第62話 異禍群の戦力桁違い増強
名を得てさらなるチートヘの第一歩を踏み出した私だがとりあえず考えるのをやめた。
元々私は近接格闘がしたくて強くなっていたのか、生き残る為に強くなっていたのか分からなくなってきたからだ。
さて、魔王アリシアだがあの後直ぐに帰ってしまった。
なんでも他の魔王の居場所を新たに作るんだとか言っていたので当分は異禍群には来なさそうである。
良いことなのかな?
多分 私の判断でも良く分からん。
「なるほど、魔王より名を与えられたの…。相当強くなっているわね。」
「まさか究極能力が増えるとは思わなかったけどねぇ。」
「それでも良いじゃん?妹が強くなんのは良いことだしなぁ!」
「うんありがとお姉ちゃん達。」
アラクネお姉ちゃんとエイルメントお姉ちゃん、ネメシスお姉ちゃんの三人に報告したがけっこう喜んでいた。
多分お姉ちゃん達が名前を得た場合、私より普通に強くなるので、私が強くなったからと油断してはいけない。
まぁ敵ではないし家族だけどね。
姉超えはまだまだ先になりそうだね。
…ん?
そういえば私の存在値って今どんぐらいだろ?
『存在値はおよそ132億です。「暴体王」の効果により大幅な強化が施されました。』
やはり…お姉ちゃん達の存在値は超えている。
いや、まぁ当然なんだけどね?
名を得て限界突破したしね?
そしてMPに関しては究極能力『魔導之書』で補正がかかっていたり直ぐに回復するなどの効果もあると…。
アレ?
コレもしかしなくともさぁ…。
お姉ちゃん達の名前付けれるくね?
お姉ちゃん達の場合表示されている存在値以上の身体性能をしているがそれでも私の方が存在値と身体性能では上回っている筈だ。
なら少なくとも連発では無理でも時間をおけば…。
いけるくね?
やれるくね?
そもそもお姉ちゃん達を呼ぶ時に種族名を呼んでいるので違和感しかなかったし丁度良いかもね。
そう、コレはいうなれば恩返しみたいな物でる。
真化の際には本当にお世話になったし?
一人だった私の話相手にもなってくれた。
そんなお姉ちゃん達ヘの恩返しである。
『魔導之書の試験運用にも丁度良いですからね。』
…貴様…感動的な雰囲気出そうとしたのに…。
まぁ、実際恩返ししたいのは本当だからね!
嘘じゃないよ?
本人達に話したところ反対されたがここは私も意地である。
そもそもMPが足りなくなったらSPが使われるらしいけどそっちも「暴体王」の回復力で速攻回復するわ!
何ならその口に舌入れてでも黙らせたろか?
私はやるぞ!
恩返しさせやがれ!!
何なら強行突破するからな!
『とんでもない脅しですね。聞いた事がありませんよ?恩返しする為に脅す人なんて』
なんかチエさんが言ってはいるが無視。
その後私の気迫に押されて負けたお姉ちゃん達は名前を私に付けられることになった。
では、私のネーミングセンスをフル活用して考えるとしますかねぇ。
まずはアラクネお姉ちゃんだけど白の長髪に赤い瞳、下半身は蜘蛛という外見…。
悩ましいね。
白っぽい名前にしたいけどさてどうしようかな?
てか相変わらずの美女だな。
脱線する前に決めよう。
まずは姉妹なんだから共通点が欲しいよね?
私の名前が"ヴァイシア"だから…。
"ヴァ"を共通点としようかな?
となると…。
よし!決まりだ。
「アラクネお姉ちゃんは"シルヴァ"で!シルヴァお姉ちゃんで!」
シルヴァに決定である。
それと共にごっそりMPが消費された。
だいたい99億程は消し飛んだかな?
さぁみせてみろよ?魔導之書君、君のMP回復能力を!!
お、おぉ?
おぉ〜!!
