前書き
『伝説の勇者様!? ……いえ、補助職の僧侶です』をご覧いただきありがとうございます。
さて、皆様はゲームで「自分がRPGの登場人物だったら何の職業になるだろう?」
……なんて考えたことはありますか? 私の場合は、おそらく僧侶です。主力じゃないけど、仲間を活かす、支える役割が自分にピッタリだなって感じます。この物語の主人公テルアキもそんなイメージであり、実は私(作者)の生き写しでもあります。
自分がRPGの世界に飛び込んだなら、こんなことを考えて、こんなことを試して…… と妄想しながらこの物語を綴りました。
物語の序盤~中盤は、『僧侶ができる範囲で様々な問題を解決していこう!』がテーマです。環境設定の枠に縛られない自由な発想で問題解決を試みます。
そして終盤は、私が思う僧侶最大のテーマ「僧侶が命を懸けて仲間を救う魔法(ドラクエでいう僧侶の魔法『メガンテ』)」です。
大切な仲間を守るために自分の命を懸けた魔法を撃つことはできるのか? と考えたら、とても深い内容になりました。せっかくの想像物語ですから、そこは蘇生魔法がない世界。その魔法を撃てば死にます。
それでも仲間のために自分の命を懸けた魔法を撃つことができるのか……正直、私自身、そんな状況になっても撃てるかどうかは分かりません。
主人公テルアキはその苦悩と向き合いながら物語は結末に向かいます。そして最後は泣ける感動ストーリーであって欲しい(希望)。
全八十六話の物語です。それでは、恋あり、笑いあり、努力あり、苦悩あり、勇者ではない主人公「僧侶テルアキ」の主役になれない主役の物語をお楽しみいただけたら幸いです。
田山照巳




