図書館で調べもの
「あんだこりゃーーー！？」
森から帰って来てショップで素材を売ろうとしたら店員さんが倒れヒデルおじさんが召喚された。
「ヒデルさんそんなに驚かなくっても」
「驚くわ何なんだこの素材は！久方ぶりに帰ってきたと思ったら最難関のクエストを発注したのはお前たちだったんだからな！」
「でもそのおかげで強くなったぜ」
「てっきり別の街に行ったと思っていたが…とにかくお前たちが無事で良かったよ！」
「モンスターに負けまくって痛い目にあったけど…」
「当たり前だ…！」
「それで素材売っても平気？」
「お前たちの相棒には使えんアイテムだらけだからな。この素材を欲しがる東の陣営のプレイヤーに流せれば東の陣営も強化されるだろう」
「ライセンス上げる方法は？」
「本来なら６個目と１４個目の試練を突破だが…５大最高難易度クエストのひとつをクリアした報酬としてこの【上級ライセンス】をくれてやる！持ってけ！」
いなり、沙葉、武治は【上級ライセンス】を手にいれた！
「わーい！」
「これでミューディたちのステータスを調べられるよ」
「そうだな！」
「調べたかったら図書館に行け。それでライセンスのランクに合わせたモンスターの生体や技も見れるだろうさ」
「ありがと！」
「それじゃ」
「またな！」
「おう！換金用のアイテムの鑑定にはかなり時間が掛かる！図書館でこれでもかっと調べてこい！」
３人は図書館に向かった。
【始まりの街 王立アングルバンナ図書館】
《カウンター》
「いらっしゃいませ…あら…魔物使いの方が訪れるとは珍しい事が起きるのですね」
「このライセンスで見れる資料を見たいのですが」
「お預かりします。その年で上級ライセンスをお持ちになるなんて…なら館内の３階フロアまでお使いになられます」
「わかりました」
「魔物の生態の資料は？」
「魔物の生態なら２階フロアに獣、魚、鳥、植物、竜、爬虫類、そして上級になられた方のみ見られる幻種と呼ばれる珍しい種族の生態を見ることが出来ます…一応図書館なので相棒ちゃんは【友の指輪】にしまってね？」
「１度もしまってないからそんなアイテムが有ったんだな」
「図書館から出たら指輪から出すからね」
「「「( ＾∀＾)」」」
３匹は指輪の中に吸い込まれて行った。
「行こうぜ！」
「武治！待ってよ！」
「ありがとうございました」
「良いのよ～……行っちゃったわ～図書館で走るのは良くないんだけど…西側に勤める姉さんの苦労に比べたら…可愛いものね～相棒ちゃん達も何だかニコニコしてて可愛いかったわ～」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
《アングルバンナ図書館２階》
「……この資料がそうなのか？」
「ひとりで持てないよ」
「でかいわ…ここでも協力ね」
「「「せーの！」」」
ずっしりと重い資料を３人でそれぞれ角を持って机まで運んだ。
「重くね？」
「うん」
「ページ捲るのも協力しましょう」
目次…
陸上に住む魔物…３ページ～３５ページ
川や海に住む魔物…３６～６２ページ
空や山に住む魔物…６３～９０ページ
上級ライセンス持ちは幻種１００～１０５ページを見られます
「…全部見きれるか？」
「集中力が有れば何とか」
「どういうのが居るのか確認だけね」
ぺりぺり…と捲っていると。
「あっ！オウカの種族のページ見っけた」
「ホントだ」
種族 モリクモ
全長５センチ
説明文
森に住む小さな蜘蛛で巣を作りの餌さとなるまものが掛かるのを待つ。
覚える技
【糸はき】【締め上げる】【かみつく】
【草手裏剣】【凝固の罠】【糸トラップ】など
「オウカが覚えていた技ひとつもないんだけど」
「確かに」
「何か特別なんだよ、最初の相棒だし」
進化系は三種類
【ジャイアントスパイダー】【アラクネ】【フォレスパイダー】
「進化も違うぞ」
「インセクトクイーンの心使ったからね」
「そう言えばそうだね…シークレット進化？ってのがあるね」
「そんなの有るのか？」
【シークレット進化】
【クイーンスパイダー】【デスイータースパイダー】
【エンプレスパイダー】
「あった」
「エンプレスパイダー調べればいいんだね」
種族 エンプレスパイダー
全長３メートル～５メートル
説明文
野生時はその蜘蛛が好んでいる花柄が身体に浮かぶ。
この個体に進化するまでが大変でなかなか見かけない。
見かけたたとしてもヤバい。一瞬で切り刻まれるぞ
覚える技
【女帝の威厳】【花柄の縛り】【擬態】
【女帝の淵爪】【貢がせる】【？？？？】など
進化先２種類
【エンプレスソルティエン】【？？？？？？】
「はてながあるのだが」
「次の進化に必要な技なのかも」
「進化先にもはてなが…次に行って見よう」
魚の生態のページに行った。
