freedom
自由に!
君は少しずつ迷いが消えていくのを感じている。
変わらぬ愛を抱いている。悲しみは今や時の彼方の無音の闇へと吸い込まれて、粉々に削られていく。
蛇口に顔を寄せて、水を飲もうとする君の美しい横顔が崇高に見えた。
君は愛を生き抜いてきたからこそ、深みのある顔つきをしていて、周りの誰もが君に見惚れて振り返るんだ。
君は愛と孤独の中で生きた、豊かな人生経験で学んだすべてを、老人に、男に、女に、障害者に、病気で苦しんでいる人に、子供に、動物に、語りたがっているように見えた。
変わることを恐れている人々は、怒りと羨望と憧れと恐れを持って君を遠くからただ眺めているだけだった。
愛は君の人生に自由を与え、君は誰よりも自由になれた。遠くへ行けるほどの自由が君にはあったんだ。
自由に生きれない人間が、あまりにも多いことに気付いて、君は悩み、葛藤をして、また苦しんでもいた。
「死んでから自由になれるなんて割りに合わない!」と君は涙ながらに叫んだ。搾取され抑圧に慣れた人々は、考えることを放棄して自分を忘れてしまっていた
「生きている間に愛と自由を知りたい!」と君は輝く瞳で鳥に向かって話していた。
君を愛しているから、ずっと、ずっと君の味方だよ。
鳥が翼を広げて青い空を旋回しながら微笑んでいた訳を知りたいと切望しながら、君は明日への自由を信じて夢見ていた。
僕らは、その純粋な希望と魂に触れた喜びを噛み締めた。「本当の愛を知らずにいて、悲しみを嘆く前に、真実の愛に向かって君自身が自ら歩み寄るのよ!」と女神が囁いた。
ありがとうございました!