消費されたMPがみるみる回復し始めた。
だいたい1秒間に1000万も回復しており全開復までそう時間もかからなそうだ。
てか、この能力ヤバい。
究極能力で強い確定はしていたが流石といったところか。
チエさんの製作する魔法は基本的に、大規模クラスだと100万は使用する。
例を挙げれば、一点集中日光雨だがアレは1万m³の範囲を一分間攻撃し続けるのに1000万程MPを消費する。
そう明らかにコスパが良い魔法だったのに更に回復するのでもはや常時広範囲発動が可能となったのだ!
魔法戦でも敵はないなこりゃ。
さて、シルヴァお姉ちゃんだがさっそく変化があったようで…。
…落ち着いて聞いてください。
究極能力って能力の中でも最上位クラスなんですよ。
なんで、2つあるんですか?
いや、私もあるけどね?
「ヴァイシア、ありがとう。
まさかこの短期間でここまで強くなるとは思わなかったわ。
しかも私に名付けが出来るほどにね。」
「お姉ちゃんのおかげだからこのぐらいのお礼はするよ!コチラこそありがと、今後もよろしくね。」
さて、お姉ちゃんだがまず下半身の蜘蛛型が更に主張が激しくなった。
厳密に言えば蜘蛛型の腹が巨大化し脚がより太くなり筋力も上がっていた。
更に蜘蛛型の前方一対の脚が鎌の様な形状に変化しており恐らく私の蟷螂の因子の影響を受けた事が分かる。
能力面も凄まじい成長を遂げた。
究極能力『確殺之王』
権能
弱者死界…自分より存在値の低い者が死滅する空間を精製出来る。
同格殺し…自分と対象の存在値差が10万以内だった場合に50%の確率で殺す事が出来る。
確率を外してもHPを半分程削る事が出来る。
能力殺し…特有能力クラスの能力を破壊出来るが対象に触れなければならない。
割合削り…対象のHPを割合で削る。
再生妨害…再生能力を1/1000程度まで下げる事が出来る。
…………。
圧倒的に無慈悲では?
確実に殺すという殺意が滲み出てるよ?
隠せてないよ?
格下と同格まではギリギリ分かるけどさぁ。格上相手にも通る権能はダメじゃん?
戦闘が成り立たないよ?
てか私達、魔蟲族姉妹の中で殺傷能力に特化したのシルヴァお姉ちゃんじゃね?
究極能力『解析之王』通称メイネ
進化思考…1万倍程度の思考能力と演算処理能力を発揮し思考能力の成長も可能。
並列思考…70を超える"進化思考"の複製を作り並列で運用可能
思考補助…所有者の思考能力に1万倍の補正が掛かる。
解析鑑定…対象の解析および鑑定を行う。
独立思考…独立的な思考・意思を持ち、能力の獲得も可能。
複眼鑑定…所有者の複眼に写ったもの全てを即座に鑑定する。
…、。
どうやら私の真似をして名前を付けていた様子であり更に蜘蛛の眼まで統合されたようだ。
とにかく見ただけで解析するらしい。
特有能力「嫉妬者」
権能
能力封印…対象の特有能力を一次的に封印することが可能。
異常動作…対象の能力に異常を起こし使用困難にする。
洗脳無効…洗脳関係の攻撃が一切無効となる。
…。
大罪系の能力じゃねぇか?!
どっから生えてきたの?!
てか、嫉妬って能力を使用出来なくさせる系なんだね。
流石は大罪系の殿堂入りチート!
シルヴァお姉ちゃんはデバフと確殺無慈悲な能力のオンパレードな能力構成だね。
あとは普通に"五大属性無効"も獲得していたので普通に防御力も高い。
さて回復したことだし次いってみようか!
エイルメントお姉ちゃんの名前は…。
「"ヴァリア"で!エイルメントお姉ちゃんは今日から"ヴァルア"お姉ちゃん!」
フッ!どうだ私のネーミングセンスは!
バリアではないぞ!"ヴァルア"だ!
間違えるなよ?
「もうMP全開したのかよ…。
流石は私の妹だな!可愛いぞ!」
「いつも気にかけてくれてありがとね。今後もよろしく!」
さて、MPは130億程持っていかれた…。
ほぼ全部じゃねぇかよ!!
