1/11
謎の男女
夕暮れ時、李は広東の街に着いた。
馬から降り、歩く。
長旅で疲れた李は酒店に入る。
店内に客が1人。李に鋭い視線を向けた。
李は、いつも通り、茶と饅頭を注文する。
1人の男は酒を飲んでいた。
暫くすると店に女が入って来た。
そして、男に近ずく。
二人は店を出て行った。
李は勘定を払うと再び、街を歩く。
誰かに付けられてる気配がした。
やがて龍山寺に着いた。李は後ろを振り返る。
先程の男女がいた。
「なぜ、私をつける?」
李が聞く。
女が答えた。「あなた。少林寺の李先生でしょ」
「なぜ?あなたは」
「私は鄭と言います。兄は少林寺の僧です」
女は続けて言った。「兄はあなたを捜しています。この人は私の旦那です」男は挨拶した。「初めまして李先生」
李は不審に思ったが二人を信じる事にした。
「私達の家に行きましょう。兄がおります」




