呪い143-地獄
「これは……何だ……どういうことだ……」
署長は後退りしながら地獄を見た。
「くそ! くそ!!」
「助けてくれええ!」
警察は鬼ヶ島組に撃ち殺される。
「嫌だあああ!」
「来ないで! 来ないでええ!」
「マアマアアアア!」
ゴギ!
市民は当然の様に首を折られて倒れていく。
「糞! 大丈夫か!」
首を折られた子供を見て署長は絶望しながら抱える。
「たすk……死にたく……ないよ」
「大丈夫! 絶対に助ける!」
「ほん……グバア!」
だが子供は血を吹いてこと切れた。
「糞!」
署長は涙を流しながら
「死体をこれ以上傷つけないように運んでやれ」
「しかし、戦力を下げるのは……」
「良いから言う通りにしろ!」
「は! はい」
そして、犠牲になった市民を運びながら鬼ヶ島組と戦った。
「くそ! くそ!」
「助けてくれええ! 助けてくれええ!」
「死にたくない!」
「踏ん張れ! あと少しだ!」
ドンドンと仲間が死んで逝く。
涙を流しながら署長も対抗するが
バシュ!
「ぐがあ!」
「署長!」
片目を撃ち抜かれ、怯む。
「糞おおおおおおおおおおおおおおお!」
「っやめろおおお!」
近くにいた部下が飛び込む様に銃に撃ち抜かれながら突如爆発する。
「く! 俺達もここまでだ! 戻るぞ!」
「ああ……ああああああ」
絶望の中、署長はバラバラになった部下を見て
「うわあああああああああああああああああああああああああああああああ!」
悲鳴を上げた。
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沢山の仲間の死、そして市民死。
守るべき者を守る事が出来なかったという屈辱。
項垂れながら先程の子供の死体の袋を開けて謝罪をしようとする。
しかし
「え……」
「どうしました?」
「違う……どういうことだ」
「何がですか?」
「他のも開けろ!」
そこにいたのは子供の死体ではなく、仲間の……先程運べと命令した部下の首と足であった。
「な! 何だこれは!」
市民の死体が入っていると思っていた袋には全て部下の死体が入っていた。
しかも、服を奪われて裸の状態であった。
「これは一体」
「まさかこれは……死体が……入って」
「え?」
「入ったんだ! 警察署内に死体が!」
「何を……言ってるんですか」
署長の言葉に青ざめながら部下は問う。
「鬼ヶ島組はまだ謎が多い組織だ! 奴等の内部事情も完全ではない! それに奴等は家督制だ! さっきの死体はもしかしたら!」
「え!」
そして、皆は慌てて署内に戻った。




