表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/175

てんとう虫

恋に溺れたって、

恋に夢中なっても、

恋に焦がれていても、

恋することは絶対に素晴らしいし、素敵な魔法です!

街中ですれ違う瞬間

君と目と目が合った

微笑みかけて

無言で頷き合う

でも君は知らない人

雷が体を突き抜け空に轟く手を出して雨の確認をする見上げてみれば

紛れもなく晴天なり

あれ 何だったんだろう?心が温かい

気持ちが弾む

誰だったのかな?

と考えてみたが

全くの心当たりなし



カフェの窓際の席に座り

ジャケットを脱いで椅子に掛けようとしたら肩と襟に2匹のてんとう虫がいた

しばらく様子を見ているとてんとう虫が鉢合わせ

再会を喜んでいるみたい

寄り添い動かなくなったよなんだい、なんだい!

恋人同士だったの?

ニクいね 素敵じゃないか



窓の外を見ながら

コーヒーを飲んでいる

行き交う人は四季を満喫中何か視界に割り込んできた掃除のおばちゃん

鼻唄混じりで窓拭き

笑い掛けてきた

会釈を返して、

コーヒーを掲げた



さてと本を読むことにする本に被さる人の影が揺れるしばらく読み耽っていたら陽射しがページを白くしたおばちゃんの窓拭き完了



コーヒーを飲んで

本を読み続ける



人の影が再び遮ってきた

掃除の続き? 窓を見た

思わず立ち上がってしまう目と目が合った君がいる

微笑んで手を振っていた

手を振りながら微かに頷く君は畏まって「どうもありがとうございました!」と言うと深く頭を下げてきた



ああ! リメンバー!

ああ! リメンバー!

いつも通う弁当屋の子!

焦った 思い出したよ!

予期せぬ出逢いは運命

手招きをして呼び寄せた

君は頷くと扉を開いた


ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