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この想い、もどかしいまでに僕を傷つける

詩人が詩を作るときの様子を表現してみました。

詩人は本屋を好む

活字に溢れた夢の場所

落ち着くので

毎日入り浸っている


詩人は

詩集や画集を眺めては

ため息をこぼす

欲しい詩集が五千円もした詩人は定価を睨んで『ゼロがひとつ減らないかな?』と期待を込めて念力を使うが、やはり減らない

詩人はポケットから財布を取り出し中身を確認する

「う〜ん。月末まであと五日か。む〜ん、む〜ん」と腕を組んで欲しい詩集の前を行ったり来たりする

詩人は詩集を手に取り『もう少し我慢をして五日後に買おう』と決めて詩集に笑いかけた

『売れないでくれよ。五日後に会おう』と思いながら詩人は詩集を元に戻した


『詩が浮かばないかなぁ』と詩人は期待を込めて本屋を慎重に歩き回る習性がある

言葉が詩人を呼び止るのをひたすら期待をして待つ


詩人は古着屋で買った五年目のブラウンのコーデュロイジャケットにとても愛着があった

そのジャケットのポケットに大好きな詩人の詩集を1冊、いつも入れっぱなしにして持ち歩いていた


詩人は歩き疲れたので

本屋の中にある椅子に座って表紙がボロボロになった詩集を取り出して読み耽る『本屋にいるのに、持参した詩集を読み耽る詩人が、只今、本屋で休憩中』という言葉が浮かんだ

それについて考える


「詩を書くには言葉の瞬発力を信じることだ」というあるアーティストの言葉に詩人は共鳴して救われたような気がしていた


詩人は書くためには勇気や、ある意味、命がけな所があると気づいてから、書くのを恐れ躊躇った日々もあった


詩人は常にノートとペンを持っているので『言葉を待つのも大事な仕事だ』と心得ていた


「何も浮かばないじゃないかよう」と焦って、陽が暮れかけて、やけくそ気味になる時もね、そんな日もたまにある

今日がその日


詩人は『薔薇の花を一輪だけ買いに行こう』と気分を変えて、花屋に行くことにした

詩人は花屋に行く途中、詩が突然浮かんだのでノートに慌てて書きなぐる



『この想い、もどかしいまでに僕を傷つける』


今も君を愛している

この想い、もどかしいまでに僕を傷つける

今も君を愛している

この想い、もどかしいまでに僕を傷つける


時間に吸い込まれてゆく前に食い止めよう!

深呼吸をしてから

優しく見つめ合おう!

破壊は運命ではない

悪や闇は愛を恐れている

悪や闇は愛がないから愛に嫉妬をしているんだ


君と僕は歩み続ける

だからこそ今を生きよう!僕らには愛しかないんだよ愛以外は全部、嘘、偽り

孤独を癒せ!孤独を愛せ!男と女が世界を創りあげる

ありがとうございました!JOHN、誕生日おめでとう!

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