プロローグ
はじめて書いた作品なのでおかしいところがあるかもしれません。あたたかい目で見てくれると嬉しいです。
昔、ソルフェという妖精と人間が共に暮らす自然豊かな国があった。
その国に住むもののほとんどは妖精が見え、話すことができた。そして妖精が見えるものは、髪や目に白を纏った容姿をしていた。人々は妖精から力を借り、強い魔法を使うことができた。
その国は妖精が生まれる場所としても知られていた。
ある日、2人の女の子が生まれた。 2人の母親は魔法大国のある貴族に生まれた、姉妹だった。
1人は妖精と人間のハーフで、天真爛漫な子だった。髪も目も真っ白で、妖精を見ることができた。母親は妹の方で、国をでて旅をしている間に妖精と恋をして、子供を産んだ。
もう1人は魔法大国のお姫様で、我儘な子だった。髪も目も真っ黒で、妖精を見ることはできなかった。母親は姉の方で、魔法大国の王太子と結婚して、子供を産んだ。
2人の女の子はソルフェの王子に恋をした。
しかし、王子が選んだのは、白い子だった。なぜなら王子は初めて白い子に出会った時に一目惚れしていたからだ。
それから白い子と王子は邪魔されつつも、順調に愛を育み婚約し、国民や妖精たちに祝福されながら結婚した。2人の子に恵まれ、幸せに暮らしていた。
黒い子は王子に愛されている白い子を恨んでいた。今まで親に白い子と正反対なため比べられてきたことも一因だった。
そして自分が幸せになれない世界なんて、滅んだらいいと思い、呪術の研究を始めた。もともと黒い子は黒魔術が得意だったから研究は順調に進んだ。そして研究を初めて30年余り、等々世界を滅ぼす可能性がある呪いを完成させた。
それは白い女の子が生まれなくなる呪いだった。その呪いは自分の命と引き換えにすることによって効果をより強力にした。
黒い子は、妖精の力によってこの世界は豊かになっていることを、知っていたのだ。立ち所に呪いは広がっていき、世界中で白い女の子が生まれることはなくなった。
白い子供自体が生まれることが少なくなった世界では、あちこちにいた妖精の姿も少なくなっていった。
妖精がいなくなった場所は、大地が貧困になり、より豊かな土地を求めて、争いが絶えなくなった。豊かな土地であったソルフェは、攻められることが多くなり、等々他の国に滅ぼされ、王族はまだ小さな子供だけを残し、吸収されることになった。
白い子は呪いが解けるように奔走したが、それが解けることはなかった。しかしいつかこの呪いを打ち破って生まれてくる女の子がいることを願い、ある場所に隠れて待ち続けるのだった。
黒い子の願い通り世界は滅びの一途を辿って行った……
それから数百年の時が過ぎた、黒い子がかけた呪いは徐々に弱まっていった。そして等々白い子の願いが叶い、1人の白い女の子が誕生した。その子はある国で貴族となったソルフェ王家の血を引く女の子だった……




