表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/228

SF入門……でもねえ……?

 最近、本屋でぶらぶらしていたらちょっと心を動かす本を見つけた。

 もちろんSFだ!

「時をとめた少女」作者はロバート・F・ヤング。おもに1950年代から60年代の短編をまとめた本だ。

 このヤング、という作家はSFの本流というよりはちょっと傍流の、いわゆる「イイ話」系の短編を主に書いている。

 ちかごろ早川書房や、創元SF文庫では、50年代、60年代の「アメリカSF黄金期」といわれる時代の作品を再刊している。

 どうもSF初心者向けに、こういったラインアップを出版しているようだ。

 まったく賛成だ!

 今、SFはあまりにも高度になっているんじゃないか?

 はじめてSFを読んだ時の感動を、取り戻そうとしているのかもしれない。

 その点、これら古典といってもよい作品は入門編として最適だ。

 が、もっとSF入門にふさわしい作品がある。

 ぼくの考えではそれは「ドラえもん」だ!

 作者の藤子・F・不二雄はSFが好きで、さりげなくSF味のあるマンガを描いている。

「ドラえもん」を読んで、SFの面白さに目覚める、なんてのはあっていい。

 でももっと読んでほしい藤子マンガがある。

 それは「モジャ公」だ。

 たぶん藤子・F・不二雄氏の本領が発揮されたマンガではないか、とも思っている。作者のことばによれば前作の「21えもん」というマンガが打ち切りとなって、この作品のためにあたためていたアイデアが残っていたので「モジャ公」に使ったということだ。

 藤子マンガとしては珍しくホームドラマではなく、主人公は宇宙せましと飛び回り、冒険をくりかえす。

 たしか一度、アニメ化されたが、肝心の宇宙冒険ストーリーはなくなって、登場人物たちが地球にやってきて地球人の一家と暮らす、という内容になっていた。やっぱり宇宙冒険ものってのは、日本じゃむずかしいのかねえ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