イケメンは嫌いだ!
今週はレンタル店でDVDを二枚、借りて来た。
「タイムトラベラーの系譜/ルビー・レッド」と「ゴーストバスターズ」の二本。
どっちもイケメンが出てくるんだよなあ。
イケメンは嫌いだ!
イケメンは敵だ!
この世の中、イケメンは全部いなくなって、男は全員、ぼく以下のブサメンになってしまえばいいのに……。
ハアハアハア……。
すまん、ちょっと私情がはいった。
「タイムトラベラー~」の方は、ドイツ映画ということで、出てくる役者、どれもこれも馴染みがない。まあ、主人公の女の子がちょっとばかり可愛いから許す。
あ、主人公の女の子のいとこ、という女の子の方が美人だけどね。
内容はというと、タイトル通り、主人公がタイムトラベルの能力を突然身に着け、歴史を行ったり来たりして冒険に巻き込まれる、つうもの。
で、この女の子に絡むイケメンが、超ヤナやつ!
でも最初に言ったようにイケメンだから、主人公の女の子「彼、あたしのことどう思っているんだろう?」という恋愛要素たっぷりの映画で、肝心のストーリーがそっちのけ。
セットは豪華だし、役者もたぶん、ドイツでは有名な名優を配しているんだろうが、どうも盛り上がりに欠ける。
というわけで、ぼくにとっては退屈な映画でした。
タイムトラベルものってのは、処理が難しい。
「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」のように、限定された地域で、過去、未来、現在をいったりきたりする映画なら、観客に前後関係が判りやすいんだろうが、この「タイムトラベラー~」は実際の歴史を扱っているから、ヨーロッパの歴史が常識に入っていない日本人には入りづらいのかもしれない。
もう一本は「ゴーストバスターズ」。
これ2016年公開の、新作です。
以前の「ゴースト~」と「ゴースト~2」の続編ではなく、リブート作品。
幽霊退治のゴーストバスターズ、全員女子という設定で、新作として公開したもの。
あ、でも、カメオ出演で、オリジナルの役者がちらっと出てくるので、興味ある人は見てみて。
これにもイケメンが出てくるんだが、こいつが超おバカ!
こいつの馬鹿さ加減といったら、うーんと、高畑裕太以上に馬鹿なんじゃないかと……。
レンズのないフレームだけの伊達眼鏡を架けているんだが、その理由というのが。
「レンズが曇るから、レンズを外した」でしょ?
大きな音にびっくりして、目をふさぐ。
「わあ! 大きな音だ!」
なんで耳を抑えないで、目を抑えるんだよ!
コーヒーを一口含んで、ブーッ! と吐き出して一言。
「あ、おれ、コーヒー苦手だった」
そんなの、判れよ!
そんなこんなであんまりにこのイケメン、おバカ何で映画を観ている間、そう悪い感じはなかった。
しかし映画を観終わって気づいたこと。
こんなおバカ演技をリアルに演じられるってことは、この役者、実は超頭がいいんじゃね?
ちぇっ!
結局、イケメンで頭がいいってことか!




