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私を許しておくれ

もう少し、もうちょっと、このまま書いていたかった。

独りで抱え込んでいたんだね

変なところで意地を張るし

我慢強くて頑固な所が

君の優しさだったと言うにしては、

こんな酷い仕打ちをして、

一体どういうつもりなんだい?


あの日から時が壊れて、

全てが止まっているみたい

悲しみが続いて悪夢の中にいるようさ

君がいない世界は空っぽで虚しい

もう空が見えないし愛を感じない


夏の風と乾いた路上

鳥の幸せそうな鳴き声に合わせて、

女の無垢な笑い声が胸に沁みてくる

君をモデルに絵を描いた事があった

今もあの部屋に飾っているんだよ

 

君を愛していることだけを

いつも考えているんだ

昔の日々に思いを馳せるのは大事さ

慰めと救いになっているから

寂しくてキツイけれど嬉しい  


君への想いを忘れないために、

歩いて断ち切ろうとするより、

いつも君を考えていたい

振り切ろうとするより、

立ち止まる度に涙を流したい

 

会いたい気持ちが募るばかりで

もう、どうしたら良いのか分からないのさ

 

会うにはどうしたらいい?

夢の中でなら会えるけど…

泣きながら目覚める姿は

君には見られたくはない

顔を背けて逃げ出してしまう 


「どうしたの?」と言う、

君の声が今は欲しい

君の頬を撫でながら

優しく見つめていたい

君を抱きしめていたいのに 


すべてを理解して受け止めるまでには苦難が続く

「私を許しておくれ」と書かれた手紙

泣きじゃくる君の姿が頭に浮かんで離れない

いつか必ず何かが甦ると強く信じたい

僕はここにいて待っているから

ありがとうございました!

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