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静時の流れ - 潮騒の誓約  作者: Minateru
始まり – 試練を越える

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52/99

招かれざる客

ビリビリ…ビリビリ…

道の真ん中、赤い光がじっと見つめて

周りは今、人の影一つねえ

銃弾が緑の芝生に散らばり

…

タタタタッ…タタタタッ…

額に汗が長く流れ

両手が道端に武器を山積み

視線が遠くのグループにまっすぐ

……

ガラガラ.

「これしか見つけられなかった…」ツメコが全部の武器をドサッと投げ捨てる

「これで足りるかな?」

…

カンッ…カンッ…

「マズいな。」アヤノが首を振り、両手で薬莢を叩き続け

「これだけじゃ厳しいよ。」

…

「それに…」アヤノの頭がゆっくり鉄のフェンスに向く

「こんな量の金属じゃ…本当にキツい…」

…

「じゃああたしが探してくる!」ツメコが背を向け、遠くに走り出す

……….

ギュゥゥ…

「…」シノミが弓の胴を強く握り、目を見開く

…

そっ…

「ちょっと落ち着けよ、シノミちゃん。」ネネがシノミの肩に手を置く

「そんな顔してたら…」

…

「今、俺はどうすればいいんだよ!?」シノミが目を見開き、ネネを振り返る

「ハルがあの中に一人で、俺は…」

…

ポン…ポン…

「大丈夫だって。」ネネが軽くシノミの肩を叩く

「こんなの初めてじゃねえだろ!」

「結局あいつは戻ってくるよ。」

…

「でも今回はあの時とは違う。」シノミが顔を伏せ、体を震わせる

「街のチンピラじゃねえんだから。」

…

「信じろよ、シノミ。」ネネが体を低くし、目を見開いて

「あいつは…絶対に戻ってくる。」

「いつも通りだよ。」

「あいつがお前に約束しただろ?」

…

そっ…

「うん…」シノミが唇を噛み、頭を軽く頷く

「そうだな。」

「もしあいつなら…」

…...

ピーピーピーピー

ノートパソコンの画面が急に赤く変わり

通知の行が画面を埋め尽くす

赤い点がだんだん大きくなり

数字がめちゃくちゃに走り出す

…

「どうした、クロミ?」シラカワが体を低くし、画面を見る

…

カタカタカタ…

「分からない。」アサギリがキーを叩き続け、目をシラカワに上げる

「でも…フェンスの内側から来てる…」

「ナツメ…まさか…」

…

「そんなこと思うな。」シラカワがアサギリの顔に近づく

「そんなことねえよ。」

「ただシステムがバグっただけだ。」

…

「でももし…そうじゃなかったら…?」アサギリが鉄のフェンスを見る

「もしそれが…」

……

ピッ…

ノートパソコンの画面が急に真っ黒に

周りの空間が一瞬止まったように

そして…

…

ガアアアア!!

風が木々のてっぺんをめくり上げる

音が空間全体に響き渡り

空薬莢があちこちに飛び散る

…

「何が…起きたんだ…」シラカワが体を固くし、フェンスから目を離さない

……………………………………………………………………………………………………………….

ガアアアア!!

黒く変わった芝生の真ん中から

ひび割れがあちこちに広がり

赤い染みが今は乾いて

…

バチバチ…バチバチ…

稲妻が体全体を走り回り

電気が円を描いて包み込み

ハルの肌がだんだん鱗に変わり

顔の半分が糸で覆われ

…………

ブンッ…ブンッ…

「さあさあさあさあ!」ハル(?)が鎌を振り回す

「お前らまだ何待ってんだよ?」

「お前らが俺を宴に呼んだんじゃねえのか?」

……

「おおっと!」少女が手で口を覆い、体を曲げて笑う

「まさかこんな貴賓様まで来てくれるなんて。」

「しかも有名人まで!?」

…

「お客様。」少女が赤い鎧をちらりと見て

「今日は特別にサービス追加しませんか?」

「本日のお客様限定で特別割引ですよ…」

…

キンッ…キンッ…

「いらねえ。」赤い鎧が二つの半月鎌をぶつけ合う

「貴賓様が直々に来たんだ。」

「俺が自ら歓迎する。」

…

ピピピ…

「それに…」数字が赤い鎧の目の前を走り、頭をハルに向ける

「なんでお前があいつにそっくりなんだ?」

…

リン…

「つまんねえ!」少女が目を閉じ、手を肩の高さで振る

「せっかくお客様専用スペシャルメニュー用意したのに。」

「まあ仕方ねえか。」

…

サッ…

「じゃあ生き残るようがんばってね!」少女が体をずらし、手を振って赤い鎧に笑う

…

「そんなもんいらねえ。」赤い鎧が姿勢を固める

…...............

「お前ら客を迎える気あんのか?」ハル(?)が鎌を赤い鎧に向ける

「店なのに客を待たせるとか何だよ!」

「あのケチな宴よりひでえぞ!」

…

グッ…

「じゃあ…」ハル(?)が体を低くし、足に力を入れる

「まともな飯が食いたけりゃ…」

…

ヒュンッ.

