第64話「ユニクとアールのお宝(珍獣)捜索記⑦」
「ホント、魔王共の影響力が強過ぎる……」
サチナの純粋無垢な笑顔、その中に隠れていたのは魔王譲りの暗黒微笑だ。
例え遊びでも、自分が持っている能力を使うのは悪い事じゃない。
……が、タヌキを手玉にとって罠を仕掛けてくるのは、いくらなんでも魔王の所業だぞ。
つーか、しれっとサーティーズさんを返り討ちにしたとか言っていたんだが?
そんでもって、パートナーであるキングフェニクスを奪い取った疑惑があるんだが!?
流石は温泉郷の生態系の頂点、サチナ!!
法も秩序も、サチナのものなのですよ!!
「すっかり戦う雰囲気じゃなくなっちまった。どーすっかな」
ものすっごい遠い目で現実逃避をしつつ、俺は呟いた。
最早、宝探しがどうとか、カツテナイタヌキがどうとか、サチナが可愛いとか、そんなレベルの事態じゃなくなっている。
……もう少し具体的に言うなら、カツテナイ機神が群れを成している。
「ふざっけんな、ドロボォォォッ!!!私のエゼキエルを返せぇええええ!!」
「ちょぉぉおおおお!?なんだおまっ、エ、エゼキエルだとッ!?」
「後で直すからブッ壊してヨシッ!!ヤレッッ!!」
「アイアイさ~!」
「こんでんさー!」
「しーけんさー!」
「しーくわーさー!」
……。
…………。
………………トロイアのエゼキエルが、空から降ってきた別のエゼキエルに集団リンチされてる。
指揮を取っているのは、『基礎フレーム鋳造建設・溶断機 1号』に書いてある赤いエゼキエル。
それに追従するのは、それぞれの役割が振られた色取り取りなエゼキエル。
装備している工具も、トロイアのものとは比べ物にならないガチ仕様。
あっ、腕がもぎ取られた上に、脇腹にデカイドリルがブッ刺された。
トロイア解体まで、あと10分って所だな。
「いや、意味が分からねぇけども……、アイツのエゼキエルの持ち主が奪い返しに来たって所か」
「ヴィギルア!」
「あ、戻ってきたかアール。泥だらけだが……、怪我ひとつねぇのは流石という他ないな」
トロイアがエゼキエルを召喚した後の戦闘は、ほぼ互角。
互いに決定打を決めあぐねていて、僅かな切っ掛けで勝負が決まるような状況だった。
で、そんな時に空間転移してきたエゼキエルが乱入。
一切躊躇すること無く、思いっきり殴り掛かった。
正直に言って、帝王機が5機も出てくるとか人間にとって未曾有の大災害。
だが……、それを軽々と凌駕する存在が、俺の目の前に降臨している。
「バビロっち、ひさしぶりー、生きてたんだねー」
「その声……、まさかムーかッ!!」
俺の目の前に君臨している物、それは汎用機とは全く比べ物にならない格好良さの、翡翠色の帝王枢機。
輝かしい水晶を彷彿させるボディは、光々しいまでにスタイリッシュ。
あらゆる無駄が省かれた機能美、そのシルエットは人間の女性に近しい。
だが、人間には無い全身を覆える程の翼が、それが人知を超えた存在であると世界に示す。
背中には八問の巨大砲と一体化した、自立型の翼。
織りなす翼に抱かれた機神が、天を焦がさんと噴き出す炎に照らされている。
「びっくりしちゃったよ、もー。連絡くれれば良かったのに」
「いや、まぁ……、失念してたぜ!」
「とりあえずそっち行くか。よっと!」
俺をガン無視して地上に降り立った翡翠色の帝王枢機、そのコクピットから人間の女性が降りて来た。
二人とも、真っ白い白衣に身を包んでいる。
「ムー。アレから何年たったんだ?」
「1200年くらいじゃない?」
