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涙のように儚くて

君は今、どんなことを思っていますか?僕たちは、似た者同士だったんだね。

悲しみに暮れて

言葉に詰まる夜は、

灯り1つの部屋で震えて…


微かなざわめき 夢の片隅砕けた願いが、

破片となって、

虚空に舞い上がり、

この胸に突き刺さる。 

涙に息詰まる残光の悲しみそっと瞼を閉ざしておくれ


貴方の残した優しい風が

夏の光に溶けていく

大切にしてくれた私の言葉貴方の残した優しい嘘が

月光に抱かれてしまう


断続的に襲う深い悲しみ

性急な喪失感に悔やんで、やり場のない怒りが、

貴方に向けられている


うつ向いて坂を下れば

いつかの触れ合いが

せめてもの慰めとして

私の歩幅と一致していく


黄昏に沈む太陽の微笑み

貴方の悲しみを私に乗せて口笛を吹きながら歩く小道


宛のない景色は心許ない

揺れる時間が日々を消す

私に想いを伝えたくて

拳を握りしめていた情熱よ今は星の残骸に倒れ込む

安らぎに似た穏やかな夢よ永遠のための道標となれ


今は遠くの街で生きていて何処かで会えると信じたい


透明な温もりと、

涙のように儚くて、

寂しい貴方の歌声が、

すべての世界を照らして、悲しみに寄り添ってくれた


貴方は私を見て頷いた

何度も話し掛けたかったよ貴方は振り返りもせずに、先へ先へと行ってしまった


例えば募る思いが苦しくて海に崩れ落ちたとしても、空の彼方から涙が降れば、貴方は嬉しいはずだと思う


空虚な町で佇む姿を見たら声を出さないでほしい

見つめることが嫌になれば声を出さないでほしい


寂しそうな瞳で、

涙を流しながら、

貴方は歌っていたよネ

私は貴方を知っていたよ

もう 心配いらないからね


ありがとうございました!

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