第60話 里の現状と私の名。
初期の読みやすい文章構成からかなり外れまくっていた事に気が付きました。
今後は読みやすい様にしたうえで文章量を増やしていけるよう頑張ります。
※今までの話も見やすいよう修整します。
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「"異禍群"?」
「そう!"異禍群"だ。」
私が問うとグウルさんがその様に返してきた。
なんて縁起の悪い名前なんだろうと思う。
まぁなんか意味があるんだろうなと思う。
なんだかんだこの人は色々考えているからね。
「ほう?"異禍群だと?その名にした理由はあるのか?」
アリシアもどうやら気になる様子である。
まぁ名前のインパクトというか字面が凄いからね。
「理由か?最近やたらとヤバい奴が多くこの"里"に出入りするようになったからな!
まさか魔王まで直々に来るとは思わなかったしいうなれば厄災の集う
故に厄災が集まる異常な場所という意味を込めて"異禍群"だ。」
なるほど〜?
元々二人も化物がいたのに私とお姉ちゃん達4人の支配者階級とかその他大勢が集まり始めているし確かにね。
強者を厄災とかに例えてその名にしたのか〜。
上手いな。
まぁいい私としては里の名前なんてどうでもいいからね。
ぶっちゃけちゃだけどね?
それでも住処とさせて貰っている分しっかり貢献させて貰うけどさ。
そう考えているのは水道系の水関係の設備だがとりまコレはあとだね。
実際この"異禍群"には既に簡素ながら水道設備が揃っている。
多少手を加える程度で問題ないだろうが、とりあえずアリシア問題を片付けなければならない。
既に里の名が決まってから数分が経過したがほぼグウルさんと魔王アリシアの雑談であった。
その間に色々チエさんとあれこれ決めておりマザーを経由して実行に移していた。
その一つが"農業"でありマザーには里で農業のリーダー的な立ち位置をしてもらうこととなった。
人間の因子を取り込み早くも"下位"クラスまで成長した個体もいるのでそのうちゴキブリ人間が農業をする光景を見られることだろう。
やっぱりテラフォー◯ーズかな?
テラ◯ォーマーズなのかな?
さて、話し合いも無事に終わり魔王アリシアと里の見学をすることとなってしまった。
何故?
Watts?
良く分からない。
なんで私がこんな目に?まぁ見学といっても私に付いてきているだけだけどさぁ。
ストーカーはやめて欲しいよね〜。
訴えるぞ〜警察いないしいたとしても証拠とか実害無いなら動かないけど〜。
ホントに何故動かないんだろ?警察って…。
まぁもう関係ないけどさぁ〜。
農業に関してだが何故やろうと思ったのかというと基本的に食品の幅が少ないからである。
洞窟ではマズイものでも無理やり食っていて里に来てからは美味い物を食べまくった私だけど流石に飽きる。
食事のレパートリーが少ないからね仕方ないね。
…と言う訳で食料に変革をもたらすべくマザーには頑張って貰いたい。
それと今後、里の人数が帰って来る"人竜族"の関係で更に食料消費が激しくなるので帰って来るまでにせめて土台ぐらいは完成させなければならない。
それから水道だがコレは感染症予防だね。
虫の様な感染源の塊みたいなのがうようよいる状態だけど魔物と通常の昆虫では別ベクトルの生物なので問題なしである。
一応通常の昆虫からも経験値が取れるが効率はクソである。
ネズミの方がマシなことがあるとはね。
それに汚い水より綺麗な水の方が良いし?汚い里より綺麗な里の方が良いのでコチラも頑張りたいね。
もちろん排せつ物に関しては心配御無用で農業用の肥料となる。元々肥料にしていたらしいしここのパイプラインを効率化させたいね。
〈浄化魔法〉なんてのもあるみたいだけど範囲とか浄化の度合いの効率を上げるのはとんでもなく時間がかかるらしい。
それに魔法に頼っていたら"魔力汚染"なる物で土地がぶっ壊れるらしい。
正確に言うと"魔力汚染"とは魔法で発生した魔素の濃度が高い土地の事であり主に三つの危険があるらしい。
魔力汚染の危険
① 魔物の発生率〘高〙
② 周辺の魔物が魔素につられてやって来る。
③ 上位の魔物が出現する。
①だが、実はこの世界の魔物は、通常の動物達が多量の魔素を浴びる事で変質し魔物と言われているらしい、そして②はその変質した魔物を狙ってやって来る。③は魔素濃度の問題もあるだろうがそうそう起こらないらしい。
話はそれだけど里での魔法の使用は控えなければならない。
魔力汚染になっても私とかなら対応出来るけど他の人達は出来ないからね。
「うむうむ!だいたい観させてもらったがかなり整備された良い里ではないか!気にいったぞ?」
「そりゃ良かった。」
「しかしどうしたものか…。」
「?」
「お前の名前だ。考えても考えても全く思いつかん!どうすれば良いのだ?!」
「私が知るかよ。考えてくれるんだろ?頑張れ頑張れ」
ちなみに私と魔王はかなり打ち解けもはや私が多少煽っても問題なくなった。
やったぜ。
けど確か私が名付けされると魔王化するんじゃなかったっけ?
