」である。
彼女はゲームシリーズ全作品に参戦しているキャラクターで、個性的なビジュアルや強烈な性格から人気も高い。ファンアート数第1位。シリーズ毎にばらつきはあるものの、性能はだいたい中の上。使用武器は釘とハンマー。