生徒会登場
ゲーム内の話は本編中では終了しました。
これから女体化によるコメディ的な何かをお楽しみください。
テレビを消した後、ピンポーンとインターホンがなった。
「誰か来る日だったっけ………?」
そう思って玄関まで行ってドアの鍵を開けると……。
「おーい!!御蔭ーーー!昨日はこの資料まとめっからお前んち使うって言っただろ!!鍵開けとけっての!!」
そういえば昨日は昼の2時からこの家で生徒会の校外会議するって言っていたっけ。すっかり忘れたわけでは無いけれどね。初ログインしてから戻るだけのはずだったのにあのブラッドとの死闘の後、ぐったり寝てしまって気がつくと一晩寝てしまってから、今のように、女体化してましたって所だ。
ちなみに、今叫んでいるのは、我が親友、天紅 祐一の姉、天紅 佐織だ。
そして、我らが生徒会長。まぁ、自分が一応副会長だけどね!!ほぼ会長のパシリだけど!!彼女は学年が一つ上で3年だ。弟である祐一がロシアにいるのは交換留学のはずだ。こちらに来ていたイアノフさんはもう帰ってるんだけどな………と思いつつ。
そして、会長の後ろから3人入ってくる。彼女らも生徒会のメンバーだ。今日は学校では無いので全員私服だった。会長のもついでに簡単に説明しておく。
まず、会長は黒い髪をかかとにつきそうなぐらいまで伸ばして、それを腰ぐらいで1回まとめている。僕や祐一をこき使う暴君と言うのが僕にとっての第一印象だ。他の人は美人だと言っている。胸は一見小さく見えるが、サラシを巻いて小さく見せている。隠れ巨乳と言うものだ。本人は小さい方が楽だが大は小を兼ねるから一応良くは思っていると言っている。会長と呼んでいるのはまぁ、親しいと思われたくないからだ。親しい人ほどこき使うのが会長だ。身長は172と女性にしては高い。
次に、書記である白龍 黒江だ。
黒江は全員に下の名前で呼ばせている。だから僕も黒江と呼ぶ。黒江はレズであり、たまに変質者みたいな黒いコートにハンチング、グラサンにマスクという格好をしているのを見る。なにやってんだか。髪はもともとの茶色のサイドテール。今黒江はメチャクチャハァハァと息を吐いている。身長は、157とそこそこの身長だ。ちなみの僕と同じ2年生だ。
会計の金国 湯空は僕と黒江の1つ上の3年生………のはずだ。身長が130と小学生サイズで去年から僕のことをみーにーと呼んでいた。(名前が御蔭なので。)生徒会室ではよく僕の膝に座ったり頭を撫でてとせがまれたりする。僕は気にしていなかったけど、黒江が羨ましそうな目で見ていたので色々と面倒な事になった事もたびたびあった。。髪の色は赤で、それを羊の角をくるんだような髪型にしている。イメージしづらいのは我慢してほしい。髪型の種類が分からないのだから。
最後に広報であり、元会長の丹波 炎樹についてだ。彼女が1年の時会長だったが、昨年広報に移動したいと言い現在に至る。本人は「可愛いものを間近でプロデュース出来る以上の喜びがあるか!!」と
黒江とは少し違った変態だ。髪は腰ぐらいで黒。身長は157で黒江と同じだ。彼女も3年生である。
その4人に僕は正直にこう言った。
「こんな姿ですが、僕は天埜御蔭です。朝起きたらこうなっていました。」
4人の反応はというと……。
「あ、そ。じゃ、会議すっからさっさと着替えてねー。」
会長は本当に気にしていない。
しかし、他の3人は違った。
「みーにーがみーねーに…………。でもなんかいい。」
「なんで?!」
「コイツ……。やるぞ私はぁ!!読モからトップアイドルまで!!お前を育てるぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「いや、いいですから。」
「どうしよう…………また百合の花が咲いちゃうよ………。」
「黒江……。お前将来大丈夫か?」
「大丈夫さ!!それより御蔭、私をちゃん付けで呼びなさい!!」
「呼ばないよ!!」
「取りあえず御蔭は着替えろ。ネグリジェのままだと風邪引くぞ。」
「あ、分かりました、会長。」
「ぜひ!!私に着替えを覗かせて……。」
「断る」
答えを言うまでにかかった時間、約0.1秒。と、新記録を頭に入れて、僕は2階の自分の部屋に入った。
着ていたはずのジャージが無くなっているので、タンスの中の服はどうなっているのかと見てみると、タンスはそのままだが隣にクローゼットが追加されていた。クローゼットの中には、フリルのついたようなものが多かった。
