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3話:レジェントofバトル(前編)『試合開始まで』

@悟視点@


「さて昨日魅異が勇者になったから、俺の主人公らしさが目立ちにくなった。だが今日の大会で俺は主人公らしい主人公になり、賞品も頂くぞ!」


そういえばこの世界のバトルについて説明して無かったよな?


この世界では相手を気絶させるか相手に降参させればいい。


何故って?此処は不老不死ベールで包まれてるからだ。


気絶って言ってもダメージはあるから基本は痛さで気絶させるんだ。


「さて飯も食ったしコロシアムに向かいながら説明するか。」


だからハンマーや斧などが必ず有利じゃないって事だ。


あと属性攻撃のダメージは全部平等になってるぞ。


雷の攻撃と氷の攻撃のダメージは一緒って事だ。日本に居たら、雷の方が死に易いがな。


「おぉ、結構でかいな。」


まぁコロシアムについたし説明此処まで。


「そういえば新勇者と新魔王と新聖王は、開会式のときに何かコメントできるらしいな。


すごく心配だ。あと新聖王は誰なんだ?あと今年の参加者は200人前後位だと思う。」


[ピーンポーンパーンポーン]


「もうすぐ開会式が始まりますので、参加者の皆さんはコロシアムバトル会場、観客の皆さんは観客席まで是非お越しください。あと雷之 悟様、お母様の勇者様が迷子センターで迷子になってい‥ゲドゥハァ!!」


[ピーンポーンパーンポーン]


ゲドゥハァ!?意味わかんねぇよ!後俺は勇者の子じゃないって。


「とりあえず行くぜ!」


〜バトル会場〜


「えーこれより毎年恒例のレジェントofバトルの開催を此処に宣言します!」


[ワーワー!!]


観客は効果音扱い!?


「開始前に、今年の勇者と魔王と聖王からコメントを頂きます。っと、なんと!1年に全員の役が交代されています!今までで初めての出来事です!」


今までは、大体それぞれ同じ奴がやってたんだよな。だから勇者は去年までずっと同じ奴だった訳だ。


「まずは聖王様からのコメントです!」


「今年初めて聖王になったが名前はKIRODOだ。そして目指すは・・・優勝だ!以上。」


「短っ!次、魔王!」


「俺は様なし!?新魔王のクレーだ!俺の目標は雷之を越える事だ!」


何でコメントで俺の名前を出すんだーーーー!?


[雷之ってー?][何で勇者様や聖王様じゃ無く、一般人なんですかー?」


ほら見ろいろいろ質問が飛んでくるだろ。


「それは・・・奴が主人公だからだ!」


なるほど、それは納得だ‥


[えっ!?嘘〜][絶対主人公に向いていないと思うぞ。][絶対脇役だな]


「あの観客、後で潰す。」


「最後に勇者様のコメントです。」


「やっほー皆!私は昨日勇者になったから・・・・皆私に征服されr」


[ガス!]


ふざけた発言が出たので木槌を投げてやった・


[勇者様に何するんだー!][[[そうだそうだー!]]]


棒読みで言われても怒ってるようには聞こえねぇ。


何するって征服発言をしたから木槌を投げただけ‥って観客どもは追いかけてくるなぁ!


んっ?アイツは俺に主人公じゃない疑惑をつけた観客二人!ぶっ潰す!


「夜空の塵になってこい!」


[ドグォォン!!]


バスーカでぶっ飛ばしてやった。


「まだコメント中なんだから騒がないでよ〜。」


「誰が原因だと思ってるんだこのやろう!」


「私以外のせいだよ〜。あっ、そうだ〜。皆さん、悟は毎日毎日勇者の私を木槌やハンマーで殴ってくる悪人ですよ〜♪」


「誤解を招く発言をするなぁぁぁ!!!」


[べチャッ]


「あっワサビだ〜。」


って聞いてないし!


「え〜と、最後に主催者の校長さんからコメントがあるようです。」


「校長からねぇ・・・ってオイ!何であの人が出てくる!?」


「いや〜、今日は屋台でグッドに食いたいですなぁ。」


俺の質問を無視してしかも高みの見物か‥これでも食らえ!


[べチャ、バシャ]


「アウチ!ノォォォン!!何かが顔面に!!」


今撃ったのは皮膚にしみるほどの液体タバスコと無理矢理作った五十万度の湯が飛び出す弾だ。えっ?普通は気化する?特殊能力で作った魔法弾だから大丈夫。


「とりあえずこれで開催宣言とコメントは終了します。参加者の皆さんは控え室の方で出番が来るまでお待ちください。」






〜参加者控え室〜


「予想外に広いもんだな。」


俺は今、参加者控え室に居るんだが・・・控え町のほうが正しいか。


だって広すぎるぞこれ。なんかお店多いし人多いし。そこら辺にモニターがあるが多分試合を見るための物だろう。そこら辺に受付に戻る装置もある。


よし!喫茶店にでもいくか!