「ふはっ!そりゃ、お前の帝王枢機も面影が無くなるわな!!」
「僕の『エゼキエルトライワイト』は、どの機体よりも最先端じゃなくちゃならない!当然、50年もあれば一新されるのさ!」
仲が良さそうに会話をする、バビロンと白衣の少女。
そして、怒濤の急展開に追い打ちを掛けるように、とっても見覚えのある女医魔王さまがこっちに歩いてきた。
「ぱっと見た感じ、人間にしか見えないが……。バビロンにタメ口だし、というか帝王枢機に乗ってきた時点で間違いないと思うが……、タヌキ帝王だよな?カミナさん」
「そうよ。彼女こそが帝王枢機を生み出した全世界最高の技術者、ムー」
「褐色肌・白衣メガネ僕娘っとは、随分と攻めてくるじゃねぇか」
「可愛いでしょ?あれでお洒落や身なりに興味無いって言うんだから、同じ女性として嫉妬しちゃうわ」
この混沌は、サチナが去った後すぐの事。
仕方が無いので戦闘を続けようとした俺達の間上に、翡翠色の帝王枢機が飛来したのが発端だ。
『バビロっちー!なにしてるんー!?』
えっ?何事?
っと思った次に瞬間には、俺達の戦いは終了していた。
攻撃の途中だったグラムの剣先に、何かが触れた。
すると、刀身に溜めこんでいたエネルギーが急激に減少。
そして、続いて衝突した15cm角の金属プレートを壊す事が出来ず、俺の攻撃はその場で食い止められた。
「……で、カミナさんは何でここに?」
「ムーと会議してたら、エゼキエルが盗まれたって聞いてね。悪喰=イーターで様子を見たらユニクルフィンくんが~って流れね」
「俺の戦い、タヌキに筒抜けッ!?」
「タヌキに情報戦で勝つのは不可能よ。人類のネットワーク網なんて、悪喰=イーターと比べると悲しくなる性能だもの」
あの帝王枢機は、覚醒グラムの攻撃を簡単に止められる。
そんな戦慄の事態すら飲みこめていないのに、更に情報を盛って来ないでくれ。
なんかもうね、脳味噌が追い付かない。
「いや……、マジで……、え?」
「あら、瞳孔が揺らいでいるわ。これは……、ムーに一目惚れかしら?」
「有りえねぇッ!!じゃなくって、どういう状況?」
「あのエゼキエルの回収と、バビロンの生存確認に来たの」
「あー、死んだ事になってた訳だ」
「ムーの話によると、たまに復活するタヌキ帝王がいるらしいわ」
カミナさんの説明によると、死んだと思われていたタヌキ帝王を見かけたって噂が出る事があるとか?
だがタヌキ帝王同士が悪喰=イーターで繋がっている以上、ありえない話でもあるらしい。
「なんだそりゃ?」
「これは那由他様が秘匿してる禁忌情報案件ってこと。だから、本来ならば静観が基本なんだけど」
「なんだけど?」
「ムーは昔、バビロンにお世話になったらしくてね。生きてるなら回収に行かないと!って」
クソタヌキを尻に敷いているムーは、バビロンとも親しい関係だった訳だ。
まぁ、分かってたけどさ。
だってさ……、レベルが余裕で999999。
「ねー、キミがソドムっちのお気に入りのユニクルフィンだよねー?」
「やっべぇ、タヌキ帝王がタヌキ帝王を抱えてやってきた」
感動の再会を分かち合ったムーが、バビロンを抱き締めながら歩いてきた。
当然、リリンよりもちょっとだけ大きい程度の身体で、でかいバビロンを抱き上げられる訳もなく……、巨大テディベアを引きずる少女みたいになっている。
「誰がお気に入りだよ。強いて言うならライバルだ」
「なにその冗談、ちょう面白いんだけどー」
俺も対抗するべくアールを頭に装備してみたが……、ダメだッ!!アホタヌキじゃ格が違い過ぎるッ!!
