オーク掃討戦2
いつも読んで頂き有難う御座います
ここではちょっとだけ無双します
俺達一行はオークの襲撃ポイントに到着していた
ヤリちんは道中大人しかった、時折俺を睨み、ミュリアを蹴っていた
くそっ、やつが盗賊なら即座に殺してやったのに・・・
「か、和弘様!殺気が漏れかけています、お気持ちは私にもわかります」
シェリルが俺の腕に擦りつく
「ああ、ごめんよシェリル」
俺は彼女のおかげでどうにか理性を保つことが出来た
「よし、ここで食事を取り休憩をしたら作戦開始だ!」
各々が休憩の準備を始めた食事をする者、武器の手入れをする者、仮眠を取る者
「じゃあ、俺たちは食事にしようか」
「はい!」
俺達は適当な石に座った
「シェリル水筒だして」
「はい、どうぞ」
水筒には冷たい水が入っている、コップを収納から出しシェリルに渡す
「有難う御座います」
水を飲み喉を潤した、やっぱ冷たい水はサイコーだな
続いて収納から、ステーキ、スープ、パンを出していく
「うわぁ、本当に出来立てなんですね」
シェリルの目が輝いていた
「「頂きます」」
やっぱり出来立ては美味しいな
ふと、ヤリちん達が気になり見てみると
「ははははは!」
「もう、ハルト様のえっち!」
「今夜はいっぱいシくださいね」
にぎやかだなぁ、あれ?ミュリアがいないぞ、そう言えば食事抜きって言われてたな
「シェリル悪いがミュリアを索敵してくれ」
「はい、わかりました・・・見つけました」
「よし、そこに行くぞ」
「はい!」
俺達は一度収納にすべてしまい、ミュリアのいるところに向かった
ミュリアはあいつらの見えない処で休憩していた
「どうしてこんな処で休憩しているんだ?」
彼女は驚いていた
「え?あっ、先ほどの・・・ハルト様が私に見えない処で休憩しろと・・」
なんて奴だ!
「そうか、良かったら俺達も一緒に休憩していいかな?」
「ええ、ご一緒ましょう」
「あ、はぃ」
彼女は小さく返事をした
俺は、コップを3つ出し水を注いでいく
「え?」
彼女の驚きを無視し、料理を次元収納から出し、彼女の前に置いた
「え?え?」
そう、出来立てのオークやコボルトのステーキ、野菜スープ、ゴブリン肉のシチューとパン
「さあ、ミュリア食べるぞ」
「え?え?え?」
「ん?どうした食べてもいいいんだぞ」
「そうですよ、食事は一緒に食べると美味しんですよ」
「いいのですか?」
俺達は満面の笑みで
「ああ、一緒に食べよう」
彼女は恐る恐るステーキを口にした・・・・そして涙を流しながら
「お、おいしいニャァ」
彼女の素の声が聴けたきがする
「ほら、いっぱいあるからどんどん食べな」
「このシチューも美味しいですよ」
シェリルがシチューをミュリアに進めた、彼女は一口食べると
「凄いニャ、お肉が柔らかくてとろとろしてるニャ」
俺たちはその姿に満足し、食事を始めた
みんなで綺麗に食べました
「私のような奴隷に施しをして頂き有難う御座います、この恩は一生忘れません」
「そんなに気にするなよ、一緒に戦うんだ当然だよ」
「ミュリアー!いくぞ!でてこい!」
ヤリちんの怒声が聞こえた
「あ、そろそろ戻ります、本当に有難う御座いました」
「ああ、気を付けろよ・・・」
彼女は深くお辞儀をし、ヤリちんのもとに戻っていった
「シェリル、悪かったな急にこんなことしちゃって」
「何を言うんですか、私も同じ気持ちでしたよ、それに一歩間違えれば私も彼女と同じ運命になってたかもしれません」
シェリルも何とかしたいと思っていたのだ、彼女もミュリアの眼をみて気づいたのだろう・・
「さ、オークを討伐するか」
「はい!」
俺達は気持ちを切り替え、集合場所の戻った
「よし、これからオーク掃討作成を実行するぞ!ランクの低い奴はオークを集中して討伐しろ!固有種にあたったら単独で攻めるなよ、必ず複数であたれそして無理なら後退しろ!準備はいいな!」
「「「「「「「おう!」」」」」」
ブリッツは一度深呼吸し
「行くぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
今掃討戦が始まった・・・
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「シェリル弓で援護を頼む!!!」
