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愛していたいよ
時は悲しみを癒せない
君を失って佇む日々に
苦悩して疲れ果てている
冷徹で無情な時間は
己の命と魂を
切り刻もうと
するかのように
削り取ろうと
するかのように
哀しみの淵へと追いつめる
絶望に抗うように
君への愛だけを誓い守り通している
思い出だけが慰めだ
懐かしさが
草原で
さ迷っても
君への想いが強まるばかり
夕陽と闇の狭間で
涙を流してしまう
忘れられないんだ
君は去ってしまった
手の届かない場所へと
君は去ってしまった
祈りが願いに変わる時、
求めるものは君だけなんだ
君の愛だけが欲しいんだ
再び会えると信じていたい
君を探し求めていたい
なぜ
君は
夏を見ずに
微笑んでいたんだい?
なぜ
君は
美しい花に
希望を託していたのに
僕を置いて
消えてしまったんだい?
愛だけを
残していくなんて…
君はズルいよ
ズルい…
忘れないでほしい
君を愛していたいんだよ
君を愛しているんだよ
君を心から愛していたい
ありがとう!