つーか、錯乱しすぎだぞ、俺ッ!!
あっ、カミナさんが精神安定剤を差し出してきた!!
「ふーん、そのグラム、エデンさんの覚醒体じゃん」
「ちょっと練習してんだよ。なぁ、俺からも質問していいか?」
「なにさ?」
「親父……、ユルドルードがエゼキエルをブッ壊したってのは本当か?」
これは、クソタヌキが出てきたら聞いてやろうと思っていた事だ。
アルカディアさんの供述によると、親父は999タヌキ委員会という絶望の祭典でエゼキエルをブッ壊したらしいが……、
「そうだね。で?なんか文句あるん?」
「あぁ、悪い、煽るつもりで聞いたんじゃねぇんだ。親父の実力を知りたくてさ」
クソタヌキが相手だったら、このネタを使って全力で煽る。
……が、このムーっていうタヌキに直接的な恨みはない。
むしろ、リリンやワルト、大魔王陛下がこれから世話になる可能性が大いにある以上、仲良くなって置く方が良い。
とりあえず、おにぎり……はもう無いから、菓子パン……、メロンパンとか渡してみるか?
「ほら、これでも食いながら話そうぜ」
「なにさ……?あっ、これ、美味しいやつ……」
「カミナさんと一緒にいるって事は、リリンの魔神シリーズを創るのを手伝ってくれたんじゃないか?」
「まぁね」
「天穹空母の建造にも関わってるだろうし、メルテッサの件もあるしな。俺としちゃ仲良くやりたい訳だ」
「ふーん、弁えてるじゃん」
あっ、俺が差し出したメロンパンを慈しむように受け取り、満面の笑みで頬張った。
なんだこのタヌキ帝王。カツテナイ程にチョロすぎる。
「ユルドルードの実力ねー。ぶっちゃけ、僕じゃ厳しいだろうね」
「ムーって第三席次だったか?あの帝王枢機だって見るからに凄そうなんだけど、それでも親父の方が強いのか?」
「僕は広域殲滅特化だし。やる気になったら、そうだね。フィートフィルシア領くらいの広さなら、325秒もあれば灰燼にできるかな」
おい、ロイ。
広大さが自慢のお前の領地、325秒で灰燼と化すってよ。
「でも、ユルドルードって人間な訳で、小さいじゃん」
「まぁ、そうだな」
「だから、僕の機体に乗りこまれたら、内部から壊されて終わりなのさ」
「内部に乗りこまれて……?いや、どう見ても一人用のサイズだろ」
「あぁ、この機体で戦闘はしないよ。戦う時は魔導空母と合体させんの」
「……。巨大戦艦と合体ッッ!!だとォォォオ!?!?」
なにその浪漫ッ!!そんなん、全人類が拝んじゃうだろッ!!
そりゃ、魔王なカミさまだって軍門に下るわッ!!
超巨大ロボとか、リリンやワルトだって絶対に目をキラキラさせるッ!!!!
「おぉ、ついに合体機構を完成させたのか。流石だな、ムー」
「現行モデルの帝王枢機は、どの機体も変形か合体ができるようになってるよ。バビロッちの機体にも搭載されてる」
「ん?俺のは残ってんだな?」
「僕のサブ機体としてね。ほら、僕のって改修中な事も多いし」
「そうか。それは嬉しい誤算だな」
バビロンを抱きしめているムーは、ちょっとだけ誇らしげに笑った。
どうやら、たまたまサブ機体にしてるって感じじゃなさそう。
確かな信頼が、そこにある。
「せっかくだし、ちょっと乗ってみる?丁度良い感じの相手もいるし」
「……。」
ムーが俺を指差しながら、何かの端末を操作している。
そして、カミナさんが優しい顔で「覚悟は良いかしら?」って呟いた。
「……よくねぇよ!?」
「ユルドルードの実力を知りたいんでしょー?じゃあ良いじゃん、戦ってみれば」
「そんなお試しみたいなノリで命を賭けてたまるかッ!!エゼキエルの腕を捥ぐので精一杯だったんだぞ!?」
「ま、あの程度の動きじゃビビるよねぇ」
「……あん?」
「エゼキエルオーヴァー=ソドムってさ、操作感を一新してるんだよ。で、そのテストプレイでやらかした訳。ほんっっっと馬鹿だよねぇー」
そんな馬鹿な……。
あんだけ絶望を振りまいてなお、ただの練習だった、だと……?
