表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
45/74

中国王朝における基本階級

時代によって、いろいろと変わるため、創作では、設定を先に作り込むのが正解。


基本的な身分構造としては、

「皇族」「貴族・宗室」「官僚(士大夫)」「地主・郷紳」「平民」「賤民」「奴婢」などが挙げられる。



<皇族の階級>


「皇帝(天子)」を最上位に置き、

「太上皇(先代の皇帝)」、「皇太后(皇帝の母)」、「皇后(後宮の頂点)」、「皇貴妃(高位側室)」、「貴妃・妃・嬪・貴人・才人(後宮内序列)」などが並ぶ。


皇子関係では、「皇太子」をトップとし、「親王(他の皇子に与えられる高位爵)」、「郡王」、「公主(皇女)」、「郡主・県主(皇族女性)」。


皇族一門をもって「宗室」とし、有名なところでは、劉氏、李氏、朱氏などが挙げられる。



<貴族・爵位階級(時代差が大きい)>


周代(紀元前1046年頃 - 紀元前256年)には、ヨーロッパの封建貴族姓に近く、「公」「侯」「伯」「子」「男」の「五等爵」を採用。日本語でヨーロッパの貴族階級を充てる時にも、これが採用されている。


漢〜唐以降は、爵位は名誉称号化。

「国公」「郡公」「侯(名門)」「伯爵」「子爵」「男爵」


―― 実権は官職に。



<官僚階級(中国の最大の特徴)>


士大夫したいふ」は、科挙を突破し、官僚となったエリートたち。


科挙のランクは、

「童生」受験生

「秀才」地方試験に合格した知識人階級

「挙人」省試に合格した地方の名士

「進士」中央の試験に合格した宰相候補の超エリート


中央官僚は「宰相」をトップとし、行政長官の「尚書令」、その下に「六部尚書」がくる。


六部りくぶは、

「吏部」人事部門

「戸部」財政部門

「礼部」儀礼部門

「兵部」軍事部門

「刑部」司法部門


長官が「尚書」で、次官は「侍郎」。

例)礼部侍郎



<監察官>

御史ぎょし」は、皇帝直属の監察官で、非常に恐ろしい存在。

例)御史中丞



<地方官>


巡撫じゅんぶ」広域行政長官

「知府」府の長官

「知県」県知事(創作で頻出)



<軍事階級>


「大将軍」最高司令官

驃騎ひょうき将軍」精鋭騎兵指揮官(漢代で有名)

「車騎将軍」高位将軍

「校尉」中級士官(三国志で頻出)

「千戸・百戸」兵数に由来。元明清の後代での呼称



宦官かんがん


「太監」明代高位宦官(魏忠賢など)

→去勢された宮廷使用人



<地方の支配層>


「郷紳」地方の名士。地主+学者。地方の実質支配層。

「地主」


<平民>


「農民」「工人」「商人」の順は、日本の「士農工商」と同じ(元ネタが中国なわけだし)。商人が富豪化するのも同様。


賤民せんみん」としては、

芸能民の「楽戸」、妓女ぎじょの「娼妓しょうぎ」、役者の「優伶」、奴隷・召使の「奴婢」と並ぶ。


「妓女」は、高貴な客への接待をするため、高い教養や芸術的才能を求められ、また肉体関係を伴なうと「娼妓」となる。

宮中に仕えると「宮妓」と呼び、地方官僚や有料者の接待を「官妓」、将兵の相手をすると「営妓」、民間の妓楼ぎろうに所属し、一般人の相手をする者を「民妓」と呼ぶ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