〜喫茶店〜


喫茶店の店内に入った俺だったが


「いらっしゃいませ〜、なんかおごってね〜♪」


ハァ‥魅異が居た。


「いらっしゃってません。帰ります。」


なんかワサビ臭いし帰るか。


「僕達も居るんだから帰らないでよー。」


「俺も居るぜぇぇぇぇ!!」[ツルッ、ズテン!]「ゴハァ!」


あっ、ジャルスと滑って頭を打った烈も居たのか。


「いや逆に心配だ!だが暇だから居てやる!」


こうなったら投げやりだ!


「あの、お客様がの知り合いの方がもう一人来てますが。」


そう言う本物の店員さん。誰だ?



「とりあえず連れて来て下さい。」


「この方です。それではごゆっくり。」


こいつが参加者か?


「や。元気そうですね!」


「‥どうして校長がここに居る?」


これは当然の疑問。参加者といわないでくれ。頼むから言うな‥言うな‥言うな‥


「主催者の特権を使ってここに居る・・・って所です。」


「よっしゃ!セーフ!」


参加者って言わなかったぜ!


「あっ、そうそう人数が多すぎるから、主催者の特権の能力で烈は喋れなません。」


酷っ!まぁ叫ぶだけの奴だから別に良いか。


「そういえば話があるのですが・・・・」


「おっ何だ?」


校長の話だからなぁ。大した事ないか。


「主人公を魅異に変えようかと思うのです。」


「ふーん」


「やった〜。」


・・・・・って、へ?まず魅異、喜ぶな。ジャルス、反応位はしてくれ。そして校長、マジで?


「う、嘘だろ?」


「えぇ、ナイスジョークです。」


「俺に対する侮辱かコラ!」


「YES。」


「でも騙される悟も馬鹿よね〜。」


お前に言われたらおしまいだ。


「まぁ魅異の言ってる事もあってるけどー。」


ジャルス!俺を見捨てるな!


「さて悟君の奢りですし、何か頼みましょう。店員さーん!」


ふざけんな校長め!俺に対する嫌がらせか!?学校で懲らしめてやる。


「何かご注文ですか?」


「金塊一つに宝くじ千枚でお願いします。」


何を注文してるんだ校長ゥゥゥ!!そんな物が有るわけ‥


「金塊のサイズは?」


有るのかよ!?しかもサイズまで!


「一番大きいMAXタイプで」


「かしこまりました。」


校長失格だ!学校で滅茶苦茶やってるのに、街中でも勝手すぎ!


「私は悟焼き弁当ね〜。」


俺を殺す気か!?勇者失格だぁぁぁぁ!!


「かしこまりました。」


ふ、普通に答えた・・・この人は人形?


「え〜と、僕と烈は・・・・スイーツセットでー」


そういえば烈も居たっけ。アイツは喋れないから忘れてた。


俺は何にするかな・・・メニュー無いのに何で皆は注文できた?


「俺は‥」


「貴方が悟さんですよね?材料としてこっちに来て下さい。」


「いや無理です。」(即答)


[ズルズルズルズル]


えぇ!?マジで料理になるの!?ちょっと待てやコラー!


俺の両手を持って引きずっていって着いた場所は・・・・・・


「じゃあ頑張ってくださいね〜♪」


店員帰っちゃった・・・着いた場所は広場で、何か二百人位の人が俺に視線をぶつけるかのように睨んで来る。俺が何かしたか?とりあえずいくつか質問するか。


「えっと、あんた達は誰?」


料理人かな?俺焼き弁当作る料理人か?