「そうは言うがな、ムー。俺は久しぶりだし、機能だって変わってるだろ?壊しちまうからやらねぇよ」
「おぅ、そうだよな。俺だって、やるとなったら手加減しないでブッ壊しに掛るし」
「それに、コイツには那由他様の札が付いてんだろうが。やだぞ面倒くさい。これ以上に手加減すんの」
「……あ”?」
「神殺しを覚醒させただけでハシャいでるガキとか、遊んでやる価値もねぇ。よくもまぁ、ソドムはこんな雑魚とつるんでたもんだ」
「……あ”ぁ”?」
おい、今なんつった、クマタヌキィ。
地面に引きずられてる分際で、俺の事を雑魚だって言ったのか?
「バビロン。随分と余裕があるな?」
「俺が何人の超越者と戦ってきたと思ってんだよ」
「そうか、そうか。俺よりも強いって言いたいんだな?」
「やらねぇよ。壊しちまうだろ、お前を」
へぇー、ふざけた事を言う割には弱腰だな?
あぁ、腹が減ってるから力が出ないって奴か?あ”ぁ”?
「そっちの事情なんて関係ねぇ。ぶっ飛ばしてや――」
「うむ、構わん。むしろ面白そうじゃから推奨するじゃの!!」
よぉし、覚醒グラムのガントレットでぶん殴ろう。
そんな俺の怒りが、褐色幼女に掻き消された。
「……。誰だ?」
「ユニクルフィンくん、失礼をしちゃダメよ」
「いや、したくても出来ねぇってのは理解した」
ふらりと現れた褐色幼女、その頭の上でアールが震えている。
ついさっきまで俺の頭の上でのびのびしてやがったのに……、取られた事に、まったく気が付かなかった。
「俺の目線じゃ始めましてだな。お前がタヌキの皇種って事で良いのか?」
「うむ。儂が鳴く狐も黙る那由他じゃの」
「……親父と婚約してるって、ほんと?」
「うむ!今から儂のことはママと呼ぶが良い!」
そう言って、那由他はあどけない表情で可愛らしく笑った。
……うん、色んな意味で、死んでも嫌だ。
「くっくっく、その嫌そうな顔、ユルドにそっくりじゃの!!」
「こんな死んだ目をしてるのか、親父」
サチナの暗黒面を見た時は、これ以上の混沌は無いと思ったが……、人生ってままならないなァ。
そしておい、そこのタヌキ共。
ヒソヒソ話をすんな。息子の俺はまだ認めちゃいねぇぞ。
「バビロン、久しぶりじゃの」
「はい。機会に恵まれたもので、僭越ながら生き返らせていただきました。わざわざ、お越しになられたという事は……?」
タヌキの皇種、那由他。
その姿はあっけに取られるほど可愛らしい、どの角度から見ても美少女だ。
リリンやワルトとはまた違う系統の顔立ちは、敵対する可能性など微塵も考えさせないほどに無邪気にして可憐……いや待て、騙されるな俺ッッ!!
現在進行形でバビロンにデコピンしまくってるんだぞ!?
悪ガキ以外の何者でもねぇだろッッ!!
「べしべしべしべし……」
「あうあうあうあうっっ」
「そう堅くなるでない、別に取って食わんじゃの」
「そうですか?俺はてっきり、レーヴァテインの秘密をし、し、あれ?」
「ま、記憶は消すがのー」
デコピンで記憶消去……、だと?
