表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界チートは拠点  作者: ポチだんご
9/12

8話

アリ、ハチ、狼の戦いが今始まった。

まず、家の狼たちは口から炎を吐き出して攻撃。

対して、アリ達はギ酸?を吐き出してこれに対抗。

そして、ハチ達は空中から針を飛ばしたりヒットアンドウェイで攻撃している。

空中のハチさん達が有利?

ものの数十秒で目の前が戦場と化しております。

俺がポケーっとしているとゴロウとチビ助も戦場の中に行こうとしているのを見て慌てて止めた。


「こらこら、お前達はダメ。絶対ケガするだろが」


俺は2匹を抱えて、迷い家の前まで避難する。

幸いにして、迷い家の能力なのか家にまでは被害が届かないようだ。

庭にある命樹も無事。

しかし、近くの森は悲惨な事に。

あちこちで、樹が倒れ、地面がえぐれ火の手が上がっております。

数の利はこちらが不利のようだが、ハナが言った通り進化した狼たちは圧倒的な強さを見せている。

アリの固そうな外骨格?も簡単に引き裂いてるし、空中にいるハチ達も炎の玉をけん制に使って、他の狼が上手く連携を取って、高くジャンプして落としております。

これには、隊長格のハチもアリも驚いているようで、うまく指揮を取れずにいる。


「我が軍は圧倒的ではないか!」


何て呟いてみる。

一度は言ってみたいよね、中二病かもしれんが。

俺の言葉を理解してるのか、分からんが、ゴロウとチビ助もフンスと鼻息をたてて偉そうだ。


というかだな。

いきなり俺を王様にしてあげてるようだが、王様の前で争うってどうなのよ?

人間社会じゃ不敬だと思うんだよ。

まあ、奴らはモンスターだし、俺もよくわかってない状況だけどさ。

それでも人のテリトリーというか家の前ですごい惨状がおきてるわけよ。

王っていうなら、お前ら家臣になるんだよな?

勝手に暴れたらいかんじゃろうが。

王様って偉いよね?

その王様が俺なんだよね?

拠点さんもこの大森林を支配地って言ってたし。

あいつらも王って呼んでたし、俺、もしかしなくても偉いんじゃねえの?

暴論だろうけど、ここはもう俺の拠点の支配地だよな?

そう思うと何かイライラしてきたぞ。


俺は気功を使い、大きいく息を吸って精一杯の声を上げた。


「てめらいい加減しろ!俺を王と呼ぶなら王の許し無く俺の目の前であばれるんじゃねえ!」


静寂が訪れた。

思いのほか気功を使うと声がでかくでるんだな。

それに、戦っていた全員がすくみ上ってる気がする。

覇王の覇気でもてにいれたか?

気功は生命に直結する作用があるんだろうか?