「はい!」
俺たちは討伐メンバーから離れ、横から攻撃することにした、皆の前で実力を見せるのはあまりよくないと思ったからだ
「折角こんなにいるんだ、本気でやらせてもらうぞ!!!」
俺は大剣を後ろに構え、アッパースイングのように切り上げた、高速で切り上げた際に発生する真空破を地面から滑らせるイメージ
「斬・空・撃」
体の2倍はある衝撃破が地面を滑りオークの群れを破壊する
「ぐぎゃう」
一気に20匹くらいは倒したかな
「ぎゃ!」
「ぐぅぉ!」
「ぶぎゃ!」
シェリルの弓が確実にオークの急所をとらえている、流石だ俺も負けてられないな
「スピンドライブ!」
一気に10匹ほどのオークが剣に巻き込まれた、そしてすぐに右を向き
腰、肩、腕、手首の捻りを統一させ、前方の敵一直線に貫くイメージ
「ラウンドスライサー!」
1匹のオークに向けてその技を放つその瞬間オークの胴体が円状に抉れて消滅した、さらにその後ろにいるオーク達も顔が半分だったり、お腹のあたり、顔全部、付近の木などを巻き添えに抉ったのだった
「中々の貫通力だな」
俺は自分の技に満足しながらオークを蹂躙していった
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「ここら辺はもういないかな」
「そうですね、さすが和弘様です」
俺たちは気づいたら200匹以上のオークを狩っていた
「こっちには固有種はいなかったな」
「どうやら、あっちの方にいるみたいです、ただ戦闘中のようです・・ん?この気配は・・和弘様急いで行きましょう」
シェリルが焦りだした・・まさか・・・
「わかった、案内してくれ」
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「なんだこのオークは!!」
驚いていいるのは、そうヤリちんことラインハルト
彼の戦い方はミュリアを盾にしその隙にオークを討伐するというものだった
今回もその作戦を行っていたらしい
「おい、起きろ!さっさと守れ!」
彼女、ミュリアは動けないでいた
いつもの様にミュリアを盾にし、オークを狩っていった、しかし調子に乗りすぎたのか固有種と出会ってしまった
ヤリちんは侮っていたのだろう、ミュリア盾にするも一撃で吹き飛ばされていた
「お、おいお前たち援護しろ!」
魔法使いがファイヤーボールフを唱える、炎の玉が敵を焼き尽くす・・はずだった・・
「魔法が効かない!」
「そんなバカな!」
「こいつをくらえ!」
剣士の女が斬りつける
「きゃあ!」
そのオークは軽く剣を弾いていた
「お、おい嘘だろ?」
ヤリちんは震えていた・・・
なんだこれは?こんな強いやつがいるなんて聞いていない・・・に、にげなくては・・
「うわぁぁぁぁぁぁぁ」
ヤリちんは仲間を残して逃走した
2人の女はその光景を呆然としていた・・・逃げるタイミングを確実に逃したのだった
オークが彼女達に集まっていく
「や、やめて・・」
「だ、誰か助けて・・・」
2人の願いは叶うことはなかった・・・・
「和弘様!状況は相当まずいようです」
「あとどれくらいだ」
「もう少しです」
頼むミュリア、無事でいてくれ・・・
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置いて行かれた2人の女は虚ろな目をしていた・・・
代わる代わるオークに前も後ろも全身汲まなく犯されたのだ
彼女達が物言わぬ人形になった頃、1匹のオークが気絶している女に気が付いたのだ
「ぐふふふぅぅぅ」
ゲスな笑みを浮かべながらその女に近づいていく・・・・
そして服に手をかけた瞬間
ザシュ!!
オークの腕が宙に舞った
「危なかった、シェリル!彼女を頼む」
「はい、気を付けて下さい、相手に固有種がいます」
「わかった」
俺はまず、オークに犯されている女達を助けることにした、正直見ていていいものではない
一足飛びで近づき首を刎ねた、そして彼女達を抱えシェリルに預けた
「さすがに気の毒だな、あいつに見捨てられたんだな」
収納から毛布を出し気を失っている彼女達に掛けてやった
「さて、殲滅開始だ!!」
オークの話はもう1話続きます