「俺たちは大会の参加者だ。」


代表らしき奴が言う。あぁ、何人か見たことあると思ったら参加者か。


「それで俺に何の用?」


それが肝心だもんな。まぁ怒ってるから気になるし。


「貴様は勇者様や魔王様からライバル視されているだろう?」


「俺からしたらかなり悪い迷惑だ。」


「その事と、勇者様に木槌をぶつけると言う大問題を起こしたからな!大会役員に代わって裁きを与えるから、諦めてやられる事だな!」


そういえば三回前の大会で、勇者の悪口を話してた奴ら二人が、翌日気絶した状態で見つかった事件があったな。


それ以降は勇者だけでなく、魔王や聖王の悪口を言う者まで居なくなったなからな。その時の被害者は百人くらいの奴らに襲われたといってたが、こいつ等だな。人数倍だけど。


「一つ聞く。あんた等は大会役員に頼まれて俺を襲ってんのか?」


「いや・・・違うな。大会役員に罰を頼んだが、貴様と勇者様は知り合いだからと言うくだらない理由で却下されてしまった。」


十分な理由だろそれ?後、今分かったが、こいつ等勇者宗教団体だ。


「あと待ってる間に他の奴を気絶させれば、気絶した奴は出れなくなる公式ルールがあるから、これはルール違反じゃないぞ?」


だから街の一部でケンカみたいなバトルをやってたのか。


「さて、そろそろ覚悟してもらおうか?」


「その言葉・・・弾丸をつけて返す!」


そう言い俺は銃を取り出す。


「チッ、武器を持ってたか。だが無駄だ!行くぞお前ら!」


[おぉぉぉぉ!!]


やっぱり仲間は効果音扱い!?


「水圧圧縮弾!」


[ッドゴーン!」


使いようによってはミサイルより強い水圧圧縮弾。二、三十人はぶっ飛ばしたぜ!


[くたばれぇ!」


剣を持って5人くらい来た・・・が俺は何処からか巨大ハンマーを取り出し・・・


「大回転打!」


回転して殴り飛ばした。前回に校長と魅異を飛ばしたのもこの技。


「次は突撃部隊!行けぇ!」


[うおぉぉぉ!!]


横一列になってきたー!銃を使う俺からすると厳しいが‥


「オイル弾!」


オイルをあいつらより少し前に撃ち・・・


「火炎砲!」


火の玉を撃っておいたぜ〜!結果は当然!


[ボォォォォ♪]


[熱い熱いぃぃぃ!]


うるさいし近所迷惑だ。大会に出てる奴らが、全員こいつ等なら良いな。勝つのが楽になる。


「さてと。残るは偉そうな事言ってたお前か。」


「フ、フハハ貴様程度に負けるほど俺は弱くな、ないわ!」


ワザと怖がったフリしてるように見えるって。


「でもしょうがないから、接近戦でバトルしてやりますか。」


「まぁ問題ないだろう。覚悟!」


[ガキィン!]


俺のハンマーとアイツの槍がぶつかる。あいつ槍使いか。


「連射突き!」


「縦回転打!」


[カン!キィン!」


連続で付いてくるからハンマーを縦回しで回して盾のように防ぐ。


「チッ、神堕突き!」


「ゴルフスイング!」


[ガキィィィン!]


低めに位置から突いてきたからゴルフのように振った。ちなみに名前は魅異がつけたんだ。


「ゴ、ゴルフ?」


「隙有り。近距離なら銃もありだろ?圧縮ワサビ弾!」


[グチャッ]


「!!!!!!!!」


言葉になってない叫び声をあげてどこかに走ってく‥あっ壁にぶつかった。


さて喫茶店に戻るか。




〜喫茶店〜


「やっと戻ってこれた!」


「お〜、戻りましたか。」


あれ?どうした校長?安心したような顔して。


「いやぁ、よかったね〜。戻って来なかったらどうしようかと、心配してたんだよ〜。」


「そうそうー。」


元凶?の魅異にジャルスか。だが俺って心配されてたんだ‥


「皆、心配かけてすまなかった。」


一応謝っとかないと。


「気にしなくて良いって〜。ちゃんと戻ってきたんだし、店の代金は何とかなりそうだからね〜。」


・・・・・・・・・は?


あ〜お店の代金の心配ね。納得納得。


「ちょっと待て、いったい代金は何セル‥」


[ピーンポーンパーンポーン皆さんにご報告いたします。


大会参加者の二十一分の二十人位が気絶していて大会参加不可能となり、


少し組み合わせに変更が有りまして次のバトルは


勇者様 VS 魔王様


聖王様 VS 悟様


ジャルス様 VS 烈様


MIST様 VS RT・DX+様


X・クレスト・七世様 VS FJ+アッタル様


の順番となりました。


一回戦目の参加者の方はコロシアムに入場してください。


「あっ出番だ。すみませーん!コロシアムへ送ってください。」


「かしこまりました。こちらへどうぞ。」


魅異の最初の相手はクレーか。俺はテレビ(モニター)で観戦するか。


「ってかこの対戦表は都合良過ぎだろ!?」


「私がさっき創りました。」


「お前かぁぁぁぁぁ!!」

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