キツネの権能を、まさか、デコピンで……?
そんなんされちゃ、鳴く狐も絶句する。
「ユニクルフィン、バビロン。折角じゃから戦うじゃの」
「なに……?」
「勝った方に褒美をやるじゃの」
それは、ただの気まぐれのように思えた。
別に何の意味もない、ただの暇つぶし。
捕まえた昆虫同士を戦わせるような、子供特有の無垢な好奇心。
「なに、万が一にも死ぬことはない。儂はもとより、ムーにカミナガンデもおるからの!」
「随分とカミナさんを信用してるんだな?」
「儂は知恵ある者を好む。美味い飯を作ってくれるからの!」
そんな事を言った那由他は、いつの間にか持っていた瓶に口を付けた。
シュワシュワと音を立てるそれは、たぶん、カミナさんが開発したジュースなんだろう。
「この戦いが俺に科せられた選別なんですね?」
「うむ。勝てばよし、負ければ、タヌキ帝王の身分剥奪でもするかの」
何かを決意したバビロンが、真剣な表情で俺を見た。
今までとは違う、殺意の籠った目だ。
どうやらもう、逃げられないらしい。
「那由他。俺からも条件を付けても良いか?」
「なんじゃの?」
「本気で戦うと周囲に被害が出ちまうんだ。だから、戦闘終了後、全ての傷ついた動植物や環境を元に戻せ。できるんだろ?」
「お安いご用じゃの。なんなら、愛を育む巣穴でも作ってやるじゃの!」
いらん。
そんなもん作ったら、0.1秒で埋めてやる。
「で、バビロっちはエゼキエルどうする?別に壊しても良いよ?」
「いや、不慣れな装備で戦う気はねぇよ。その代わり、俺の相棒を創れねぇか」
「設計図は頭の中に入ってる。もちろん出来るさ」
どうやら、俺は最強状態のタヌキ帝王と戦う事になるらしい。
これはきっと、幸運だ。
憂いなく、超越者としても自分の実力を試せる。
「神製金属を扱うんだし、僕も真面目にやらないとね。《悪喰=イーター》」
「ムー、寄り代は必要かの?」
「いえ、自前で用意したんで大丈夫です!《理知と無謀を咀嚼せよ》」
ムーが召喚した悪喰イーターの口中に、真っ黒い尺丈が浮いていた。
そしてそれを噛み砕き、飲み込み、一体となって――。
「《神物飽食=グロリアスイーター》」
「……なんだ、それは?」
「擬似神殺しを格にして覚醒させた、創生特化の悪喰=イーターだよ」
満丸だった形状の悪喰イーターが、ルービックキューブ状に変化した。
ガチンガチンと9×9のキューブが鳴動し、段々と小さくなって行く。
そして……、手の平サイズまで小さくなったそれをムーが投げ、バビロンが受け取った。
「反芻せよ。《千海山を握する業腕=ヴァニティ》」
その掛け声とともに、バビロンが受け取ったキューブが爆ぜる。
そして、中に納められていたのは……、アルカディアさんが持つガントレット。
「なに?」
「ヴィギルア!?」
「《敵と希望を歯噛みせよ、噛神食指・ギガントイーター》」
ガチン、と噛みならされたそれは、バビロンの手首から先を覆った手套。
布のような見た目に変化した千海山を握する業腕、その破壊値数は……、帝王枢機を凌駕している。
「おぉう、これだよこれ。これが無くちゃ話にならねぇ」
「逆にいえば、それさえあれば帝王枢機はいらないってことか?」
「まぁいらんな。俺には、これもある《天吊る都こそ箱庭》」
自然体で唱えられた呪文が、俺とバビロンを中心とした全長200mの魔法陣へと置き変わる。
輝かしい光、それはまるで、闘技場の様で。
「これは、大規模殲滅タヌキ魔法って奴か?」
「いらねぇんだろ。手加減」