『"魔王化"は"真化"同様に特殊条件での存在の繰り上げです。
故に"魔王化"はあり得ませんが、魔王・勇者階級からさらなる高みに繰り上がることは確定しています。』
確定しちゃってるのか〜
魔王化はしないらしいね。
良かった良かったぁ〜。
…良かったのか?うん良かった。
けどさらなる高みって事は存在値1億をオーバーして2億とかいくと言うことかな?
まぁ「暴体者」の影響で実際の存在値は100億なので、身体性能表記にそう書かれるようになると言うことだろうけどね。
『それからもう一つ、保有している特有能力が究極能力に主の名付化によって進化します。』
…てことは?「暴体者」と「強欲者」が究極能力になると?
『はい。』
マジかよ…。
「暴体者」は実感湧かないけどかなりのぶっ壊れ性能なんだけど?
しかも「強欲者」はダメでしょ〜。
今でさええげつない権能多数の激ヤバ能力なのにコレ以上どうなるのさ!
『恐らく、能力や身体性能を対処を殺さずとも奪う事が可能となりますね。』
オゥマイガー。
あんまりにもチート性能!
あんまりにも無慈悲な能力!!
相手の努力の結晶を無条件で奪い取れるようになるなんて…最高じゃぁないですか。
私がこの世界でまともに努力したのはゴキブリの時のカブトムシ戦までであとはあんまり苦労はしなかった。
お陰様で、近接ガチンコ勝負がしたいと言う私の夢は叶わずじまいに終わってしまったよ。
いや、ネメシスお姉ちゃんに頼めばしてくれるかもしれないね。
まぁその場合、ネメシスお姉ちゃんの世界系の特有能力「重力王」でぶっ潰されながら戦闘することになるけど…。
無理でーす。
そもそも世界系の能力持ちには世界系の能力持ちじゃないとほぼ対応出来ないらしい。
大罪もしくは美徳系ならギリ対抗出来るらしいがものによるようで私の「強欲者」だと究極能力になってようやく世界系と互角らしい。
転生ってその世界の古参勢が新参者より最終的に弱くなるオチが多いけどもしやお姉ちゃん達ってそのオチから脱却してね?
「おい、コレから何処に向かうのだ?」
「ん?あぁコレから色々里の重要な所を巡ろうかなぁとね。」
…………………………
「やぁっ!我が愛弟子よォ!!どうしたんだい?もしや修行かな?もちろんやろうか★
あ、でも今少し手が離せないから少し待ってて貰えると嬉しいかなッ!!」
「よっホッ!当たれや!!」
「もっと、もぉっと!!良く狙うんだ。静止状態で当てられる様になったら高速移動中でも百発百中で当てられる様になろう!
大丈夫!エイルメントさんなら出来るよ!頑張れ!!」
私は教官の所に来ている。
エイルメントお姉ちゃんの攻撃を捌きながら私に勢いよく話かけてくるあたり相当強いねこの教官。
キャラもだし戦闘能力もだ。
とんでもなく明るいそしてうるさい。
マジでうるさい。
そう思わずにはいられない。
「元気もりもりなのだな?あの男。」
「そっすね〜。でも実力は凄いですよ。」
「ふむ。あの蜂は身体性能をわざわざ半分程度まで下げてやっておるな?
技量を上げるなら身体性能や能力に頼っていてはダメだからな!
実に効率が良い!」
言われてみれば身体能力で大幅に上回っているのに全然当たってないね。
まぁそれでもあのガトリングガンが如き超連続投擲攻撃が一発も当たらないとは…凄まじい回避力。
教官の持つ武器は基本双剣である。
スタイリッシュかつコンパクトに攻撃、回避を行いタイミングを見計らって攻撃してくるので驚異的だ。
私もあとで修行して貰おうっと
「なんだ?もう行くのか?もう少し観て行かないのか?」
魔王よ…。
教官と長時間の接触はアカン。
あの人、時間が経てば経つほど会話の密度が上がるのよ。
しんどいわ。
普通に会話がしんどい。
…………………
と言う子とでやって来ましたよ?
