表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/228

魔力ノ在ル者ト無キ者3

〈理事長、葉月!〉

テレパスで呼びかける。

だが、葉月は出ない。

それは出られない状況だという事だ。

「エレベーターでエルビス・フォン・アルバーニの所へ行け、そこなら誰も来ない」

「でも!」

「行け、逃げることだけ考えろ」

愛里は意識的に魔法の使えない魔法契約者だ、第一守護対象になる。

「これは命令だ」

樹に睨まれ、愛里は頷くしかなかった。

「さて、どうするかな?」

一般人が相手だと、やりづらい。

だが、愛里を逃がす為にも足止めしなければならない。

樹は階段に見えない防壁を作る。

これで階段より上の生徒が愛里の方へ向かう事は無い。

「こっちだ」

階段の下へ向かえない生徒達は、樹の方へ向かう。

樹は誘導するように階段を上がり、図書室へ入った。

勿論、一般生徒もなだれ込む。

窓際まで樹は逃げると、ようやく全員が図書室へ入った。

樹は魔力で入り口を閉め、開かないようにする。

「お前達は、ここで大人しくしてるんだな」

樹は言うと、窓から飛び降りた。

勿論、窓も開かない様にする。

樹はその後、何事も無かった様に着地したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