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外伝:文化祭、広報開始!魔王、頭を抱える

──武器庫内。

蓮がシステムを安定させて一息ついた翌日、武器たちは完全にノリノリだった。


「よし、次は広報活動ね!」

リリスが魔導端末(※魔法で情報を拡散できる装置)を手に取り、

「“第七武器庫 文化祭 in 魔王城” 特設ページ、完成っと!」と得意げに画面を見せる。

セレナは「ポスター作りは任せて。ほら、この写真、マスターが笑ってるところ♡」と蓮の顔写真を魔法で取り込み、

アイリスは「“魔導通信掲示板”にタグつけて流しちゃおー!」と、

「#武器庫文化祭 #武器美少女 #マスター大好き」と無邪気に投稿していく。

ミラは「通信魔法の波長最適化、完了。これで全世界に情報拡散されるわ」と冷静に告げた。


「え!? 全世界!?!?」

蓮は顔面蒼白で叫ぶが、時すでに遅し。

魔力情報波が次元を超えて、魔王城外の人間界や魔族領、果ては精霊界まで拡散されていった。


──そして数時間後。

「第七武器庫 文化祭 in 魔王城」の告知は、あらゆる魔導掲示板でトレンド1位を記録し、

「武器美少女たちの接客が受けられる!?」「マスターになれる体験コーナー!?」「限定スイーツ販売!」

と、各地で話題沸騰となっていた。


魔王城・作戦会議室──パニック会議、勃発!

「報告ッ!!!」

ゼルガが駆け込むなり、

「魔王様!武器庫が……!文化祭を……!全世界に宣伝を!!!」と声を張り上げた。


「何ッ!?!?」

魔王ヴェルゼルグが勢いよく立ち上がり、机を叩く。

「誰がそんな許可を出した!?!?」


「い、いえ……許可は……多分、出ていません……」

「なら誰が勝手に!?!?」

「えっと……リリス様、セレナ様、アイリス様、ノワール様、ソフィア様、ミラ様、そして天城 蓮様が……」

「全員じゃないか!!!」


魔王は額を押さえ、深いため息を吐いた。


「……待て、つまり、この魔王城に……一般人が……来るのか?」

「はい……既に問い合わせが殺到しており、

 “魔族領商業ギルド”からの出店依頼、“王都学院生徒”からの見学希望、

 “精霊界観光局”からの視察申請も来ています……!」

「……はああああああああああああああああ!!!!」


魔王は頭を抱え、そのまま玉座に沈み込んだ。

「武器庫の維持費問題どころじゃない……文化祭の運営予算、警備計画、魔力供給計画……

 何をどうすればいい……」

魔王の呻き声が会議室にこだまする。


その後ろで、幹部たちは顔を青ざめさせ、

「マスターの笑顔のために、絶対成功させるわ!」と笑顔で準備を進める武器たちの姿を遠巻きに見つめ、

(あの子たち、止められない……)と諦めの表情を浮かべていた。


──こうして、魔王城を巻き込む超大規模文化祭計画は、ますます勢いを増していくのだった。


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