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若い母親
先日、見かけたある若い母親のことについて、ささやかな詩にしてみました。
若い母親が生後8ヶ月ほどの赤ちゃんをあやしていた
抱っこして話し掛けて
おんぶして
リズムを取りながら
歌を歌っていた
赤ちゃんの顔に
天使の笑顔が溢れていく
若い母親も
嬉しくて笑顔になっていく
ミルクの入った哺乳瓶を鞄から取り出して赤ちゃんに飲ませながら「おいちい?おいちいかい?」と話し掛けていた
赤ちゃんは綺麗な瞳で若い母親の顔を見ている
若い母親は安心して優しい顔をしていた
今度は
小さな絵本を取り出すと
読み聞かせをし出した
僕は何でも子供のために頑張る若い母親を見ていて涙が出て止まらなくなった
見た限りだと若い母親は化粧をしていないし髪も少し若干乱れていたけど
それでも美しく思った
美しいと心から思った
僕は黙って見つめていた
子育てを夢中になってしている一生懸命な若い母親の姿こそが本当の美しい女性の姿だと強く思った
いつの時代の女性も綺麗
女性は女神で美そのもの
あの日見た若い母親の瞳は愛に溢れていて素敵だった
あの日見た、子育てをする若い母親は綺麗でした。