「何を俺の家の前で暴れやがる!全員ぶちのめすぞ!」


気が高ぶった俺はそう続けた。

気功を使うチャンスだとた思った。

今の俺がどこまで出来るか分からんが、この調子だと行ける気がする。

気功の力を引き出す。

この森の力を借りる形で。


「全員、動くな!さもなければこの地上から消すぞ!」


俺は強きでいい放った。

誰もが、その言葉聞き、こうべを垂れた。

結構いけるね、俺。

王の威厳あるかもしれん。


「申し訳ありません。王よ。許可なく動いたことお詫び申し上げます」


最初にハナが言った。


「これが新たな王の力なのか。動きが取れん」


アリの隊長格もハチの隊長格も膝をついている。


「分かったなら、お前らの女王とやらに伝えろ。俺はここで待つ。挨拶がしたいならハナ達の様にここに来い!」


俺は強気のまま言い放った。


「若様、ここは一旦引いて出直すのがよろしかと」


「分かっている。生まれたの王がここまでの力を持っているとは予想外だ。王よ、此度は失礼した。改めてアントの女王と共に参ります」


アリの隊長格がそういうと、アリ達は帰って行った。


「お前達はどうする気だ?」


「我々も女王のもとに帰り、急ぎ、王のご意向をお知らせします」


ハチ達もそういうと去って行った。


「王よ、此度は勝手なふるまいお許しください」


ハナはそういって俺に近づきこうべを垂れた。


「いいよ。ハナは俺を守ろうとしてくれたんだろ?それなら問題ない。それよりここの惨状をどうにかしようか。せっかくの俺達の住処が滅茶苦茶だ」


「畏まりました。皆者、整地を始めるぞ」


ハナがそう言うとヘルハンドスロープ達は人型に変身していった。

やっぱり、人型になれるのね。

見た目は獣人って感じ。

大事な所は毛皮で覆われていて、手足や顔、などが人になっている。

ハナの人型はナイスバディです。

ありがとうございました。

胸の谷間に目が行くのはしょうがないと思います。

うん、俺も男の子ですから。

ヘルハンドスロープの人型体系により、俺の家の前はあっという間に綺麗になりました。

俺?何もしてないよ。

迷い家のマイホームでゆっくりタロウとチビ助とじゃれながらお茶を楽しみながらゆっくりしてました。


それにしてもこの森にはいろんな勢力がいるんだな。

アリとハチ。

他にもいるのかな?

出来たら森なんだからエルフとか会ってみたい。

それにしても喋れる個体がいるならそのうち進化とかして、もっと喋れるようなモンスターも出来るんだろうか?

ヘルハンドスロープ達は人型になれるんだから全員喋れると思うんだよね。

ただ、ハナしか声聞いてないけど。

ゴロウもチビ助もそのうち喋るんだろうか?

話したいような、このままでいて欲しいような気もする。

愛玩動物って話さないから可愛いとこあるよね?

この2体はモンスターだけどさ。

いつまでもこの小さいままでいて欲しいよな気もする。

お人形みたいで可愛いし。

いずれ成長して大人になるんだけど。


とりあえず、アリとハチの脅威は去ったから後はゆっくりしよ。

いずれまた、あいつらの女王とかがやって来るだろうし。

女王アリに女王バチかぁ、仲良くできるといいんだけど。

見た目的にどうなんだろうか?どちらも産卵を多くするタイプだから見た目には気にしちゃダメだろうな。

モンスターだし、グロくてもしっかり対応しないとな。

もしかした俺の配下になるかもだし。

しかし、見事にモンスターしか出会わないが人はこの世界にいるのだろうか?

モンスターばかり仲間にして魔王認定されないようにしないとな。

ま、人里がどこにあるか知らんけど。

この森広いんだよね、いつか抜け出して人とも交流持ちたいよね。

可愛い子がいたら嫁さんも欲しいし。

願望だけど。


とりあえず、昼だし飯食ってお風呂に入ろう。

奴らが暴れたからホコリがすごいのよ。

その後はゴロウとチビ助を抱き枕にしてお昼寝だな。


「おーい、迷い家さんや。お昼の用意お願い。その後、風呂入ってお昼寝するから用意お願い」


俺はそういってマイホーム迷い家に入る。

俺の意志は通じていたのか昼食は何の肉か分からんがかつ丼ぽいなにかが用意されていた。

もちろん、ゴロウとチビ助のご飯も用意されている。

昼食を取って、風呂に入ってさっぱりした所でお布団でゴロンと寝転がる。

さて、ゆっくりと……


『ゴゴゴゴゴゴ!』


何か、外から嫌な騒音が聞こえますなぁ。

俺、今から寝たいんだけど?

グーたら生活バンザイしたいんだが?

これ?やっぱり外に出なきゃダメだよなぁ。

はぁ、気が重たい。

迷い家が用意してくれた、寝間着というか浴衣?から着替えて外に出る。


「王よ、先ほどの女王たちが着きました」


「うん、ハナ報告ありがとう」


来るの早すぎやしないかい?

アリの軍勢にハチの軍勢がそろってます。

圧巻というより、怖いんだけど!?

昆虫類は数がそろうと畏怖を感じる、それもでかいし。

さて、何がどうなることやら。


拠点

迷い家

ゴブリン兵士(封印中)

命樹(仙丹の桃)

ゴロウ(レッドベアーの幼体?)

黒狼集団(リーダー、ハナ)

支配地 虚構の大森林


主人公

精神耐性

気功

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