「自分で厨房入るしかねえな。」ハル(?)が赤い鎧の上に飛びかかる

「…」赤い鎧が固まり、体がハルの影に覆われる

…

…

ドガン!!

空間に巨大な穴が現れ

岩の破片があちこちに浮かび

地面にひび割れが広がり

小さな稲妻が周りを走る

…

ガキンッ!

「…」半月鎌がハルを押し返す

……

「ほう…」ハル(?)が鎌を顔に近づけ、赤い鎧から目を離さない

「妙だな?」

「普通なら…」

「これだけで終わってるはずなのに。」

…

パシッ…

「俺が普通に見えるか?」赤い鎧が半月鎌を高く掲げる

…

「全然。」ハル(?)が首を傾げ、顔色を変えずに

「まあ少しは感心したけど…」

「これがマキって小娘が言う自己進化ってやつか?」

…

ギュッ…

「…」赤い鎧が半月鎌を強く握り、目が光る

…

「それとも…」ハル(?)が牙を見せて笑う

「後悔してんのか…お前がそこにいなかったこと…」

「いや…」

「お前はそこにいたのに何もできなかったことだ。」

…

ヒュンッ!

「黙れ!」赤い鎧がハルに突進し、鎌を高く上げる

「お前が何を知ってるってんだ!」

…

ガキンッ!!

「知ってるさ。」ハル(?)が鎌を高く掲げ、髪の下から目が光る

「誰よりよく知ってる。」

「でも俺も知りてえ」

「お前らにとって…」

…

「自分で仲間を殺す感覚ってどんなもんだ?」ハル(?)の目が赤い鎧を睨む

…

ガラララッ!

「この野郎!」赤い鎧がフェンスの金属を引っ張り、ハルにぶつける

「お前が何の資格で言えるんだよ!」

…

ドンッ!!

埃が空気中に舞い続け

長い溝が砕けた地面に現れ

ハルの体がかなり後ろに下がる

……………

「やるじゃねえか!」ハル(?)が腹に手を当てる

「ここまで変わるとは思わなかった。」

「俺、かなり感心したぞ!」

…

バチバチ…バチバチ…

「だから…」電気がハルの周りを走り続け、唇に笑みが浮かぶ

「俺も何か返してやろうか?」

……

ズゥン…

赤い鎧の足がだんだん地面に沈み

体が曲がり、手が上がらなくなる

…

ミシッ…ギギギ…

「こんな…」赤い鎧が顔を上げてハルを見る

「ありえねえ…」

「なんで…お前が…」

「あいつの技を…」

…

バチッ.

「お前が間違ってる。」ハル(?)が稲妻を掴み、赤い鎧を見る

「俺はあいつに似てねえ。」

「むしろ…」

…

「あいつが俺にそっくりだ。」ハル(?)が牙を見せて笑う

…

「 」赤い鎧が動かなくなり、頭を向けられない

……

「アルヴァス。」ハル(?)の口から軽い音が漏れる

…

…

ドゴォォン!!

白い光が空間全体を覆い

地面が半分消え

周りの木々が乱れ飛び

外の人々が目を閉じる

……

「来たか…」軽い声がシノミの頭に響く

「あいつ…みんな…」

…

「何だよこれ…」シノミの目を見開き、体が動かない

……………………………………………………………………………………………

バチバチ…バチバチ…

巨大な穴の真ん中で

電気があちこちに飛び散り

赤い鎧の体が右半分を失い

…

「妙だな?」ハル(?)が顎に手を当てる

「もっと強かったはずなのに?」

「それともこの体がまだ鍛え足りねえのか?」

…

パチパチパチ!

「マジでスゴい!」少女が遠くの機械の上で座り、拍手し続ける

「まさかここまでやれるなんて!」

…

「俺はお前を知ってるか?」ハル(?)が少女を見て、鎌に寄りかかる

「お前が匂いをかすかに…」

…

「いやいやいや!」少女が手をぶんぶん振り、体を揺らす

「私があなた様の隣に立てるわけないでしょ?」

…

「私の言いたいのは…」少女が指を顔に上げ、体を後ろに反らす

「この時代じゃ、もういろんなことが変わってるってこと…」

「できることとできないこと。」

…

「なるほどな?」ハル(?)が周りを見る

「確かに全部消えちまった。」

…

「そうよ!」少女が体を伸ばし、目を閉じて

「でも私ももう少し聞きたいことがあるんです。」

「たとえば…」

…………………………………………

ギィィン.

遠く、巨大砲がまだ輝く場所から

電気が体を覆いながら近づき

糸が砲身全体に広がる

…

「目標確認…危険…」赤い鎧が巨大砲をハルに向ける

「存続させては…いけない…」

「情報に関わらず…」

……

ガキン!!

金色の火が砲身を覆い

黒い煙が上がる

砲口が今、地面に向く

…

「結局…誰だ…」赤い鎧が体を起こし、煙の方向を見る

……

ドシン…ドシン…

緑の木々の間から

建物の影に隠れ

金属の鎧が徐々に現れ

…

ガコン…

巨大な薬莢が地面に落ち

一つの機械が近づき

奇妙な銃を手に構え

…

「宴に友達呼ばないなんて最低だぜ、ハル!」レンが操縦桿を前に押し、唇に笑みを浮かべて


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