「やって来ましたよ?じゃねぇよチビ助…。んでそいつが魔王か?」
「そそ、魔王アリシアって魔王。」
「暴怒滅尽の魔王アリシアだ!よろしくな巨人!」
「元気のいい野郎だなぁ。」
目の前にいるのは里の守護神である巨人族である。
胡座をかいた状態でも圧倒的にデカい。
身長約75mもあるのだよ、この巨人は…。
どこぞの巨人を駆逐する物語にいた場合本気でヤバい奴だろうね。
「それでそれで?お前はこの里で何をしておるのだ?何かしておるのだろう?」
「んぁ?俺か?俺はこの転移者共の世話だな。」
「ほう?何故世話をするのだ?ほっとけばよかろう?」
「里に住んでいただくと決まった以上は、自立して考え行動出来るようになってもらわねばいけませんので必要な事なのです。」
メイちゃんがアリシアの問いに答える。
里でかなりのまとも枠である。
そう、別に客人だったらほっとくが里の仲間という括りになっているので自力で馴染んで貰わないと困るのだが…どんな拷問を受けていたのか?
全く感情の起伏が見えず…。
私やお姉ちゃん達のガチの威圧に対しても無反応だった。
感情が死んでいるという次元ではない。
生存本能レベルで死んでいる。
「俺的には、どうでも良いんだがなぁ。」
「そんな事を言わずにさっさとやれ。」
「へいへーい」
メイちゃんに強く言われ軽く方向転換をしてからカウンセリングに戻る守護神。
こんな感じだがもちろん希有能力「怠慢Lv9」を獲得しているようである。
あとは美徳系の特有能力「忍耐者」を保有しているようで、ほとんどの外的干渉を9割カットするらしい。
うん、チート。
しかもここで判明したのが…なんと大罪系と美徳系はLvが上がりづらいとの事…。
え?私爆速で上がりましたけど?
チエさ〜んどういう事〜?
『主は、希有能力「慢心」を獲得していましたね?』
はい。
持っておりますとも。
慢心チートの恩恵は凄かったよ?
『能力の中で唯一、経験値、熟練度に補正が掛かる能力ですので希有能力の状態でも効果が凄まじいのです。
それ故に、圧倒的な速度で大罪系の能力が成長しました。』
マジか〜。
てか…そうなると?
私もしかしてとんでもない勢いで成長しちゃったのか?
まぁ大罪系は基本的に傲慢、怠惰、色欲、憤怒、強欲、嫉妬、暴食の7つが殿堂入りしているらしい。
殿堂入りしている為、有する権能が能力界でもトップ中のトップに君臨しているのだとか。
それと性格や本質に名前通りの影響を受けるというとんでもない特徴があるらしいが…。
保有者の性格や本質が影響を受けないレベルで、ひん曲がっているとデメリットが無くなるらしい。
通りで私にはほぼ影響がないわけだ。
ハッハッハ!
ふざけんなよ?
てことは私、強欲で傲慢な野郎じゃねぇかよ?!
ぶっ潰すぞ?世界基盤の中枢部?
まぁ無理だけど
さて、私の事は良いのだ。
守護神の功績に付いて語ろう。
「連れて来ましたよ〜。シヴァさん。」
チエさんが連れて来てくれたのは二人の子供だ。
どうやら姉妹揃って召喚させられたらしくなんとまだ9歳と11歳らしい。
かなり鞭の傷みたいなのもあったし私ががっつり治療したけどようやくまともに感情が出せるようになったようで一安心である。
まぁ始めて出て来た感情は恐怖だったけど…。
それでも大きな進歩である。
メイちゃんに託していたのは、年齢が近いし分かり合えるのでは?
と考えたからだ。
案の定上手く言ったようである。
姉の方は、黒髪ショートヘアで金色の瞳、細身で平均的な身長って感じだね。
妹ちゃんは、赤髪ポニーテールの金色の瞳、小柄で八重歯な元気っ子。
妹ちゃんが感情をいち早く復活させてくれたおかげでお姉ちゃんの方もだいぶ回復してくれた。
姉妹の絆恐るべし!
ちなみに召喚での界渡りにより彼女達は"吸血鬼"それも希少種の"血鬼"に変質しているらしい。
アリシアが言うには…。
「吸血鬼と違って血鬼は吸血の必要がなく日光を浴びてもHPが減る事はないぞ?