どんだけ力を溜め込んでたの?
さてまず見た目の変化だが背中に生えている翅が大小二対になった。
より高度な空中移動が可能となっただろうね。
肝心の能力はというと
究極能力『分析之王』通称ルリア
権能
圧倒思考…1万倍程度の思考能力と演算処理能力を発揮する。
並列思考…60を超える"圧倒思考"の複製を作り並列で運用する。
思考補助…所有者の思考能力を1万倍程度補助する。
解析鑑定…対象の解析および鑑定を行う。
精密鑑定…より高度な鑑定を行う。
独立意思…独立的な思考・意思を持ち能力の獲得も可能。
森羅万象…大抵の情報を網羅可能となる。
より高度な情報を得られる感じだね。
そして名前付けてたんだね。
この調子だとネメシスお姉ちゃんも付けてそうだなぁ。
究極能力『法則之王』
権能
法則操作…既存の法則を操作し自らの思い通りにすることが可能。
乗数加速…乗数的な加速能力を発揮し自らが起こすあらゆる事象に適応される。
法則定理…自らで法則を再定理することが可能。
存在破綻…対象の存在を破綻させ滅ぼす。
…究極能力にしてはね?
権能少ないなぁと思ったらとんでもないことになってたわ。
ナニコレ?
ちょっと良くわからないよ私。
…次いこうかな〜。
究極能力『模倣之能』
権能
能力模倣…一度見た能力を無条件で模倣出来る。
能力適化…模倣した能力を最適化することが出来る。
能力複製…模倣した能力を複製することが出来る。
能力付与…模倣した能力を"魂の回廊"が繋がっている存在に付与することが出来る。
せめて条件をつけよう?!!
無法地帯じゃん?!
てか断然私より強いな二人とも!!
しかも究極能力は3つ持ち…。とんだイカれ性能である。
速度、法則改変特化型のようだねヴァルアお姉ちゃんは。
ヴァルアお姉ちゃんは話的に三番目の強さだった筈では?
ネメシスお姉ちゃんが怖くなってきたよ。
全開復したしネメシスお姉ちゃんいってみよう。
フ〜ム。
ヴァ、ヴァ、。
よし決定
「ネメシスお姉ちゃんは"ウネヴァ"!ウネヴァお姉ちゃん!でどう?」
「良いね。よし決定!ボクはウネヴァだ。」
「今後もよろしくね!」
さて見た目の変化だが、まず手の指が5本指に増えた。
更に以前までの甲殻の様な腕ではなく腕甲の様な形状の腕に変化した。
更に肘と膝にも黒紫色の外骨格が形成されており硬そう。
あとは脛にもあるね。
全身ガチガチである。
能力面いってみようか。
究極能力『精査之王』通称ルシア
精密思考…精密かつ高度な1万倍の思考能力と演算処理能力を発揮する。
多列思考…90を超える"精密思考"を複製し並列で運用する。
思考補助…所有者の思考能力に1万倍程度の補正をかける。
解析鑑定…対象の解析および鑑定を行う。
独立意思…独立的な思考・意思を持ち、能力の獲得も可能。
詠唱省略…魔法使用の際の詠唱をせずに"完全詠唱"と同等の魔法を行使可能となる。
やっぱ名前付けてましたか〜。
私の真似大好きじゃ〜ん。
権能的には私のチエさんの演算能力とヴァルアお姉ちゃんのルリアさんの精密な思考を合わせた感じだね。
究極能力『重力之操』
権能
重力世界…前後左右上下斜めのあらゆる方向に重力を発生させる。
制限重力…相手の動きに完全に支障が来る重力を自動でかける。
無限重力…無制限に重力をかけることが可能。
反転重力…重力を反転させ反重力を生み出すことが出来る。
法則操作…既存の法則を操作し自らの思い通りにすることが可能。
弱点看破…相手の弱点を看破する。
世界系は格が違うね?