タンスの中には夏物のワンピースなどが入れてある。未使用であるだろうビニールに入っている女子用の学校指定のジャージも入っていた。
男子の時は赤だった。(いわゆる芋ジャーである。)
しかし、この中に入っているのは薄紫の物だ。学校の体育と一部の部活ではこれを使う。ただし、夏は男子は体操服に短パン、女子はブルマーだ。いや、ブルマーって。昭和じゃあるまいしと思いたいが事実だ。全部で6段のタンス(一番上は真ん中で2つに分かれている。)の上から2番目には、学校関連が多いのだろうか、夏服などが入れられている。
自分はクローゼットから無意識にあのゲームと同じようなゴスロリを手に取っていた。
「ほほぅ………。この顔に体でゴスロリか………。」
「覗くなって言ったんだけど、黒江。」
「それは私に襲えという意味かな?」
「そうじゃない、出てけ。」
なぜか体が覚えているかのように、ぱぱっと着替える。
しかし、僕は恥ずかしさを押さえられなかった。黒江に手伝わなせなかったのは正解だったけど。下に降りると、会長以外から歓喜の声があがる。
「やっぱりいいねー。にしても胸きつくないの?」
「そういえば少しきつい………。」
「けしからんね。黒江はBカップ、私はAAカップだというのに、君は……Dはあるね。よし、揉もう。今すぐにでも満遍なく。」
「炎樹さんだけにはやらせませんよー。私も揉んでやる!!」
2人が両手をお椀型に蠢かせながらこちらに向かってくる。
会長には見向きもしないくせに………と思っていると、湯空が2人の前に立った。ちなみに僕は湯空さんを呼び捨てにするようにと本人から頼まれている。
湯空は大声で叫んだ。
「み……みーねーをいじめないで!!」
「「ぐほぉ!!」」
2人が鼻血を出してその場に倒れた。
「ありがとう、湯空。」
僕はお礼として湯空を抱き寄せる。
髪からか甘い香りがする。なぜか今は普通にやれるようになっていた。初めはかなり緊張したのに……。
「みーねー……すりすり。」
湯空は僕の胸に顔をうずめた。
「みーねー……むきゅ……。」
「顔をうずめるのは許すのか……。」
丹波先輩は悔しそうにしているのはなぜだろうか?
そして、黒江は「美少女姉妹ハァハァ……。」と息を荒くしている。もうどっか行ってくれないかな変質者。
「お前ら……。いい加減会議始めるぞ!!いつまで無駄なことやってるんだ!!」
会長がキレたので、会議が始まった。
会議は昼食を挟んで終わった。議題は今度の生徒総会でやることについてだった。
もうそろそろお開きだと思っていると……。
「姉貴ー、なんでこの家にまでお泊まりセット持ってこさせるのさ……。」と黒江の妹の美咲が入ってくる。
「会長は御蔭の転校の書類を校長に渡してください、さっき作ったので!後丹波先輩はこの編入の書類を!!そして私はここに泊まって御蔭に女のいろはを教えておきます!!」
「まぁ、これで下着買ってこいとかのパシりもできるしな。」
結局会長は、僕のことはパシりとして扱うのか……。
「うーん……私は姉貴と違ってショタしか愛せないしな~。」
「ショタコンとはね、妹よ、人生の4分の1を損するぞ。ショタに期待するのは孫だけにしなさい。私は祈ってますよ、あなたがコッソリあなたの部屋に置いたロリコン本で目覚めることを。」
「御蔭さんよくこんなのと一緒にいれますね……。私はもし両親が離婚するならば姉貴と反対側に行きますよ。悔いもなく。」
そして、会長、湯空、丹波先輩が帰って行く。
美咲は逃げるようにお泊まりセットであろう鞄を黒江に投げ込んで逃げていった。
「黒江、料理はするなよ。」
媚薬入れられそうだし。黒江料理下手だし。
「何を言う!!私は御蔭のエプロン姿を撮る役目がある!!料理などやってられるか!!」
はっきり言いやがった。まぁ、料理をするのは嫌いじゃない。お菓子も普段作ってるし親が遅いときは安く美味いご馳走を作ってたし。
「とりあえず邪魔者がいない今!!かわいがってやるぜい!!ハァハァ。」
と急に黒江が飛びかかってきた。意外と速く、回避が間に合わずに押し倒された。
「このまま貞操を奪っちゃえば………。」
だ、誰でもいい!!救世主よ!!ヒーローよ!!来てくれぇぇぇぇぇ!!
そんなときに来るヒーローは意外な人何ですね、はぁ。
前書きの通り、本編ではゲーム内の話は終わりますが、ゲームの仕様や本編では回収する気の無いというか出来そうにない複線は番外編や設定集としてだすつもりです。