通常の吸血鬼なら称号"超克者"を取るまで日光も十字架もニンニクもダメだがな!」
とのこと。
制約が半端ないな!
吸血鬼は!
けどその分強いんでしょう?チエさ〜ん
『称号"超克者"を獲得するまでの成長過程で魔蟲族の女王クラスまで成長しなければ称号の獲得ができません。』
?
てことは?
『女王クラスまで到達する存在自体が少なくかなり稀です。
能力でもこれといった多種族より優れた能力はなく、完全に待機晩成型の種族です。』
割と鬼畜なんだね。
まぁそれに比べればこの子達はかなりマシな種族に変質したようだ。
そこだけが良かった点である。
とりあえず召喚した国はぶっ潰す。
私"が"気に食わん。
それだけだ。
「シヴァマンティス様、助けていただきありがとうございました。
お陰様で私と妹も正気を取り戻しました。」
「喋れるようになったの?!」
「お陰様で」
黒髪の子が口を開いた。
喋れるようになったのか…。
良かったわ〜。
マジで
「シヴァさん、この子達に名付けをしてはどうですか?」
「うぇッ?!」
「いや、なんとなくなんですけど安定してないというか…このままいくと大変な事になりそうというか…?」
むむむ?
でも前の世界の名前あるでしょ?
てか安定していないとは?
『界渡りによる種族変質に"魂"が追いついておらず、このままでは物理的肉体と分離し死に至る可能性があります。』
まさかの一刻を争う緊急自体じゃねぇかよ!!
先に言えや!!
『解析したのが今ですので…仕方ないですね。』
うん。
確かにそれはそう。
私とチエさんは魂の一部を共有しているので情報交換やどちらかが思っていることをお互い共有している。
その為、こんな一大事になる前に対応可能だった筈なのに…。
どうしてこうなった!!
「君達二人に名前をあげようと思うんだけど…良いかな?」
なんか変態じみてね?と思うが出来るだけ早く名付けしないと死んじゃうからね。
「構いません。
元の世界でも親からまともに名前を呼ばれたことすらないものですから命の恩人であるシヴァ様に付けていた抱きたいです。」
親からまともに名前を呼ばれてないだと?
育児放棄かな?
救いがないな…。
安心しなさいな、私とかお姉ちゃん達、メイちゃんが面倒見てくれるよ。
寂しくなったら教官の所にいけばすぐに寂しさなんて引っ込むしね!
だからこの里にいる限り笑って暮らすが良い。
…他は全て片付けておくしな。
まぁネーミングセンスは期待するな。
姉の子には…クロリス
妹の方には…メアリス
名字的な感じでヴァイオレットと言う共通名も付けてあげた。
と名付けた。
MPは一人1000持っていったようだがほぼ誤差である。
魂の分離も停止したようで何よりだ。
それと二人に護衛でも付けようかな?
と言う子とでブランクに二人の護衛をしてもらうことにした。
主に家の土台用の杭の打ち込みをやって貰っていたが今後はクロリスとメアリスの二人の護衛兼お世話係である。
メイちゃんにも時折手伝って貰う事にした。
「ふむ。良い名ではないか?なかなかに名付けの才があるなぁ!お前!」
髪色で決めてあとはリスと付けてみただけである。
魔人は進化が遅いらしいのでいずれ進化するだろう。楽しみだ。
「さてでは貴様に名を与えよう!」
「やっぱやるのね。」
「当たり前だろう?それと名付けに当たって一つ頼みがある。」
「?」
「友達になってはくれぬか?」
切実そうな目で私をみるなよ…。
別に良いけどさぁ。
断る理由がないし?
「良いよ。」
「よしゃ!では、お前の名は今日より"ヴァイシア"だ!ヴァイシアと名乗るが良い!」
こうして私こと黒沢日向はこの世界で"ヴァイシア"と名乗ることとなった。
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異禍群の基本住民 第一団
竜人族…1名
超大型巨人…1名
人竜族…200+4800名
血鬼…2名
大鬼…1名
腐蝕人…1名
召喚者達…198名
糸魔蟲族支配者…1名
糸魔蟲族眷属…500匹
毒魔蟲族支配者…1名
毒魔蟲族眷属…505匹
鋼魔蟲族支配者…1名
鋼魔蟲族眷属…510匹
斬魔蟲族支配者…1名
斬魔蟲族眷属…402匹
マザー…1名
眷属…360匹




