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呪い166-ダメな罰

「撤回しなさい! 今言った発言は撤回しなさい!」

「嫌だね! さてと! 俺もこいつの腕を斬ろうか! 楽しみだぜ! 血飛沫ブシャアアアアって出しておくれえええ!」


代は嬉しそうにしながらナイフで少年の皮膚を切裂いていく。


「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

「いやああああああああああああああああああああ!」

「止めてくれえええ!」

「なんて残酷なああ!」


代に対してブーイングが飛ぶ中


「おめえら指の隙間からニヤニヤしやがって! 良い趣味してんなああ!」


代は他の者達がこっそり見ていることを指摘しながら出血が酷くなる。


「お願い止めて!」

「そうだ止めろ!」

「おいおい! 騎士様がそれを言うか! 国の法律に雁字搦めにされるべき人間が……お前等が法律を守らないでどう示しが付くんですかねええ!」


すると


「見つけたぞ! 泥棒! 俺の財布を返せえ!」


代に指を差す一人の男がいた。


「? 俺? 何?」


代は知らないふりをしていると


「五月蠅い! その財布は俺の物だ! それを盗むなんて最低だ!」

「何! こいつ泥棒したのか!」

「少年に言っておきながら自分はするなんて」

「屑め! どこまで心が腐ってるんだ!」

「そいつの手も斬ってやれええ!」


皆が代に対して非難轟々としている。

騎士はその言葉を聞いて剣を抜いた。


「貴様……覚悟は良いか?」


と睨み着ける。

しかし、代は全くの冷静な表情で


「ふーん……確かにこの財布は盗んだ……だがお前何処でこの財布を盗まれたと思ってんだ?」


その言葉に男は


「はあ! 何処って……この国に入る前だが……」


その言葉を聞いて代はにやっと嗤い


「つまりこの国に入る前……つまりは法律の適応外ってことだ! それはお前が国外でポカをやっただけだろ! 国に入った後ならいざ知らず! 入る前の事は法律に適応するのかねエ? なあ騎士様ああ!」


その言葉を聞いて騎士は


「そんなのは関係ない……お前は悪だ……わが剣の錆にしてくれうる」


物凄い剣幕で剣を振るおうとする。

だが


「止めたまえ」


その言葉に冷汗を掻いた騎士は後ろを振り返ると


「ろ! ロウバルド侯爵様!」


ロウバルドと呼ばれた着膨れしたカールの髭とカールの髪をした襟巻の服を着た男性が現れた。


「その者の言う通り……国外で行われた犯罪をこの国での犯罪として取り扱うのは違法だ……つまり君のその剣での罰し方は許されない……そうは思わんか?」


代はそのロウバルドの言葉に


「うんうん! 良い事言いますねエ! さすが貴族様!」


と言いながら少年の腕を


「えい!」


ブシャアアアア!


切り取った。


「ギヤアアダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」


悲鳴を上げて泣き叫ぶ少年にシスターは絶望する。

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