おかしいもんね〜。もはや僕の考えた最強の能力のオンパレードでぁ〜。
しかし重力系能力エゲツねぇ。
無限重力が文字通りの無限だからね〜。
さて次いこうか
究極能力『堅牢生体』
五大属性…五大属性の含まれる攻撃を無効化する。
物質無効…物理的な攻撃を無効化する。
魔法無効…魔法攻撃を無効化する
攻撃看破…攻撃の威力や性能を看破する。
変幻硬化…看破した攻撃に合わせて最適な硬度に肉体を変化させる。
洗脳無効…洗脳、精神攻撃を無効化する。
無効クラスの耐性が統合された感じだね。
けど"攻撃看破"と"変幻硬化"でイカれた防御力になってるね。
「耐性貫通」なら無効クラスの耐性持ちにもダメージ通るからね〜。
それの対策だろうね。
ウネヴァお姉ちゃんは、防御力と重力攻撃特化型だね。
こうして
デバフと殺傷能力最強のシルヴァお姉ちゃん
速度と法則改変特化のヴァルアお姉ちゃん
防御力と重力攻撃特化のウネヴァお姉ちゃん
そして身体性能と大罪持ちの私の四姉妹が異次元強化されたって訳何だよね〜。
「ほ〜ん。なるほどなぁ。テメェ等、魔蟲族は規格外だなぁ〜。戦いたくねぇ。」
「にしては、私達が出て来た時に真っ先に攻撃してきたけどね。」
「悪かったっての。てかなんのようだヴァイシア。」
「ん、せっかくだから"守護神"様にも名前を付けようかと思ってね〜。」
「んな大層なもんいらねぇよ。」
そういうのはもちろん守護神の巨人族だ。
この際、名付けしまくろうという気分で来たんだかど気怠げだなコイツ。
「てか守護神様って普段は何やってんの?」
「様呼びやめろよ?、そうだなぁ昼寝したりゴロ付いたりとかだな!特に何もしてねぇよ。」
「弓はかなりの技量っぽいけど練習とかは?」
「おぅ、やってんぞ?」
そこから語ってくれたのは、守護神としての日常であった。
二千年間ずっとこの里の周辺で暮らしていたこと
鬼族がまだ魔王だった頃に一度戦闘したこと
多くの住民を見送ったことなど
案外溜め込んでいたんだろう。
雪崩のように今まで起こった出来事を喋り続けていた。
…てな漢字でな、まぁ色々あった訳だ。
変わらねぇのは夜空の星だけだわ。」
「なるほどね、お疲れ様。」
「他にもあんだけどな。まぁこんなもんだろ俺の話なんぞ。」
普段の態度とはまるで別人、二千年間一つの里を守ってきた最強の弓兵の姿がそこにはあった。
「さて、それじゃぁ名前付けるよ〜。」
「とりあえず強行するのは分かった。来いよ。どんな名前だ?」
この巨人族は夜空を見るのが好きらしいし…どうするかな〜。
空は英語でスカイだね。
スカイは安直だし…う〜ん。
あ!コレだな。
「スレイアってどうよ?」
「スレイアねぇ…。悪くはないな。」
さてMPは8000万ぐらい持っていかれたけど余裕である。
お姉ちゃん達が億単位だったからね〜。
それに比べれば誤差誤差。
見た目の変化は特にないけど一回りデカくなったな。身長100mぐらいじゃね?
元々75mだったし25mデカくなってるわ。
能力としては「怠慢」が特有能力「怠惰者」になったのと美徳系の究極能力を獲得したとのこと。
権能?
知らん!
お腹いっぱいだわ!!
こんな意図も容易く獲得するものではないんだけど私的には歴戦個体もしくは、長命個体で特有能力を獲得していれば案外ハードルが低くなるんだろうね。
現に私は歴戦っちゃ歴戦個体だし?
生き残ればいずれ到達する感じだね。
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作者の、都合…。
権能書きすぎて…精神がブレイキン…しました。
途中ですが…一旦…区切ります。
次話で、教官の名付けを…終わらせてや…るわ…。




